2021.05.14

 千葉・ウィラサクレックジム幕張にて、5月30日(日)神奈川・横浜武道館で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~」の[スーパーファイト/‐75kg契約/3分3R・延長1R]で神保克哉と対戦するブハリ亜輝留が公開練習を行った。

 公開練習ではパンチで1分、キックで1分のそれぞれのミット打ちを披露したブハリ。これまでの3勝3KOという戦績を証明するように破壊力のある打撃を見せつけた。パキスタン人の父と日本人の母を持ちつブハリだが、日本生まれの日本育ち。中学1年生の時にテレビでK-1のバダ・ハリの試合を見たのをきっかけに格闘技の道に入った。

「サッカーとか野球とか一通りやりましたね。ただ、球技が個人的に楽しくないというか、もっとぶつかり合うスポーツのほうがいいなと思って。そう思っている時にテレビでK-1を見たので、そのままのめり込んでいきましたね」

 中学1年生で通学路にあったボクシングジムに入門し、3年間続けた。高校進学後はキックボクシングに転向し、19歳まで続けていたという。その間にはグローブ空手の試合にも出場するなど、10代の大半は格闘技に没頭した。

 大学進学後はキックボクシングから離れていたそうで、卒業後に実業家の父や親族と共に渡米。現地でガソリンスタンドを経営する会社の経営に携わっていたという異色の経歴の持ち主でもある。しかし、トランプ政権時代に長期ビザの更新が難しくなり帰国。その時に出会ったのがウィラサクレックジム幕張だった。

「ビザの更新を待っている間、やることないなと思って」と、暇潰しのために久々に体を動かそうと思ったのが、格闘技に復帰したきっかけだったという。19歳でキックボクシングを辞めた後はランニングやウェイトトレーニングのみで特定の競技はしていなかったというブハリだが、10代の頃に培った格闘技のパワーと技術は6年間のブランクがあっても健在だった。

「最初にタイ人の先生が持つミットにワンツーを打ち込んだ瞬間、『プロ?』みたいに聞かれて(笑)」と驚かれたというブハリ。すぐにそのタイ人の先生から「『プロになる。強い力使わない、もったいない』って言われて、3カ月後にプロデビューさせられました(笑)」と、猛プッシュを受けてプロ格闘家になったという。そこから現在まで4戦して3勝1(3KO)1分という戦績を積み上げ、格闘技を始めるきっかけとなったK-1の舞台に辿り着いた。

 今回対戦する神保については、「キャラクター的にはパワーでガンガン来るタイプかと思いきや、特攻隊長とか言ってるぐらいですから特攻魂なんだと思いきや、テクニックのあるテクニシャンという印象ですね」と語ったブハリ。

「成績だけ見たらもの凄く格上に当てられたっていう形なんですけど、経験以外は全て勝っていると思っているので、試合に関しては何も心配なく臨むし、これから自分がプロとしてやっていく上で凄くいい経験になるので、そこの最初の壁を乗り越えていきたいと思います」と、神保について臆するところは何もない。むしろ「KOじゃなかったら意味がないと思っている」と自信を見せる。「プロ5戦目の僕がこのK-1に呼んでもらった理由は自分なりに理解しているつもりで、KOという結果を起こすために僕は呼ばれたと思っている」とKO以外は頭にないようだ。

 K-1にはまだ-75kgの階級はなく、この神保とブハリの試合内容次第で新階級創設の機運も高まってくる。前回のKrush-EXでは72kg契約で試合をし、計量の日には「一人じゃ歩けないぐらいで、目もよく見えない、耳もよく聞こえないぐらいだった」という状態に追い込まれていたブハリにとって、75kgは適正体重。「今回派手にKOで試合を終わらせて、是非75kg級を作っていただきたいなって思っています」と新階級創設にも意欲的。目指すは「75kgの初代チャンピオンになることです」と大きな目標を掲げ、初めてのK-1のリングに立つ。

 

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