2021.07.02

 東京・クロスポイント吉祥寺にて、7月17日(土)福岡国際センターで開催されるECO信頼サービス株式会社PRESENTS「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1ライト級タイトルマッチ~」の[スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]で田村陽典と対戦する不可思が公開練習を行なった。

 キャリア59戦目にして初めて生まれ故郷の福岡で試合に臨む不可思。「昨年(11月に)K-1福岡大会が初開催された時も出たいと思っていました。大分で試合をしたことはあったんですが、僕の親父が福岡の人間で、福岡にはおじいちゃんや親戚がいるんですよ。一回おじいちゃんに試合を見せたいと思っていて、冥土の土産じゃないですけど、間に合ってよかったです(笑)」と福岡で試合をすることは長年の夢だったと明かす。

 前戦となった3月K-1武道館大会での山崎秀晃戦では打ち合いに行った結果、1R1分10秒でKO負けを喫した。「試合に向けてやってきたことや作戦があったんですけれど、いざ試合本番になったら楽しくなって作戦を無視して全然違うことをしてしまった。試合後は周りから『盛り上がった』と言われましたが、負けたという結果しか残らない。結果が全てではないですけど、結果を出していかないといけないと山崎戦で考えさせられました。応援してくれる人のためにも結果を出していきたい」と作戦無視で打ち合ったことを反省している。

 そのうえで「まずは最低限、トップどころに勝つためにはハートが熱くても冷静に作戦をやれるような頭がないと勝っていけない。それがよく分かったので、次からは熱い試合を見せつつ、頭は冷静にやるべきことをやっていきたい。熱い試合をしても結果を出さないと意味がない、何も残らないと思ったので、しっかり結果を出していくことが今のテーマです」と不可思。

 今回の相手の田村は打ち合いを好み、不可思と打ち合いたいと宣言しているが「冷静に相手を見て、そこで打ち合いをするべき状況だと判断したら、打ち合いにいきます。今まではそういうことがなく、打ち合いに行きたいから行っていた感覚でした。楽しむところは楽しんで、やるべきことはやって倒す」と続ける。

 これまで様々な団体でタイトルを獲得し、58戦を誇る不可思にとって、タイトル獲得歴がなく23戦の戦績の田村との一戦は、勝って当たり前と思われる試合だ。「負けた時に失うものが大きいので、そういう怖さはありますが、それを考えてしょうがない。油断が生まれても何もいいことはないので、相手がどういう選手だろうと自分がやるべきことを冷静にやる。それができれば勝てると思います。相手のキャリアは考えていない」と“冷静に打ち合って倒す”ことを己に課している。

 そのためにも「以前はディフェンスが甘かった部分があったんですけど、今はディフェンスの部分もしっかり考えながら動くことを意識している。それがかなり良い形に仕上がってきています」と弱点だったディフェンス面にも強化。この日の公開練習では得意のパンチだけでなく、キレのある左右のミドルを披露しており「蹴りの感覚もいいので、蹴りも良くなっています」と自信を見せた。

 公開練習前には試合順も発表され、不可思が希望する第1試合での登場が正式決定。「自分は第1試合でやるのが好きなので嬉しいですね。福岡大会にしっかり火をつける、いい仕事をしたいと思います」と九州大会の火つけ役になるつもりだ。

 最後に「まだK-1チャンピオンになるという目標は何も変わっていない。そこに近づいていけるように1試合1試合結果を出していきます。しっかり盛り上げていい大会になるように熱い試合を見せます」とファンに力強いメッセージを送った不可思。悲願のK-1王座に向けて、福岡の地から再始動だ!

 

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