2021.06.10

 愛知・名古屋JKファクトリーにて、6月25日(金)東京・後楽園ホール「Krush.126」の[Krushフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・岡嶋形徒と対戦する王者・新美貴士が公開練習を行った。
 昨年11月にトーナメントを制して、第5代Krushフェザー級王座に就いた新美。今年2月の初防衛戦では過去に敗れている斗麗選手にリベンジを果たして、初防衛に成功した。

 過去に敗れている相手との防衛戦ということで「試合前は不安があった」という新美は「それを払拭するためにはたくさん練習して乗り越えるしかなかった」と己に厳しい練習を課して試合に臨み、過去最強クラスの挑戦者からベルトを死守。「少しずつかもしれないけど、強くなれるということを実感できた」と振り返る。

「前回は厳しい戦いだったんですけど、接戦を乗り越えて勝つことが出来てよかったです。(勝因は?)一つはサウスポー対策が上手くいったこと、もう一つは多少被弾してでも前に出て自分のペースを掴めたことだったと思います。

(試合については)結構不安でしたね。でもそれを払拭するためにはたくさん練習して乗り越えるしかなかったので、とにかく練習で不安を解決しました。(リベンジ・ベルトを防衛して自信は増した?)自信はつきましたね、試合に勝ったことに加えて、一つ一つ課題をクリアしていけば、少しずつかもしれないですけど、強くなれるのかなということを実感出来ました」

 2度目の防衛戦の対戦相手となる岡嶋は、斗麗と同じく昨年7月にKrushで対戦して敗れている相手だ。新美は「やはり1度負けている相手なので、いずれリベンジする機会があるのかなって思っていました。それが今来たなという感じです」と今回の試合が決まった時の心境を語る。

 前回の岡嶋戦を「技術に走ってしまって、作戦通りに戦えなかったことがあったんですけど……自分が単純に弱かっただけだと思います」と振り返る新美。セコンドについた名古屋JKファクトリーの小森次郎会長が判定を聞かずに控室に戻ったほど、反省点の多い試合だったが「あの負けがあったからこそ、改めて自分のスタイルを見つめ直すことができましたし、考え方も1から変わりました」。

 その言葉通り、岡嶋戦のあとに行われた第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントでは、試合開始から終了までフルラウンドで攻め続ける新たなファイトスタイルを確立し、王座獲得&初防衛を成し遂げている。

 新美は岡嶋のファイトスタイルを「攻撃力もあって気持ちも強い」と評価する一方「岡嶋選手に限らず、自分は圧倒的に目の前の敵をボコボコにして倒すことを考えている。岡嶋選手が前に来るか、距離をとるか分からないですが倒して勝ちたい」と断言。「形は防衛戦ですけど、挑戦者のつもりで戦う」と岡嶋戦に向けた心境を語った。

「純粋にリベンジの機会を与えてもらったことはありがたいことですし、このチャンスを逃す訳にはいかないのでしっかりリベンジします。リベンジのチャンスがいつ来るか分からなかったのですが、自分がチャンピオンになったことで早い段階でリベンジするチャンスが来たと思うので、それは本当にうれしいです。一応形は防衛戦ですけどそんなに防衛戦というつもりではなく、挑戦者のつもりで戦おうと思います」

 ここで岡嶋選手に勝ってベルトを防衛すれば、K-1出場も見えて来る。またK-1フェザー級は椿原龍矢がチャンピオンになり“戦国時代”とも言われている。新美は防衛戦の先にあるK-1参戦について、こう話している。

「K-1に出られるチャンスがあるなら是非出てみたいですが、目の前の岡嶋選手に勝たないと、その話も遠のくと思っているので、まずはここでしっかりと勝ちます。(K-1王者の)椿原選手は、ずっと同じ距離にいないで戦うすごく強い選手だと思っています。やはりK-1チャンピオンとしての実力を持っている選手だと思います。その一方でフェザー級戦線は、下の階級から上げてくる選手もいて、選手数も揃ってきてまさに激戦区だと思います」

 インタビューの最後を改めて「圧倒的に勝つ」と圧勝宣言で締めた新美。2月に続いて王座防衛&リベンジを達成できるか?

 

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