2021.07.25

 7月25日(日)都内にて、昨日開催された「Krush.127」後楽園ホール大会の一夜明け会見が行なわれた。

 第5試合で松本篤人からダウンを奪う判定勝利を収めた寺島輝。松葉杖をつきながら会見に出席し「大げさに松葉杖をついているだけですけど、まだ(ケガの状態は)わからないです。明日精密検査を受けます」と語り、見た目以上の激戦であったことをうかがわせた。

 デビュー以来4連勝と向かうところ敵なしだった寺島は、昨年3月の『K'FESTA.3』に出場。のちのK-1スーパー・ライト級王者・山崎秀晃の相手に抜擢されるも、2RKO負けで初黒星を喫した。同年12月『Krush.120』にて再起戦に挑むが、伏兵・斉藤雄太に3度のダウンを奪われまさかの2連敗を喫した。

 後がない状況で迎えたこの一戦の相手は曲者・松本篤人と、決して簡単な相手ではなかったが「3つ4つ聞かせる攻撃を狙っている中で、ひとつが効いてきた」という右カーフキック(膝から下・ふくらはぎを蹴るローキック)でダウンを奪取。完勝といえる判定勝利をもぎ取り「連敗抜け出せてほっとしています」と、重圧から解放された様子を見せた。

 試合後のバックステージでは「ベルトよりもリベンジを果たしたい」という目標を口にした寺島。「ベルトを狙っていないわけではない」としつつも「負けている相手にリベンジするのが、格闘家としてよりも男として一番の目標」と、借りを返す姿勢を前面に押し出す。

 2人のターゲットのうち、すでにひとりは世界王者に昇格。再戦への道のりは遠いが「結果を出して、自ずと行動で示していければ」と、ひとつひとつ積み重ねた上でのリベンジ実現に強い意欲を見せた。

寺島輝
「(一夜明けて)応援ありがとうございました。自分個人の問題なんですけど、4月に祖父が亡くなって、祖父がやっていた工場が9月になくなっちゃうんですけど、その工場の名前を自分のパンツとガウンに入れさせてもらいました。そういう面でも負けられない試合だったので、勝ててほっとして、連敗を抜け出せてほっとしているのが一番の気持ちですかね。

(勝利した瞬間の心境は?)ほっとした、ですかね。連敗してるからっていう怖さがすごくあって、ほっとしたのが一番です。(カーフキックは狙っていた?)3つ4つ効かせる攻撃を狙っていて、そのうちのひとつが効いてきたので狙った、という感じでしたね。

(試合後に『やりづらい』と感想を残していたが、この試合で学んだことは?)セコンドの指示が一番耳に入っていた試合でした。こういう難しい選手とやれたというひとつの自信になるし、勉強というかこういう選手と戦っても勝てるなという自信になりました。(ケガの状況は?)大げさに松葉杖をついているだけなので、まだわからないです。明日精密検査を受けます。

(バックステージでベルトよりもリベンジという言葉があったが、その真意を改めて)ベルトを狙っていないわけじゃないし、ベルトを目指して、一番を目指してはいますけど、戦績的に2回も負けています。プロでやっている時点で負けるつもりはないので、負けている人にリベンジをするのが、格闘家としてよりも男として一番なのかなというのは大事にしています。誰も見たくないといっても、俺個人の感情としてはやられた人にやり返さないと、という真意ですかね。男としてです。

(ターゲットは2人、どういう順か希望は?)それはないですけど、一人は世界チャンピオンなので、順番は決まってくるのかな。その世界チャンピオンに試合前から2連敗の俺が名前を出すのは。自分の立場もわかってるし、それは結果を出して自ずと行動で示していければなと思います」

 

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