2020.12.02

 大阪・ALL-WIN GYMにて、12月19日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.120」の[第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R]で黒田斗真と対戦する吉岡ビギンが公開練習を行った。

 10月の1回戦で池田幸司と対戦した吉岡は苦戦の末に判定勝利。トーナメント優勝候補として大きな期待を背負っての参戦だっただけに、試合後は「すごく申し訳ない気持ちでいっぱいです」と終始反省仕切り。

 改めて池田戦を「練習やアップでは1ラウンドで倒せるやり方をしていたんですけど、リングに上がって池田選手と対面するとリーチもあってやりにくいところまりましたし、ここぞと行けるタイミングもあったんですけど、入らせないような池田選手の技術が強かったというのはありました。そこを超えるのが僕の課題でもあったし、全然練習したこともできなかったですし、守りに徹しすぎました」と振り返る。

 吉岡の準決勝の対戦相手は「トーナメントの中で一番うまくて強い印象」と評価する黒田斗真に決定している。黒田は10月の一回戦で多久田和馬に判定勝利、時に激しく打ち合う場面も見られた激闘を制して準決勝へ駒を進めている。

「巧さもパワーもありますし、テクニックもすごくある印象がありますね」と話す吉岡は、黒田とかねてから親交があり「欲を言えば決勝で戦いたかったんですけど、準決勝でどちらが勝つにせよ盛り上げられたらいいと思っていて、よかったかなと思います」と、黒田との対戦が決定した準決勝への思いを語る。

 実は吉岡と黒田はアマチュア時代に一度対戦の経験があり、その時は延長の末に吉岡が判定勝利した過去がある。「対戦したのがジュニアの時だったので、どれだけお互いが変わっているか、色々楽しみです。黒田選手はリベンジの気持ちで挑んでくると思うんですけど、お互いが同じ気持ち(トーナメント優勝&王座戴冠)だと思う。その気持ちでは自分が勝っていると思う」と勝利・ベルトへの執念で上回るつもりだ。

 では吉岡は決勝戦の相手を吉岡はどのように予想しているのか。

「橋本(実生)選手はパワーとスピードで戦うと思うんですけど、萩原(秀斗)選手は当てて動いてというアウトボクシングでポイントを稼ぐ選手。どう橋本選手が距離を潰してパワーでねじ伏せるかというのが楽しみです。自分が一回戦で消えたら第二の優勝候補が橋本選手と言われているので、そこで勝ち上がってくるのか。萩原選手は持っているものがすごくあるし、タイトルマッチを経験されている。経験しているのとしていないのでは全然違うので、どうなるかわからないと思っています」

 混戦が予想されるトーナメントにあって優勝候補に挙げらる吉岡だが、プレッシャーはないのだろうか?

「むしろ刺激にもなっていますし、言っていただけているのは嬉しいことで、その声に応えないといけないという気持ちもあります。自分自身プレッシャーはなくて、用意された相手を倒してベルトをもらう。やってることはいつもと変わらないので、特にそんな大きなプレッシャーはないです」

 自信すらのぞかせる吉岡の強さの影には、前K-1スーパー・ライト級王者でジムの代表でもある安保瑠輝也の存在があるのは間違いない。「お前なら獲れる」「お前が余裕さえ見せなかったら行ける」「足元をすくわれないようにしたら絶対に獲れる」と、日頃の激しいスパーリングと併せて言葉でもトーナメント優勝と後押しされている。

 初代王者の武居由樹を筆頭に強豪の名前が連なるKrushバンタム級王座。「ベルトを獲った選手が全員強い選手なので、それに勝るような選手になりたい」とした吉岡は「6代目が一番強い選手でありたい」と王座に向けた意気込みを語る。

「キングの椅子というのは何回も取られたら真のキングじゃない。誰にも取られなくて、歴史が変わらないのがチャンピオンでありキングだと思う。どんな相手でも倒して真の価値のある、自分が創った歴史を他の選手に塗り替えられないようなチャンピオンになりたいと思っています」

 吉岡は名実ともに優勝候補としてトーナメント制覇を達成できるか?

 

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