2020.07.07

 Krush Evangelistの石川直生が7月11日(土)後楽園ホールにて開催される「Krush.114」後半戦の見どころを紹介!

※Krush Evangelist(クラッシュ・エヴァンジェリスト)……Krushの魅力と価値を幅広く伝える伝道師

[Krushライト級/3分3R・延長1R]
大沢文也vs蓮實光

「大沢くんは怪我をしてリハビリしている間に自分のジムをオープンして。ジムの代表になることがどういう変化になるのか。僕はポジティブな意味で期待してます。ジムの代表になって責任感が生まれるということで、自分を“見せる”のが大好きな選手が、どう自分をブランディングしてくか楽しみです。
 大沢選手は自分で自分のことを“チャラけている”って表現を使うんですけど、それとは逆に試合ではものすごく頭がいいんですよね。ものすごく計算された試合をして、自分が危ないことはしない。もちろん行くときは行くんですけど。高いボクシング技術に自信を持った試合をしますよね。
 特にパンチを打つ時の身体の沈ませ方。大沢選手は一瞬遅れてくるパンチ(フック)で、フックが顔に来るのかボディに来るのか、実際に対峙しないと分からないと思います。大沢選手は若い時から技術が高くて、そこからどんどんトップクラスになってきました。今回の復帰戦からどうなっていくのか楽しみです。
 蓮實選手は独特のスタイルで、総合出身らしく上半身がデカい。また総合出身の選手はローの蹴り方・当てる場所、パンチの当て方・入り方が独特なんですよね。総合出身の選手はセオリーが読めないのでやりづらいです。しかも最近の蓮實選手はKrushでの勝ち方や戦い方を覚えているので厄介ですよね。
 相性的には身体ごと入ってくる蓮實選手のパンチを大沢選手は見切るのが得意だと思います。大沢選手としては誘って誘って…スパンと切るような展開を狙っていると思います。ただ蓮實選手も最近の試合で“化けている”ので、大沢選手を食らう可能性もありますよね。一瞬も目が離せない試合になると思います」
[Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R]
鈴木勇人vsFUMIYA
「この2人は3年前に試合をしていて、このときはお互いにデビュー間もない若い時で、前半は鈴木選手が左ミドルでFUMIYA選手を止めていたんですよね。でも最終ラウンドにFUMIYA選手がパワフルなパンチでKO勝ちを収めました。その頃から2人とも今と変わらないポテンシャル抜群の選手で、いずれタイトルに絡んでくる選手だと思っていました。そしてここで再戦が実現したわけですよね。

 鈴木選手はKrushチャンピオンになって佐々木大蔵選手に2連敗するという結果が出ました。でも鈴木選手はそれをポジティブに、連敗をヒントに今回の試合を創ってきていると思います。だからより穴が少なくなった鈴木選手を見られると思います。

 FUMIYAは前回『こういうFUMIYAを待ってた!』という試合をやってくれましたよね。彼は本当にポテンシャル抜群で、いつも解説席でも『フィジカルが強い』や『パワーがある』とコメントしてきました。ただ何かの壁にぶつかって連敗していたのですが、前回の試合でKO勝ちしてやっとトンネルを抜けることができました。あの時がどんな心境だったかを聞いてみたいぐらい、勝った時の表情がすがすがしくてさわやかだったんですよね。FUMIYA選手にとっては長い連敗を経ての再戦です。

 心境としては前回の試合で勝って復活したFUMIYA選手、かたやベルトを失って連敗中の鈴木選手という試合です。これもKrusrhっぽいえげつないマッチメークですよね。そしてこの試合は再戦であると同時に、2人とも次のタイトルを見据えての試合になると思います。

 この2人はお互い武器がしっかりしています。FUMIYA選手はパワフルなパンチ、鈴木選手は軸がぶれない左の蹴り。そうやって武器が分かりやすい2人です。でも武器が分かりやすい試合だからこそ、その武器プラスアルファの対策を練ったほうが勝つと思います。この試合は後楽園ホールを揺らす試合になると思います」

[Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]
王者・佐々木大蔵vs挑戦者・近藤拳成

「今の佐々木大蔵選手はKrushで負けるところを想像できないぐらい完璧な王者です。ガードが固くて穴がない。でもディフェンシブじゃない。キャリアを重ねて動じない選手になったと思います。なぜ動じないかと言うと、危ない場面になっても自分を信じているからなんですよね。本人は『僕は地味』と言いますが、派手な試合ではないんだけど倒しにくい・負けにくい選手です。ずばり僕が現役だったら苦手なタイプです。こっちがどんなに仕掛けても、佐々木選手はそれに動じずにコツコツパンチとローを返してくるので。一番苦手なタイプですね(苦笑)。さすがKrushの二階級王者です。

 挑戦者の近藤拳成選手は佐々木選手とキャリア・実績で桁違いの差があるんですけど、それがタイトルマッチになる。ここでこういうマッチメークするか?という意味ではベストタイミングだと思います。というのも今の拳成選手だったら何かやってくれるんじゃないか?って可能性があるんですよね。

 近藤兄弟には手作りの強さがあるんです。兄の大成さんがチーフトレーナーでいて、兄弟で切磋琢磨して色んな練習をしている背景が見えます。僕が現役時代に所属していたジムにはリングがなかったし、タイ人の先生やフィジカルトレーナーもいないジムでした。ずっと会長と一緒に切磋琢磨して、それでオリジナルのスタイルができたんです。いい練習環境にいるからといって、絶対的に強くなるわけじゃない。僕は近藤兄弟がそれを示してくれていると思います。近藤兄弟はどんな相手と戦っても迷いが一切ないんです。相当な練習と自分への自信があって、それが渦巻いているからこそ飛び級みたいな試合を見せてくれるんだと思います。

 魁成選手がジョーダン・ピケオー相手にあわやと思わせたように、拳成選手が佐々木選手に挑むというのはKrushのタイトルマッチに相応しい、いい意味で暑苦しい試合になると思っています」

 

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