スーパー・ライト級 (-65kg)
松本 篤人
Matsumoto Atsuto

2020.10.11
――国家公務員として多忙な日々を送る松本選手ですが、どんなスケジュールで練習しているのですか?
「普段はジムの一般会員さんのクラスに参加しています。土曜日の午後にもクラスがあるのですが、試合のない時は家族の決まりで(土曜のクラスには)月2回しか行かないことにしているんです。うちは共働きで、週末に僕が練習に出ちゃうと迷惑を掛けてしまうので。なので平日は仕事が早く終わってジムに行ける時に週1~2回、月2回の土曜日クラス、試合が決まると毎週土曜日クラスに参加という形になります」
――ということは普段の練習は月に6回から8回ぐらいなのですか?
「そうなりますね。週1の練習はキープしているのですが、週2で行けないことは多いですね」
――練習相手も一般会員さんが主なんですよね?
「はい。選手練習は午前中なので参加できず、夜の一般会員さんのクラスで一緒に練習しています」
――そういった練習量・練習環境でありながら、レベルの高いKrushで結果を出している要因はなんだと思いますか?
「対戦相手が決まるとクラスの人たちが対戦相手の真似をしてくれるんです。もちろんプロの人ではないんですけど、それでも十分練習にはなるかなって。あとはイメトレですかね。対戦相手をしっかりイメージして練習する。それで本番になったら打たれても我慢する…というか、気持ちですね。最後はなんだかんだで気持ちだと思います」
――松本選手は試合で打たれても下がらずに戦いますが、これは体の強さ、それとも気持ちの強さなのでしょうか?
「いわゆるフィジカルトレーニングはやったことがないですし、親のおかげで丈夫に育ったのかもしれないです。多少身体は強い方かもしれないですが、一般人のレベルだと思うので、やっぱり気持ちですかね。あと僕はあまり頭に血がのぼる感じにならないんです。ずっとセコンドの声が聞こえていて、セコンドの人たちの指示に従ってロボットのように動いているイメージです。セコンドの皆さんはプロで百戦錬磨の方たちですし、僕は本当にセコンドに言われたことしかしません。それが大きいのかもしれないですね」
――松本選手が格闘技を続けるモチベーションはなんでしょう?
「誰にも趣味があると思うんですけど、それが生きがいになって仕事にも家庭にもいい面が出ることがあると思うんです。自分にとってはそれが格闘技で、やっていることがプラスでしかないですね。たまたまそれがプロのレベルで試合をするところにまでなっていますけど、もし仕事だけだったら病んでいたと思います(笑)」
――そんな松本選手は格闘家としての目標をどこに置いていますか?
「自分はKrushで負けてないというか勝てているので、本当に限界を見るまで、どこまで行けるか試したいです。タイトルマッチが見えるところまで来たら、そのままタイトルまで行きたいです。あまり大それたことを言うのは恥ずかしいですし、僕が『チャンピオンを狙ってます』と言うのは専業でやってる人に失礼だと思うので言わないようにしていたんですが、もう自分も(タイトル挑戦を)言ってもいいようなレベルに来たのかなと思うようになりました」
――そういう意味では、今回の鈴木戦は大きな意味を持ちますね。
「はい。鈴木選手は前チャンピオンですし、当日に佐々木大蔵選手と中野滉太選手のタイトルマッチがありますけど、佐々木選手、中野選手、鈴木選手がKrushのスーパー・ライト級ではトップ3という感じがします。トップ3の下を見ると、自分もその一角には入っている気がしますし、去年試合をした山際和希選手がウェルター級のチャンピオンになっているので、それを見ると自分も(ベルトを)狙えるのかなと思います」
――鈴木選手の印象を改めて教えてください。
「スタイル的には完成されている感じがあって、向き合ってみないとどれぐらい圧力があるか分からないですけど、純粋に強いですよね。正直去年の山際選手より強いかなと思っています。鈴木選手のスタイルを崩せなかったら、一方的にやられて終わるだろうなと思っています」
――鈴木選手と同じ蹴り主体の山際選手には勝っていますし、同様に攻略の糸口は掴めているのではないですか?
「鈴木選手の方が山際選手よりパンチは強いのかなと思っていて、スタイル的に鈴木選手の方がやりにくいと思います。あと蹴りの高さ・軌道が山際選手はミドルだったんですけど、鈴木選手はミドルからハイも蹴るのでちょっとその辺が違うかなと思います。あとはリーチというか身長ですかね。山際選手の時は僕の方が背が大きかったのでやりやすさがあったんですけど、鈴木選手はほぼ同じぐらいなのでそのアドバンテージがないかなと思います」
――では山際選手には勝ちましたが鈴木選手はさらに強敵だと見ていると。
「色々とイメージはしていますが、本番にならないと分からないところも多いと思います。でもそこも含めて色々と考えているので、それに合わせて戦います」
――それでは1年ぶりとなる試合に向け、最後に改めて意気込みをお願いします。
「こういう時期に試合ができるのは非常にありがたいし、試合できること自体がすごく嬉しいです。ただ、試合をして終わりという訳ではなく、やるからにはもちろん勝ちに行くつもりです。僕は僕で周りから受けている期待はあるので、それを叶えるよう頑張りたいと思います。あと、作戦としては『やられたらやり返す、倍返しだ』と(笑)。ふざけている訳じゃなくて、リアルにそんな感じです。やられっぱなしにならないように戦います」
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