2020.11.20

 K-1ジム五反田にて、12月13日(日)両国国技館で開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」の[スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]で不可思と対戦する鈴木勇人が公開練習を行った。

 ミット打ちでは鋭いジャブを中心にパンチを多めに繰り出した鈴木。「前回の試合(10月18日、Krushでの松本篤人戦)が終わって1週間ぐらい休んで、すぐ練習を再開しました。今は追い込みで体は疲れてるんですけど、あまり試合スパンが空いてないこともあって減量苦もなく、いい練習ができてます」と仕上がりは順調だ。

 この試合に向けた練習のテーマを聞かれると「今はパンチを重点的に練習してます。いろんなシーンを想定しながら、それに対応できるようにというのをメインでやってます」と返答。「不可思選手はガンガン距離を潰してくると思うので、そこで当たり負けせず、パンチで打ち負けないように、という練習です」とも語り、不可思対策も順調であることを感じさせた。

 不可思の印象については、「根性がありますよね。気が強くてとにかくガンガン出てきて、それこそパンチもガンガンくる選手ですよね。あと体が丈夫で、すごくアグレッシブという印象です」。またK-1 JAPAN GROUPに参戦する以前の試合を例に挙げ、「4Rとか5Rとか、後半に力を出してガンガンくるタイプだと思いますね。K-1に来てからも、そんなに印象は変わってないですけど」と分析。

 その不可思に対し「できれば自分の距離で戦って完封したいです」と鈴木。だが、すぐに続けて「まあでも、そうはいかないと思うんで。今まで自分が戦ってきた選手とは一段階レベルが上だと思うので、自分が戦いやすい距離では戦わせてくれないと思うんですよね。なので自分の苦手な距離になったらどうしようとか、いろんなシーンを想定してやっています。そのうえで理想は自分のスタイルを崩さずに戦って、気づいたら倒れてるという試合です」と、“理想”と“現実”を並べてみせる。詰まるところ、どのような展開になっても勝つという練習を重ねているわけだ。

 鈴木は昨年11月のK-1本戦初参戦と今年2月のKrush後楽園大会で佐々木大蔵に連敗、Krushスーパー・ライト級王座も奪われてしまった。しかし7月にはFUMIYAを、10月には松本を連続KOして復活。ここで2度目のK-1本戦、そして不可思戦というのは本人にとって“いい流れ”だ。

「まあ、いい流れですね。でもあの2試合は別にKOを狙ったわけじゃなくて、結果的に最後は相手が倒れてたという感じです。今回、特にKOを狙いにいくとかはないですけど、結果的に倒して勝てればいいなと思ってますね」

 鈴木にとっては昨年11月、本人も熱望していたK-1本戦初登場が実現したにもかかわらず、敗北を喫してしまったことは大きかった。それだけに今回は「K-1本戦初勝利」が至上命題だ。

「いやホント、勝たなきゃ始まらないです。別にK-1に出るだけを目標にしてやってるわけじゃなく、K-1のベルトを狙っているんで、この再出発は絶対落とせないですよね。ここで勝ってすぐにタイトルどうこうというような甘いものじゃないと思ってるし、自分の実力は別にそんなレベルじゃないということは自分が全然分かっています。だからこの試合をしっかりと、とにかく勝って次の試合につなげること。とにかくいい勝ち方をすることですね」

 K-1王座への道の過程には、連敗している佐々木大蔵の存在も意識している。「佐々木選手もK-1のベルトを狙ってると思うし、またいつか交わることがあると思うんで、その時は意地でもリベンジしたいです」

 鈴木がもう一つ熱望しているのが「K'FESTA」への初出場。しかし先日発表された通り、今年は例年通りの3月ではなく、1月24日国立代々木競技場第一体育館で開催されることとなった。

「そうなんですよね。自分的には『ここでしっかり勝って、次は3月だな』と勝手に燃えてたんですけど、ちょっと予定が狂ったというか。もちろんこの試合を舐めてるわけじゃないですけど、出られるんだったら『K'FESTA.4』も狙っています。ファイターはやっぱり戦ってナンボなんで、『K'FESTA.4』は視野に入れてます。そのために理想は無傷で勝ちたいんですけど、不可思選手は強いのでそうも言っていられない。またボロボロになると思うんですけど、いい勝ち方をして次に行ければいいなと思います」

「不可思選手はすごく強い相手ですけど、自分はホントに実力が及ばないとは思ってないんで。真っ向勝負しても全然勝てると思うんで、当日は楽しみにしててください」と、ファンにメッセージを送った鈴木。不可思とのド根性対決は一体どうなるのか!?

 

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