2021.02.17

 神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、3月28日(日)日本武道館で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.2~」の[スーパーファイト/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R]でANIMAL☆KOJIと対戦する愛鷹亮が公開練習を行った。

 この日はパンチ中心のミット打ちで重量級ならではの強打をアピールした愛鷹。「怪我から復帰して、今、追い込みが出来ているので調子がいいですね」と笑顔を見せた。

 昨年は怪我に苦しんだ。3月の「K'FESTA.3」では王者シナ・カリミアンに挑戦し、先制のダウンを奪いながらもダウンを奪い返されて逆転負け。王座戴冠を逃した。異変はその直後に起きていた。

「控え室に戻った時に(視界に)影が出ていて『おかしいな』と思って、眼科を二つ回っていろんな検査を受けたんですけど、どちらも『異常はない』と言われてしまって。でもだんだん視野が欠けてきて『これはヤバいぞ』と。それで紹介された眼科に行ったら『両目とも網膜剥離していて、すぐ手術しないといけない』と言われて6月に手術しました。セカンド、サードオピニオンの大切さを学びましたね」


 やっと練習を再開したものの、直後に太ももの筋肉を断裂した。

「両目が良くなって『年末には試合ができるんじゃないか』と思って、練習を再開した時にスパーリングでヒザが入ってしまって。結構ひどい筋断裂でした。それが治るまでに2か月掛かって、結局、昨年は1試合しか出来なかったので、今年は頑張っていきたいですね」

 度重なる怪我を経験して、愛鷹は考え方を変えたという。

「ケアの重要性を学びましたね。それまでは体の不調があっても無理して激しい練習をしてたんですけど、気づいた時にはもう遅いな、と。痛めた箇所は早めにケアしたり、ケアに充てる時間も倍くらいにしてます。ストレッチも前はまったくやってなくて、公開練習の時にこういう安座(あんざ)の体勢で話すのも実は辛かったんですよ(苦笑)。そのレベルで硬かったんですけど、毎日ストレッチをしていたら日常生活も楽ですし、体調もいいですね」

 対戦相手のANIMALには「キャラがかぶってる」とさかんに挑発されてきたが、そのたびに愛鷹は「かぶってるかな?」と疑問だったという。

「まったくピンと来なかったです(苦笑)。正直、キャラはかぶってないと思うんですけど、いかつい感じのフォルムがかぶってるのは分かるんですよ(苦笑)。でも自分はバナナはそんな好きじゃないですし『アニマル』のキャラクターで売ってないですし。ただANIMAL選手は前回、RUI選手をKOして『ここで一気にK-1に食いついていくぞ!』と自分を挑発して、盛り上げていく気持ちがあるんじゃないですか」

 そうして、愛鷹はANIMALの意外な一面を明かした。

「福岡大会の控え室に自分の前所属ジムの師匠がいたんです。ANIMAL選手は『盛り上げるために対戦アピールして、すみませんでした』と師匠に謝ってから『愛鷹選手とどう戦ったらいいですか?』とアドバイスを聞いたそうです(苦笑)。大胆な性格に見えて、すごく繊細で、意外に頭で考えて戦うタイプじゃないかな」

 ANIMALとは「力と力のぶつかり合い」になると予想している。

「総合の選手で、左右フックで振ってくるイメージで、自分にとっては一番やりやすいと思いますね。戦い方をどう変えてくるかは分からないですけど、変えてきたとしても倒せる自信はありますね」

 当然、同じ大会でおこなわれるクルーザー級タイトルマッチ、K-Jee vsシナ・カリミアンを強く意識している。だからこそ、ここでつまずいてはいられない。

「重量級の選手が増えてきて、前は大会の第1・第2試合だったのが、今はメイン近くになって、重量級が盛り上がってきてるのは本当に嬉しいですね。その中でも『重量級ならではのパワー』を体現していけるのが自分の特色だと思っているので。器用な方ではないので、大胆さや純粋な強さを見せていきたいなと思っていますね。今回の試合はまさに『肉弾戦』で、大会の中で一番盛り上げる自信はあります。ANIMAL選手に勝って、タイトルマッチをアピールしていきたいです」

 私生活では今年1月に元AKB48・SKE48の佐藤すみれさんとの結婚を発表。夏には第一子が誕生する。

「猫は二匹いましたけど、前は一人で練習して帰ってきてという生活だったのが、今は家に帰れば妻が待っててくれて、食事も出してくれてっていう。帰る場所があるのが自分の力になってますね。子供も出来ましたので、より一層頑張らなきゃ、という思いは増してます。網膜剥離をやってからバイクは乗っていなかったんですけど、将来的にはサイドカーを付けて子供を乗せたいと思ってます。カッコいいパパになりたいですね」

 最後にファンへのメッセージを求められると、愛鷹から「全試合KO宣言」が飛び出した。

「今年は去年の鬱憤を晴らすべく、全試合KOで勝って、必ずベルトを獲ります。応援、よろしくお願いします!」

 

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