2021.06.11

 神奈川・谷山ジムにて、6月25日(金)東京・後楽園ホール「Krush.126」の[Krushウェルター級/3分3R・延長1R]で寧仁太・アリと対戦する山際和希が公開練習を行なった。

 前戦となった今年1月のKrushウェルター級タイトル初防衛戦では加藤虎於奈に判定負けを喫し、王座陥落した山際。

「去年8月にああいう勝ち方(近藤魁成の手首負傷によるTKO勝利)でKrushチャンピオンになって、全然満足できていませんでした。誰もが認めるチャンピオンになりたいという想いがでてきたことで、今までの戦い方を変えて1月の試合までに倒しにいくスタイルを作り上げようとしました。攻めるスタイルで挑戦したところ、それがうまく行かず、相手の距離に入って打ち合うと被弾も増えてしまったなと。あと、ディフェンスも今までと比べて甘くなっていたと思います」と敗因を語る。

 その試合内容・結果を踏まえて、所属する谷山ジムだけでなく、ボクシングジムでの出稽古も行っている。

「ボクシングジムに通い続け、ここ1、2カ月間でようやくパンチに自信が出てきたので、今までの蹴りをうまく組み合わせることを意識しています。元々右ストレート、右フックは威力がありましたが、今は精度も遥かに上がって左のパンチでもだいぶ良くなったことでどのパンチでも倒せますし、蹴りも元々威力には自信があるので技を選ばずに倒せます」とパンチの進化に自信を見せ、2分1Rのミット打ちでも得意の蹴り技だけでなく、パンチも披露して仕上がりの良さをアピールした。

 今回の相手、寧仁太は4戦4勝4KOとパーフェクトレコードを誇る22歳。51戦のキャリアがあり、32歳の山際とは戦績、年齢と共に大きな開きがある。「相手は相当自信があるからこの一戦を受けたんでしょうね。僕がやってきた51戦というのは簡単な試合はなかったので、僕のキャリアをなめるなよ、という想いはあります」とイラ立ちを見せる場面も。

 しかし、「僕よりもベテラン選手はなかなかいないと思っていて、僕としては若くて強い選手を倒すことが今のモチベーションになっているので、それにぴったり当てはまる選手。僕はキックボクシングを始めたのは大学生の時でした。趣味で始めたのですが、城戸(康裕)さんとスパーリングするのが嫌でほとんどジムには来ていませんでした。それから時間が経って、気合いが入り、本格的に練習するようになりました。キックを始めたのが遅くても、小さい頃からやってきた選手と肩を並べられるというのを証明したいというのもあるので、若い選手との対戦は燃えますね」と試合に向けてのモチベーションは高いという。

 寧仁太は当然KOを狙ってくると思われるが「真っ向から打ち合って僕もKOする気満々で臨みます。かなり仕上がりも良くて僕も自信があるので、今やっていることを出せればしっかり倒せると思っています」と逆にKOすると宣言してみせた。

 寧仁太戦後は、当然狙うのはKrushベルトの奪還を目標に掲げた山際。

「やはりKrushのベルトは獲り返したいですね。獲った時はああいう勝ち方だったので実感は沸いてこなかったのですが、失ってみてチャンピオンから普通の一選手になったことで周りの評価が違ったり、声の掛けられ方が違って、やはりベルトというのは大きかったんだなと凄く感じました。タイトル奪取に向けて若くて目立っている選手を一人一人倒していきたいですし、加藤選手にもリベンジしたいなと。昨年10月のビッグバン10周年記念興行ではFUMIYA選手にもKO負けているのでリベンジしたいですし、近藤選手にも勝ったと思っていないのでそういう選手との一戦一戦をクリアーしたい」と具体的なベルト奪還に向けたストーリーを語った。もはや失うもののない山際は再始動初戦でどのような戦いを見せるか?

 

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