2020.10.12

 10月12日(月)都内にて記者会見が行われ、12月13日(日)両国国技館で開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」の第1弾対戦カードが発表された。

 あの芦澤竜誠が約1年4カ月ぶりに復活!スーパーファイトで島野浩太朗と対戦する。島野は2018年6月に郷州征宜を下してKrushスーパー・フェザー級王座を獲得すると、同年12月に大岩龍矢の挑戦を退けて王座防衛に成功。2019年3月に西京佑馬に敗れて王座から陥落するも、Krushのリングで2連勝を収め、激戦区スーパー・フェザー級で存在感を示している。

 芦澤はスーパー・フェザー級に階級を上げて臨んだ昨年6月の両国大会でも大岩に敗れると、K-1からの引退を表明。しかし、2020年9月のK-1 DX「芦澤竜誠を殴りたいやつ、大募集」で表舞台に戻ってくると、正式に現役復帰を宣言し、今大会に参戦することに。

 中村拓己K-1プロデューサーはこの一戦について「芦澤選手は両国でリングから去って、また両国に戻ってくるのがおもしろい。島野選手はK-1に約3年ぶりの参戦。共に危ない雰囲気を持った選手同士、どんな結末になるかまったく予想ができない」と期待を寄せる。

 今回の復帰について芦澤は「アンチの企画のときに俺を注目させてくれたんで、K-1に恩返ししなきゃいけないなと思った。引退試合のときに負けた大岩選手に、島野選手は勝ってる。その島野選手をKOすればもう言うことないでしょって感じ」。

 練習嫌いだった自分を踏まえて「いまは練習が楽しい。確実に変わった芦澤竜誠を見せる」と意気込みを見せると、対する島野は「芦澤竜誠の名前はいまや特別な価値になってると思う。彼の言葉の奥にあるものが、きっとリングに注ぎ込まれると思う」と独特な表現で分析した。

芦澤竜誠
「俺って青コーナー? 俺、入場曲を歌って出てくるから、赤のほうがよかったと思うけど、まあ、いいっす。がんばります。(復帰を決めた一番の理由は?)格闘技に対する復帰は、べつに引退したのはあんなのフェイクだしって感じなんですけど。自分も色んな団体に出ようとか思ってましたけど、K-1に復帰しようと思ったり、『やっぱK-1だな』って思ったのは、K-1 DXのアンチの企画のときに、俺をK-1の大会ぐらい注目させてくれたんで、K-1に恩返ししなきゃいけないなと思いました。

 俺は両国で去っていったんで、両国でもう一回戻ってくればいいかなって。あと(一回)引退するって言ったとき、俺が負けた大岩選手に島野選手は勝ってるんで。島野選手をKOすればもう言うことないでしょって感じですかね。だから、復帰を考えました。

(休んでる期間はどんな活動を?)一年くらいは遊んでて。ここ半年くらいでしっかり練習しはじめて。半年っていうか、ここ3カ月前くらい。PURGE TOKYOに所属が変わって、練習が楽しいんですよ。前までは練習くだらないとか、『俺、練習しなくても強えんだよ』って言い訳して、やりたくない練習から逃げてきたけど、いまは練習が楽しいんですよ。確実に変わった芦澤竜誠を見せるんで、楽しみにしてください。

(音楽活動をしてたようだが?)まあ、音楽活動に関しては、こんなこと、ラッパーのヘイターのヤツらとかにまたディスられちゃうんですけど、俺がラップをやったのはヒマつぶしですから。毎日、俺たちが練習や試合が終わってクラブに行って『あっちに立ったら、俺、もっと楽しいのにな』って思う、その気持ちだけで、ただ遊びの延長でラッパーやってるだけなんで。

 俺は格闘技でここまで這い上がって、芦澤竜誠っていう名前は格闘技があってのもの。だから格闘技をおろそかにしちゃいけない。でも俺は格闘家じゃないんですよ、ラッパーじゃないんですよ、俺は芦澤竜誠なんですよ。だから俺が何をやっても、誰の真似事もしていない。だから、ワケわかんないこと言ってるヤツ、俺のことをバカとかおもしろいとか言ってるヤツらに、これが芦澤竜誠だっていう感じの試合をするんで、楽しみにしててください。

(今後のK-1の目標は?)とくにないですね。とくにないっていうか、前までは色々あったんですけど、練習してるとそんなところ目指してないっていうか。まあ、自分自身が強くなればいいんで。いまのK-1にどうこうっていうよりかも、強くなることだけ考えてやってるんで。そんなことは考えてないです」

島野浩太朗
「菅原道場、島野浩太朗です。対戦相手、芦澤選手、芦澤竜誠という名前は、いまや特別な価値になってると思います。そんな彼の復帰戦、対戦相手を務めるということ、そしてK-1という舞台、伝統ある両国国技館ということで、重んじた覚悟を持ってここに座っております。どうか注目を一つ、よろしくお願いします。

(芦澤選手のことはどのような目で見てきた?)そうですね。唯一無二の、自分の本音、生き方を持って体現することによって、考えるきっかけというものを見ている側に与える、そんなファイタ-であり、アーティストであると思います。そういう目で自分は見ておりました。選手としては、戦いにおいての殺傷能力、嗅覚というものを持ってる選手だと思います。今回の試合に関しましては、彼の言葉の奥にあるものが、きっとリングに注ぎ込まれると思うので。それがどういうかたちで結果になるのかというものに、すごく対戦相手として自分も興味があります。

(3年ぶりのK-1だが、どういう姿を見せたい?)前回はK-1のさいたまの大会に敗れて。その敗れた一戦だったり、試合に負けたっていうことよりも、それから過ごした三年間の方が、余程悔しい思いだったりとか、そういうものをたくさん感じてきたので。その点においては、そういう気持ちで過ごす三年間は、自分という人間を大きく変えてくれたと思っています」

 

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