2021.05.26

 東京・K-1ジム総本部にて、5月30日(日)神奈川・横浜武道館で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN」(※5.23大田区から延期・変更)の[K-1バンタム級日本最強決定トーナメント]に出場する萩原秀斗が公開練習を行った。

 橋本実生の欠場を受けて、大会6日前に急遽トーナメントへの出場が決まった萩原。思わぬ形でのK-1参戦となり「自分の中でイメージしていたものとは違う形でK-1参戦が決まりましたが、やることは同じです。橋本選手が6日前に欠場になって、誰も代わりに僕が出場することは予想していなかっただろうし、誰も僕が優勝するとは予想していないと思うので、トーナメントでは1つ1つ勝ち星を取るだけです」と意気込みを語る。

 今回のバンタム級トーナメント開催が決まった当初は「SNSでトーナメント開催のニュースを見て、出場できる選手は『めちゃ羨ましい。いいなぁ』と思いました。今までの僕だったらすぐトーナメントに食いついていたと思いますが、一つずつ階段を上って勝ち星を上げて、実力を付けからK-1に出ると決めたので、僕には別の道があると解釈していました」。

 というのも萩原はKrushフライ級(-51kg)の新設に伴い、バンタム級からの階級転向を決意。6月25日(金)東京・後楽園ホール『Krush.126』で山脇飛翼とフライ級で対戦することが発表されており「Krushで一つずつ勝ち星を重ねて、Krushフライ級のベルトをしっかり獲ってからK-1の世界トーナメントに出る計画でした」とKrushフライ級で結果を出したうえでのK-1参戦というプランを描いていた。

 そうしたなかで届いたバンタム級日本最強決定トーナメント出場のオファーだが、萩原は「(梶原)龍児さんからお話をもらった時はさすがに気持ちが追いつかなかったのですが、試合を即決して、残り1週間をどう仕上げようかと考えました。昨年12月の試合が終わってからずっと強くなるための練習は続けていて、6月のKrush出場が決まっていたのでいきなり試合が決まっても問題ないという感じです。身体の状態もいいし、精神状態も乗っている」と断言。

 K-1ジム総本部チームペガサスは昨年から練習スタイルが変わり、プロ選手をそれぞれチーム分けする形を取っている。萩原は細分化されたチームのリーダーを任され、梶原代表から「今回こうやっていきなり試合が決まったけど、しっかり結果を残せ。試合を受けるのは誰でもできるけど、しっかり勝ち進んでチームのみんなにもカッコいい背中を見せてくれ」と熱い言葉をもらった。この日の公開練習では梶原代表を相手にミット打ちを行い、仕上がりは順調であることをアピールした。

 一回戦で対戦する大村修輝については「動画を見たらオーソドックスとサウスポーの両方をやったり、打ち合いも強くて気持ちも強い。頑張り屋さんの印象がありました」と分析し「まだ完全ではないですが、3割くらいは試合のイメージが出来ている」とこれから大村攻略のイメージを作っていく段階だ。
 トーナメントの勝ち上がりについて聞くと「準決勝は壬生狼一輝君、反対ブロックの選手たちも強いですが、松本日向選手が上がってくると思います。去年、2人(壬生狼・松本)の試合を見て選手はあああるべきだなという刺激にもなりましたね」と語る一方「優勝する自信はありますし、急に僕の出場が決まったというのはいい流れだと思っているので、余計なことは考えずに開き直っています。いい意味で今までの自分の殻を破れるいいタイミングかなと思っています」と自信を見せる。

 橋本欠場前のトーナメント出場メンバーの平均年齢は20.75歳と、まさに新世代ファイターたちが集まるトーナメントだった。キャリア29戦、今年で27歳になる萩原は最年長での出場となった。

「平均年齢を上げてしまうことになり、すみません(笑)。他の出場選手の試合を見たところ、試合内容、ファイトスタイルは若々しくてガンガン系でした。僕はまた別の形でいい味を出していけたら。今からできることはもう5日しかないのでかなり限られていますが、特にこれまでと変わりなく、今までずっとやってきたことが身体に染み付いています。今までの色んな経験があるから勝つことができると思っていますし、プロキャリアも今年で7年目なので、特にトーナメントに参加するからと言って練習内容を変えることなく、精神面もだた最高の状態に持っていくだけです」

 急遽決まったビッグチャンスで萩原は何を見せるか。最後に萩原はこうファンにメッセージを送った。
「こつこつ頑張っていてもチャンスは巡ってこない選手はたくさんいると思います。でも絶対に諦めないで一個一個自分が決めていたことをやっていたらチャンスは巡ってくるし、そのチャンスを掴むこともできる。今回のトーナメントではそれを見てもらいたいです。プロキャリアの全てを懸けて優勝を獲りに行きます」

 

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