2021.03.02

 3月2日(火)、都内・PURGE TOKYOにて、3月21日(日)東京ガーデンシアターで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.1~」の[スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]で村越優汰と対戦する芦澤竜誠が公開練習を行なった。

 公開練習では、サンドバッグを使って腹筋をしながら掌底で連打するというトレーニングを披露した芦澤。これは矢口哲雄トレーナーが考案した練習で、パンチを打つ時の体の固め方や腹筋の強化、そしてバランスを良くする効果があるそうだ。芦澤が「やばい」と言うほどの過酷なトレーニングで、最近取り組み始めたようだが、「今後一生ずっと取り組んでいこうと思っています」と、その効果に手応えを掴んでいる様子だった。

 芦澤は一度引退を表明したものの、昨年12月のK-1両国国技館大会での島野浩太朗戦で復帰。その復帰戦をKO勝利で飾って話題を呼んだ。その破天荒な言動から「問題児」とも評されるキャラクターだが、復帰を決めてからはトレーニングに一途に取り組んでいる。「1日1時間しかトレーニングしない」という言葉も話題となっているが、「最近1時間も練習してないような気がするっす。45分とか50分とか。じゃないと無理っすよ」と、短時間で集中的に質の高いトレーニングに没頭。その成果も出てきているようで、筋肉関係のトレーナーからは、「格闘家として一番いいトレーニング方法かもしれない」とお墨付きももらったという。

 また、意識は食事面にも及び、自炊も始めた。「血液型に合った食べ物を食ってるっす。俺には俺に合った食べ物がある。ちなみに俺は牛肉と豚肉は一切食わないっすよ」と芦澤。ちなみにA型の芦澤に合った食べ物とは「白米、蕎麦。炭水化物は白米と蕎麦以外は食わないっす」とのこと。以前は「飯を食わないで酒で減量しようと思っていた」という状況だったが、「やっぱ料理とか、自分の体を作るものを自分で作るのが、それも格闘家かなって思ってきましたよ」と180度変わった生活をしているようだ。

 そのため、現在の自分に対しての自信も強い。今回対戦する村越とは2017年12月のK-1後楽園ホール大会で対戦して敗れている。しかし「そもそも、3年前の俺は俺じゃないんですよ。3年前の俺はあれだったかもしれないけど、今の俺は別人なんで」とキッパリ。「人間って、体の細胞が1年とか2年で変わるじゃないですか? 筋肉とか肉とか皮とかは3年前の俺の体じゃないんですよ。もう新しいんですよ。俺は別人」と、その成長した自分に対して自信満々だ。

 3年前の試合では村越の得意技である三日月蹴りを食らっており、「あれは痛かったっすよ。ボディは効かないもんだと思ってたけど、あの三日月蹴りは効いたっすね」と正直に告白した芦澤。だが「倒れるほどのことじゃないっす。3年前の俺はクソガキじゃないですか? 練習も何もしない。毎日酒飲み歩いてて。でも、そんなヤツにあいつの三日月蹴りがぶっ刺さっても倒れなかったわけじゃないですか? 今回の試合は効いた素振りも見せないと思いますよ」と、精神面と肉体面での進化を強調した。

 また村越は、芦澤も出場した第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントで優勝。しかし、決勝戦の相手である西京春馬は、準決勝で芦澤と対戦して足を痛めており、その影響によるドクターストップという結果だった。そのため「だから、何チャンピオン、チャンピオン言ってんの?とか、なに元チャンピオンとか言ってんのかなって」と辛辣な言葉を放った芦澤。

 村越は会見で「同じ結果にする」とコメントしていたが、「まあ、こんなはずじゃなかったと思うと思いますよ」と、不敵に笑ってみせた。

「俺が勝ったら村越選手がやってきたこととか、村越選手の人生の全てを奪うと俺は思っています。その代わり俺も負けたら全てを奪われると思っている。それは全部覚悟してるっす」と、芦澤は全てを懸けてこの一戦に臨む決意。「今回の試合は本当に勝ったほうが正義」と、現在の自分の生き様の正しさをリング上で村越に叩きつける。

 

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