2020.09.03

 9月3日(木)都内にて、10月17日(土)に開催される「Krush.118」後楽園ホール大会の追加対戦カード発表記者会見が行なわれた。

 今回、新たに追加されたのは、佐々木洵樹が階級変更のために返上したKrushバンタム級王座の新王者を決定するトーナメントの一回戦だ。トーナメントには8選手が参加。この「Krush.118」で一回戦の4試合を行ない、勝者4人によって12月19日(土)に後楽園ホールで開催される「Krush.120」で準決勝・決勝となるワンデートーナメントを実施。優勝した選手が、第6代Krushバンタム級王者となる。この日発表された一回戦4試合は、萩原秀斗vs峯大樹、藤田和希vs橋本実生、吉岡ビギンvs池田幸司、多久田和馬vs黒田斗真というカードだ。

 これが約1年3カ月ぶりのKrush登場となる萩原は、昨年の1.26「Krush.97」で晃貴とバンタム級の新王者決定戦を戦い敗北。あと一歩のところでベルトを逃した経験を持つ。今回エントリーされた選手の中では最年長で、その分、苦労も積んできた。「挫折とか悔しい思いをたくさんしてるからこそ、僕はこのトーナメント制覇をして、チャンピオンになります」と、苦労人の意地でベルト奪取を狙う。

 対する峯はKrushへの参戦はこれが2戦目となる19歳。しかし、地元の関西ではタイトルを獲得した実績もあり、同じ若獅子会館所属のMOEも女子アトム級王座決定トーナメントの決勝に進出していることから、「MOEちゃんと2人で大阪にKrushのベルトを持って帰ろうと思います」と意気込む。「僕が優勝すると思っている人はあんまいないと思うんですけど、絶対優勝するんで注目していてください」と、鼻息は荒い。
 藤田vs橋本は、藤田が5戦、橋本は4戦と共にキャリアの浅い同士の対戦なるが、中村拓己K-1プロデューサーがその将来性を買って抜擢した新鋭同士の対決だ。藤田は今回エントリーされている峯に昨年の12.15「Krush.109」で敗れて以来のKrush参戦となるが、「一番大事なのは運ですね」と、自分の運の良さに自信がある様子。会見中、言葉は少なかったものの、「まず一回戦の橋本選手をボコボコにするんで見ていてください」と強気な発言を放っていた。

 一方、デビューから2連敗を喫しながらも、そこから2連勝と巻き返し始めている橋本も「こういうチャンスを掴むのがスターになる男」と、こちらも強気の発言だ。「男は根性で負けたらあかんと思うんで、根性で死んでも獲ります」と、持ち前の根性でトーナメント制覇を誓っていた。

 今回のトーナメントの優勝候補と目されているのが吉岡だ。Krushのリングでも2連勝中で、3.28「Krush.112」では元Krushバンタム級王者の晃貴を破って、インパクトを残した。「幼稚園の頃からK-1を見ていて、中学生ぐらいの頃からKrushを見ていて、まずそこからベルトを獲りたいという目標ができた」と、Krush王者になるのは子供の頃からの夢。「皆さんから優勝候補と思っていただけることは本当に光栄。期待に応えられるようにがんばりたいと思います」と、トーナメント制覇で本命視される実力を証明する。

 この吉岡と一回戦を戦う池田は昨年のK-1カレッジの-55kg級の優勝者。まだプロデビューして3戦というキャリアだが、そのポテンシャルを買われての抜擢だ。今年新卒で入った会社を先月退社。「このK-1 JAPAN GROUPでの活躍に懸けているので、成果を出したいと思っています。その成果の一つとして、そのわかりやすい形がベルトを獲ること。このKrushのベルトを何がなんでも獲りたいと思います」と、退路を断っての挑戦となる。

 多久田vs黒田はフレッシュな10代ファイター同士の対決。まだ現役高校生で17歳の多久田は2018年のK-1甲子園-55kgの王者で、プロになってからは3勝1敗という成績を残している。前回の試合となった3.28「Krush.112」では松本日向に敗れたが、「高校生のうちにKrushのベルトを獲ると決めてチャンスが来たので、ここは逃せないと思っています」と、現役高校生Krush王者を目指す。

 対する黒田も19歳。7.21「Krush.115」では元王者の晃貴と対戦。試合には敗れたものの、急なオファーにも関わらず、延長まで持ち込み晃貴を苦戦させた試合ぶりが認められた。今回はしっかりと準備期間をもらってのトーナメントへのエントリーだ。多久田が高校生のうちにベルトを獲ると決めているならば、黒田も「ハタチ前にKrushのベルトを獲るという目標がある」と負けていない。「Krushのベルトを求めて、ずっと試合をしてきたんで、ベルトを獲りたいと思います」と、10代王者を目標に掲げてトーナメントに挑む。

黒田斗真
「このようなチャンスをいただいてありがとうございます。僕はハタチ前にKrushのベルトを獲るという目標があって、今回はその目標を必ず実現させたいと思います。(一回戦の相手の印象は?)蹴りが凄く多彩でうまい印象があります。(これだけは他の7人に負けないと思うものは?)スピードもそうなんですけど、一番負けてないと思うところは当て勘ですかね。(トーナメントを戦い抜く上で必要だと思うものは?)前回の試合で延長ラウンドでスタミナが切れちゃったんで、やっぱりスタミナが一番大事かなと思っています。

(準決勝・決勝で戦いたい相手は?)準決勝は優勝候補とみんなが思っている吉岡選手とやりたいと思っています。決勝は以前コロナで試合が決まっていて流れてしまったのもあって、峯選手とやれたらいいなと思います。(ベルトへの想いは?)小学校の時に格闘技を始めて、K-1を見てキックボクシングを始めて、(K-1は)バンタム級はベルトがないっていうことなんで、やっぱりKrushのベルトを求めて、ずっと試合をしてきたんで、ベルトを獲りたいと思います。(ファンの皆さんへのメッセージは?)僕がKrushのバンタム級のチャンピオンになるので注目していてください」

多久田和馬
「前回の試合はKO負けしちゃって、タイトルまで結構時間かかっちゃうかなと思ったんですけど、この8人に選ばれてとても光栄です。一番若いのでそこからがんばっていきたいと思います。(一回戦の相手の印象は?)自分とは逆でパンチがうまい選手で、あと技術があってとてもいい選手だと思います。(これだけは他の7人に負けないと思うものは?)やっぱり自分もスピードはどの選手にも負けてないと思うし、あと蹴り技は周りの選手より多彩だと思います。

(トーナメントを戦い抜く上で必要だと思うものは?)自分も空手の時から1日に4〜5試合やって、やっぱりもらわないでダメージなしで決勝まで上がることが一番大事だと思っています。(準決勝・決勝で戦いたい相手は?)どの選手が上がってきても勝てるように。どの選手でも大丈夫って感じです。(ベルトへの想いは?)前回の松本選手との会見でも言ったんですけど、高校生のうちに獲るって決めてチャンスが来たので、ここは逃せないと思っています。(ファンの皆さんへのメッセージは?)一番年下の世代で、今年3連勝していい年を迎えられるようにがんばります。押忍!」

池田幸司
「プロ4戦目でこんなトップレベルの選手たちとベルトを懸けて対戦できるということで、凄くありがたく思っています。この中でキャリアは自分が一番浅いと思いますので、先輩たちを食ってやろうかなと思っています。応援お願いします。(一回戦の相手の印象は?)一発一発の攻撃力が高くて、打たれ強さもあってごつい選手だと思っています。(これだけは他の7人に負けないと思うものは?)自分は身長が一番でかいと思うんで、リーチとかそういうものを見せて試合をしたいと思います。(トーナメントを戦い抜く上で必要だと思うものは?)まずは一回戦の相手に集中して、しっかり勝つことが第一かなと思います。で、次のトーナメントでも相手はわかると思うので、その時点で分析もして、一個一個しっかりやっていきたいと思います。

(準決勝・決勝で戦いたい相手は?)準決勝はどちらでも。決勝は前回負けているので橋本選手にリベンジして、勝って優勝できたら一番理想的だなと思っています。(ベルトへの想いは?)新卒で入った会社を先月辞めて、このK-1 JAPAN GROUPでの活躍に懸けているので、成果を出したいと思っています。その成果の一つとして、そのわかりやすい形がベルトを獲ることだと思うので、このKrushのベルトを何がなんでも獲りたいと思います。応援よろしくお願いします。(ファンの皆さんへのメッセージは?)皆さんの予想や想像を覆したいと思いますので応援よろしくお願いします」

吉岡ビギン
「こういった大チャンスの話をいただいてありがとうございます。自分自身、ずっとこのバンタム級のベルトを狙ってきていたので、それが今目の前にあるので、先輩後輩関係なしに自分が獲れるようにがんばりたいと思います。応援よろしくお願いします。(一回戦の相手の印象は?)池田選手は身長やリーチがあって、蹴りも多彩なので本当に強い選手だなという印象があります。(これだけは他の7人に負けないと思うものは?)池田選手もリーチがありますけど、自分はどの選手よりもパワーやディフェンス力、全てに勝っていると思っていますので、がんばりたいと思います。(トーナメントを戦い抜く上で必要だと思うものは?)自分も一回戦から集中して、準決勝、決勝とその場でしっかり分析して、自分がベルトを獲るという変わらない気持ちを、準決勝、決勝とぶつけていきたいと思います。

(準決勝・決勝で戦いたい相手は?)自分も準決勝、決勝は誰が上がってきても大丈夫です。ベルトへの気持ちは変わらないんで、自分がベルトを獲れるように準決勝・決勝も倒していきたいと思っています。(ベルトへの想いは?)自分は幼稚園の頃からK-1を見ていて、それから中学生ぐらいの頃からKrushを見ていて、まずそこからベルトを獲りたいと目標ができました。今はその目標が目の前にあるので、そのベルトはずっと獲りたい、獲りたいと思ってきたので、それが叶うところまで来たので、それはなんとしても獲りたいと思っています。その後はK-1へ行けるようにがんばりたいと思います。(ファンの皆さんへのメッセージは?)皆さんから優勝候補と思っていただけることは本当に光栄だと思っているんで、その予想通り、期待に応えられるようにがんばりたいと思います。必ず獲れるように練習してがんばりますので、応援よろしくお願いします」

橋本実生
「こういうチャンスを掴むのがスターになる男やと思ってるんで、何がなんでも死んでも獲ったります。応援お願いします。(一回戦の相手の印象は?)このトーナメントには弱い人はいないんで。でも、自分がやりやすいファイトスタイルかなと思います。(これだけは他の7人に負けないと思うものは?)スピードとか階級軽いし、みんなあんま変わらへんと思うし、格闘家、男はやっぱ根性で負けたらあかんと思うんで、根性で死んでも獲ります。(トーナメントを戦い抜く上で必要だと思うものは?)持っている選手、運じゃないけど、持っている選手と最後は気持ちなんで、それかなっていう。あと自分で言うのもなんですけど、目がいいんで、トーナメントも得意な方なんで獲ります。

(準決勝・決勝で戦いたい相手は?)正直、誰でもいいです。とりあえずベルトが欲しいです。獲ります。(ベルトへの想いは?)ベルトへの想いというより、チャンピオン、ベルトを持っている奴が一番強いんで、とりあえずベルトは獲ります。(ファンの皆さんへのメッセージは?)僕、デビューから2連敗して、それでも応援してくださったり、サポートしてくださったりする人のためにも、何がなんでも死んでも獲るんで応援お願いします」

藤田和希
「このトーナメントに全て懸けます。(一回戦の相手の印象は?)自分もやりやすいかなと思っています。(これだけは他の7人に負けないと思うものは?)運の強さですかね。(運の強さを表すエピソードは?)特にないですけど、高校から結構『ミラクルだね』って言われてきたんで、見ててください。(トーナメントを戦い抜く上で必要だと思うものは?)やっぱ一番大事なのは運ですね。(準決勝・決勝で戦いたい相手は?)負けてるんで準決勝が峯選手で、決勝は多久田選手とやりたいです。(ベルトへの想いは?)ベルトを獲るために福島から上京してきたんで、ここは絶対結果出します。(ファンの皆さんへのメッセージは?)まず一回戦の橋本選手をボコボコにするんで見ていてください」

峯大樹
「今大阪にKrushのベルトがないと思うんで、MOEちゃんもタイトルマッチ決まっているんで、若獅子会館からMOEちゃんと2人で大阪にKrushのベルトを持って帰ろうと思います。応援よろしくお願いします。(一回戦の相手の印象は?)蹴りがうまいですけど、パンチもうまいんで、全部うまい選手だなと思っています。(これだけは他の7人に負けないと思うものは?)テクニックもスピード、パワー、全て圧倒しようと思います。(トーナメントを戦い抜く上で必要だと思うものは?)スタミナと最後は気持ちやと思います。

(準決勝・決勝で戦いたい相手は?)準決勝は橋本選手とやって、決勝は地元の隣の先輩の黒田選手がいるんで、周りからも楽しみと言われていたんで、恨みっこなしで試合したいです。(ベルトへの想いは?)初代王座決定トーナメントも生で見に行ってたんで、その時にこのベルトは絶対欲しいと思ったんで、それが目の前にあるので絶対獲ります。(ファンの皆さんへのメッセージは?)僕が優勝すると思っている人はあんまいないと思うんですけど、絶対優勝するんで注目していてください。応援よろしくお願いします」

萩原秀斗
「約1年以上ぶりのKrush参戦なのに参加せていただいてありがとうございます。このトーナメントで僕が一番最年長なんですけど、みんな若くて勢いがあって怖いもの知らずだと思います。みんな子供の頃からいろいろ苦労があって、それを乗り越えてきたからこそ、今があると思っています。自分も次で27戦目で、タイトルに今まで3回挑戦して、全部失敗してきて、死ぬほど悔しい思いをしてきて、でも腐らないでいろいろ試行錯誤しながら、転んでは立ち上がって、少しずつ強くなってきています。そういった挫折とか悔しい思いをたくさんしてるからこそ、僕はこのトーナメント制覇して、チャンピオンになります。(一回戦の相手の印象は?)バランス良くて、結構技術もある選手だなと思います。(これだけは他の7人に負けないと思うものは?)ベルトへの執念と勝ちへの執念です。(トーナメントを戦い抜く上で必要だと思うものは?)かぶっちゃうんですけど、ベルトへの想いでなんとか全部なると思います。

(準決勝・決勝で戦いたい相手は?)吉岡選手とやりたいです。一番強いと思うからです。(ベルトへの想いは?)キャリアの中で初めてこのベルトが欲しいと思ったのがこのKrushのベルトで、タイトルマッチであの時もラッキーで組んでもらったんですけど、敗れて、より一層欲しくなって。で、今チームでも自分が引っ張ってもらう立場から、自分が引っ張る立場になったんで、後輩たちにベルトを持ってきて、カッコいい背中を見せられるようになります。(ファンの皆さんへのメッセージは?)1年以上ぶりのKrushで、ただでさえ影が薄いんですけど、存在を忘れられてると思うので、ちゃんと10月にいい結果を出して、12月のトーナメントを皆さんが楽しみにしていただけるような結果を出します」

 また、もう一つ追加カードとして、工藤勇樹vsサッタリ・ウィラサクレックのKrushクルーザー級ワンマッチも決定。サッタリは8.29「Krush.116」でRUIと対戦する予定だったが、RUIの欠場により試合は中止に。今回仕切り直しという形で、工藤とKrushデビュー戦を戦う。「Krush.118」はこの試合も加えて、全9試合で開催されることになった。

 なお、「Krush.116」で行なわれた第7代Krushウェルター級王座決定トーナメントの決勝戦で、手首の負傷によりTKO負けを喫した近藤魁成のMRI検査の結果も中村プロデューサーが報告。検査の結果、魁成は右手中手骨と手首の2箇所を骨折していたことが判明。今後は回復状況を見ながら、所属する大成会館と協議しつつ、試合を組んでいくという。

 

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