2020.11.22

 愛知県・名古屋JKファクトリーにて、11月27日(金)東京・後楽園ホール「Krush.119」の[第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント]に出場する新美貴士が公開練習を行った。

 9月のトーナメント一回戦では対戦相手の計量失格により、不戦勝という形で準決勝進出となった新美。試合そのものは7月以来になったものの「ずっと追い込んで練習していたので、体調を崩すことなくいい感じで練習を続けています。以前より前に出て圧力をかけて倒しに行く・ダメージを与える、より勝ちやすい練習をしています」と厳しい練習を続けてきた。

 準決勝では優勝候補の一角に目されている玖村修平と対戦。新美も「このトーナメントでも一番強いであろう選手で、パンチも蹴りも色んな技が強い選手」と高く評価している。トーナメント準決勝・決勝の記者会見では、新美の「僕に攻撃は効かない」に対し、玖村は「効かせて勝つ」と真っ向から反論。新美も「僕は相手のペースに飲まれず、相手が戦いにくい・自分が戦いやすい戦い方をする。その点では大丈夫かなと思います」。
 決勝では7月に敗れている岡嶋形徒へのリベンジを掲げつつ「今は玖村選手の対策をメインで考えて、決勝のことはあまり考えていません」と、玖村との準決勝に集中している。

 1日2試合の過酷なワンデートーナメントでKrush王座を目指す新美に強力な援軍が現れた。同じ名古屋JKファクトリーの大先輩で、K-1・Krushで世界を相手に戦ってきた佐藤嘉洋だ。佐藤は新美の公開練習のパートーナーを務め、新美のミットを受けると、後輩に力強いエールを送った。

「入会当初から新美の名前は知っていたんですけど、自分が引退する直前に入ってきたので、あまり一緒に練習したことはなかったですね。(ファイターとしての印象は?)しぶとさがある選手で、斗麗選手とやったときは技の華麗さでは負けていたけど、体の圧力や根本的なダメージはいい勝負をしていたと思います。(最近の試合は)僕は7月の試合がかなり良くなかったと思っていて…、あのときは本来の実力を出せていなかったと思います。となりで見ていた友人に『これは会長にめちゃくちゃ怒られるやつだよ』と話していたくらいなんで(苦笑)。でも彼自身もものすごく反省したと思うし、それだけ今回は仕上げていると思います。

(トーナメントを勝つコツは?)僕の頃はそこまでワンデートーナメントが浸透していなかったので、一試合一試合つぶれる覚悟でやっていました。今の方がワンデートーナメントの戦い方が浸透していると思います、例えばあまりローキックを蹴らないとか。僕、一度、ワンデートーナメントの一回戦であとのことを考えずにローキックをバンバン蹴ったら、準決勝の前に血尿というかほぼ血が出たんですよ。それを会長に言ったら「やるしかないわな」って言われました(苦笑)。

(新美に期待することは?)玖村選手はかなり強敵で技も華麗ですが、しぶとさで寄り切ってほしい。相手の華麗さを潰して攻撃を続ければダメージを与えられるし、しぶとい攻撃で華麗さを完全に上回ってほしいです。そうじゃないとしぶとい人間は華麗な人間には勝てないんで。(Krushのベルトについて)僕はKrushに黎明期から参戦させてもらっていて、キャリア的に僕はKrushのベルトよりも“世界”を意識していましたけど、一緒にみんなでKrushを盛り上げてきた歴史があると思うんですよね。そういう選手たちの血も汗も涙も吸って、だんだん重みのあるベルトになってきたと思います。今、名古屋JKファクトリーの男子のプロ選手としては新美がエースだと思うので、しっかりベルトを勝ち取ってほしいです」

 佐藤からの熱いメッセージを受けて「会見で近くでベルトを見たんですけど、やっぱりカッコいいなと思って、より一層Krushのベルトが欲しいと思いました。いつも会長には面倒を見てもらっているので、ベルトを獲れば一つ恩返しができると思います。玖村選手は優勝候補で強いですけど、そういう試合の方が楽しみです。いい意味で周りの期待を裏切る試合をします」と新美。佐藤の強力なバックアップを受けて、名古屋にKrushのベルトを持ち帰ることができるか?

 

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