2020.03.21

 3月21日(土)都内にて、3月22日(日)「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~」さいたまスーパーアリーナ大会の前日記者会見が行われた。

 K-1ウェルター級王者・久保優太はベルトを賭けてジョーダン・ピケオーを迎撃。久保は昨年3月の「K'FESTA.2」で城戸康裕を退けて、2度目の防衛に成功。その後は怪我の影響もあり試合から遠ざかっていたが、今回は約1年ぶりの復帰戦を果たすことに。対するピケオーは久保が持つベルトに照準を定めると、vs日本人無敗記録を更新し続け、ついにタイトルマッチにこぎつけた。

 決戦を前に、久保がいつものようにマイペースで髪型の話や“サラちゃんネタ”を繰り広げると、ピケオーは静かな口調ながら「試合のことに集中しろ」と怒りをにじませる。だが、久保も「僕には僕でストーリーがある。ここで負けてる場合ではないので、たぶんアッサリ勝っちゃう」と必勝を誓った。

久保優太
「まず、この場を借りて謝りたいんですよ。なぜかっていうと、僕はサラ久保ちゃんねるっていうYouTubeをやっていて、ピケオー戦に向けてコメントをアップしてたりするんだけど、『金髪に戻して』っていうコメントがメチャクチャ凄くて。でも、この試合に集中しすぎちゃって、美容室に染めにいけなかったんですよ。ごめんなさい(苦笑)。あと、もう一個言いたいことがあって。あのね、昨日寝れなくてYouTube観てたんですよ。そうしたらAbemaTVに僕の妻のサラちゃんが出てて『今回の試合に負けたら離婚だ!』って言ってるじゃないと思ってビックリして(苦笑)。意気込みになってないですね、ごめんなさい、以上です。

(試合の話が入ってないが?)試合の話はこの場になると、試合は明日じゃないですか? メチャクチャ練習はしてきて、この場を迎えているので。とくに意気込みっていう意気込みはさんざんやり尽くしたわけです。なので、そんなに意気込みはないです。普通に明日は勝ちます。(ピケオーの反応について?)すごい怒ってますね(苦笑)。でも、試合は怒ったら負けだよって。

(明日はどのようにフィニッシュに持ち込む?)ピケオー選手が『アレ? こんなはずでは』って思うような試合展開になると思うのと、僕は僕でいろいろ負けられない理由もあるので。プライベートなことじゃなく(笑)、格闘技のことで。負けられないストーリーがあって、こんなとこで負けてたらそれがダメになっちゃうんですよ。何もなくなっちゃうんですよ。だから、マジメな話でいうと、ここで負けてる場合ではないので、たぶんアッサリ勝っちゃうんじゃないか、と。まあ、人間、いいことしか考えないし(笑)。

(倒すのはロー?)展開によってはって感じですかね。倒すパターンは12パターンくらい考えてるんで、その中の展開によって。(負けられないストーリーとは?)それは勝ってからのお楽しみってことで(笑)」

ジョーダン・ピケオー
「自分は去年から試合の準備ができてる。早く試合がしたいと思う。(久保のコメントについては?)髪の色をどうするかはオマエの勝手だ。そんなことではなく、試合のことをしゃべれ。

 自分は準備をしてきた。明日の試合に勝つために、俺はここにいる。たしかに奥さんと別れるのは問題かもしれないが、いまは試合のことに集中しろ。俺は今回のタイトルを獲りたくて、去年からずっと練習をしてきた。なかなかタイトルマッチが組まれないことにイライラしてきたが、それを試合にぶつけて、どっちがチャンピオンにふさわしいか、証明したいと思う。

(明日はどのようにフィニッシュに持ち込む?)自分のファイトスタイルはみなさんご存知のように前にガンガン出ていくこと。久保がカウンター狙いに来るのはいいが、俺はスキがあればKO狙いでいく」

 昨年12月にゲーオとのダイレクトリマッチによるタイトルマッチを制して、初防衛に成功したK-1スーパー・ライト級王者の安保瑠輝也は、不可思を相手に2度目の防衛戦。同じ12月の大会で大和哲也から会心のKO勝ちを収めた不可思は、今回がK-1のリングで初のタイトルマッチとなる。

 安保は記者会見の直前に行われた計量で、初回に150gオーバーとなり、二度目でクリアするも、体調不良により会見を欠席。それを受けて、一人で会見に出席した不可思は「過去最高の仕上がり。瑠輝也選手が万全な体調で明日戦えることを願ってる」とコメントを残した。

不可思
「今回の試合に向けて、本当に過去最高の仕上がりにできました。本当に最高ってハッキリ言えるくらいに、体調的にも感覚的にも調子がいいです。明日の試合は僕が勝つっていう予感が凄いしてます。相手の瑠輝也選手が計量をクリアしたけど体調悪いみたいなんで、ちゃんと回復させて万全な体調で明日戦えることを願ってます。

(明日はどのようにフィニッシュに持ち込む?)プランも具体的に考えてるんですけど、それはここで言わないとして、パンチでKOするかなと思ってます。文句のない勝ち方を見せたいです」

 K-1クルーザー級王者シナ・カリミアンは愛鷹亮と防衛戦。両者は昨年8月K-1大阪大会のスーパーファイト(日本vs世界・5対5)で対戦し、愛鷹がカリミアンを右フック一発で衝撃のKO勝利。続く11月K-1横浜大会でタイトルマッチでの再戦が決まっていたが、カリミアンが大会直前に負傷し、欠場に。今回は満を持してのリマッチとなる。

 愛鷹が「明日の試合は(AbemaTVで象と戦った)エレファントパンチで勝ちます」と意気込むと、この一戦に向けPOWER OF DREAMで腕を磨いたカリミアンは「過去のK-1のレジェンドたちのような、迫力のある、技術のある試合を見せたい」とリベンジを誓った。

愛鷹亮
「やれることはやってきましたので。明日は子どもの頃からの夢だったK-1チャンピオンになります。カリミアン選手とは、(昨年)8月の大阪大会以来から、今日で三回連続、こうやって記者会見をやってるんですけど、今日会ったカリミアン選手が一番強いって感じたので。明日のカリミアン選手はメチャクチャ強いと思います。でも、自分もやれることをやってきましたし、周りを信じて戦うだけなので。明日は俺が必ずK-1チャンピオンになります。
(明日はどのようにフィニッシュに持ち込む?)パンチで勝つのかなというイメージを持っていて。こないだ、AbemaTVさんの企画で、象のアンディと綱引きしたんですけど。そのとき、自分のスウィングフックにエレファントパンチっていう名前をつけてもらったので、明日の試合はエレファントパンチで勝ちます」

シナ・カリミアン
「試合に向けて気持ちも準備も整ってます。自分は日本で最高のチーム(POWER OF DREAM)、最高の仲間と共に最高の練習をしてきました。明日はこのベルトを持って、勝利したいと思います。

(明日はどのようにフィニッシュに持ち込む?)明日の作戦はこの場では言うことはできませんが、言えるのは日本、そして世界のファンのみなさんにいい試合を見せたいです。愛鷹選手は企画のことを言ってましたが、エレファントパンチは企画であって、本当のことではないと思っているので、それを明日リングで証明したいと思います。

(明日の勝利を母国にはどのように届けたい?)すばらしい試合をお見せしたいのがまず一つ。過去のK-1のレジェンドたちのような、迫力のある、技術のある試合を見せたいと思っています。いまは本当に最高の練習をしています。足立区に移ってから40日間ほどしか経ってませんけど、この40日間というのはほかのジムでの4カ月、それ以上かもしれないくらい中身の濃い練習だと思ってます。それをすべて、みなさんの驚きと共にリングの上で見せたいと思います」