2020.02.24

 2月22日(土)東京・新宿区のK-1ジム総本部にて、3月22日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~」の[K-1 WORLD GP&ISKAダブルタイトルマッチ/3分3R・延長1R]でK-1王者・武尊と対戦するISKA世界王者アダム・ブアフフが公開練習を行った。

 今大会でK-1王者・武尊を相手に史上初となるK-1&ISKAのダブルタイトルマッチに臨むISKA世界王者ブアフフ。公開練習のミット打ちでは左ミドルを中心に、パンチのコンビネーションからヒザ蹴り、バックボーンでもあるテコンドー式の前蹴りやバックスピンキックも披露した。

 公開練習後のインタビューでブアフフは「今回はこのような大きなチャンスをいただいてとてもありがたいと思っている。K-1は世界で一番大きい大会だと思っていて、小さい頃から魔裟斗やブアカーオなど有名選手の試合を見ていて、K-1の大会に出るのがずっと夢だった。その夢が叶ったことをすごく嬉しく思っている」とK-1で戦うことへの想いを熱弁。さらに武尊との対戦についても「自分は今まで武尊と戦ってきた挑戦者とは全く違う」と続けた。

「試合まで一カ月あるが、すでに準備は万全だ。完璧に仕上がっているので、とにかく試合を楽しみにしている。自分は他の選手とは違う選手だと思っている。自分はテクニックがあるだけでなく、とにかく後ろには下がらない。前にどんどん進んでアタックし続けるのが自分のファイトスタイルだ。武尊とも良い試合が出来ると思っているし、今まで武尊と戦ってきた挑戦者とは全く違う面白い試合になると思っている。ぜひ期待してほしい」


 格闘家でもある父の影響で4歳の時にテコンドーを始めたブアフフ。その後は様々な格闘技を学び、プロでは19戦19勝無敗。昨年にはISKAの世界タイトルも手に入れた。ブアフフは自分の強さの理由は豊富な試合経験と気持ちの部分にあると語る。

「私の父が格闘家で、小さい頃から父に指導されてずっと格闘技をやってきた。4歳の時にテコンドーを始めて、それから色々な格闘技を学んだ。子供の頃から年上の相手、身体の大きい相手とばかりやってきたおかげで、どんどん前に出て相手を疲れさせる、自分を爆発させるように相手に突っ込む。スピードを活かして攻め続けて相手を消耗させる……そんな自分のファイトスタイルが出来上がったんだ。

(プロ無敗というキャリアについて)小さい頃からずっとずっと格闘技をやり続けてきて、アマチュアの試合では何百という試合を経験して、プロになってからも19戦19勝無敗だ。無敗でいられるのは試合経験が多いこと、もう1つは気持ちの部分だ。自分は相手を怖いと思ったことが全くないし、自分が負けることを考えたこともない。常に勝つことだけを考えて、気迫を持って試合に臨んでいる。そこの部分に絶対に負けないポイントがあるんだと思う」

 武尊の印象を問われたブアフフは「おそらく自分が今まで戦ってきた中で最強の相手になる」とする一方「武尊も今まで相手にしてきたような選手とは違う相手とやると覚悟した方がいい」と譲らない。

「武尊はボクシングも上手いし、強い選手というのは分かっている。すごくハードなトレーニングを積んでいることも分かる。爆発力もあるし、心身共に強く、試合中の集中力もすごい。おそらく自分が今まで戦ってきたなかで最強の相手になるだろう。でも自分は今回のチャンスは絶対に逃さない。小さい頃からずっと格闘技をやってきて、リング上に魂を残すぐらいの気迫を持って試合に臨んできたんだ。今までみなさんが見てきたような試合にはならないし、武尊も今まで相手にしてきたような選手とは違う相手とやると覚悟した方がいい」

 史上初のK-1&ISKAダブルタイトルマッチに向けて「自分の人生の中でも一番大きく重要な試合だと思っている。世界中が注目する試合なので、命をかけて全身全霊で試合に試合に臨むつもりだ」とブアフフ。武尊を倒してK-1のベルトを巻き「格闘技の歴史を変える」と誓う。

「自分はずっとチャンピオンになりたいと思って戦ってきた。その夢はモロッコから始まり、今はヨーロッパまで来た。少しずつチャンピオンになる舞台を広げてきたんだ。これからは世界まで舞台を広げて、ヨーロッパ以外の国やISKA以外の世界タイトルをかけて、もっともっと強い相手と戦って行きたい。そして自分の歴史も塗り替えて行きたいと思っている。ハードな試合になればなるほど、その後に得た勝利は美しいものになる。だからどんどん強い相手とやって、自分のチャンピオンとしての世界を広げて行きたいんだ。

 武尊はものすごく強いファイターで、とにかく熱いハードな試合になると思っている。ただやるからには自分も全身全霊をかけて準備しているし、もちろんKOで終わりたいと思っている。とにかく今回の試合はすごくハードに、自分の命をかけて臨む試合だ。どんな結果になろうとも、熱い試合をして勝って終わりたい。(K-1とISKAのベルトがかかった史上初の試合だが?)先ほどから自分は歴史を変えたいと言っているが、今回の試合でチャンピオンになれば格闘技そしてK-1の歴史を変えることになると思う。そのためにどんな犠牲を払ってでも勝とうと思っているし、今回の試合に全てをかけている」

 最後に「自分は日本がすごく大好きで、K-1は小さい頃からずっと憧れてきた舞台だ。その舞台で日本のファンのみなさんに試合を見てもらえることがすごく嬉しい。自分の試合を日本のみなさんに見せることで、ファンのみなさんと一体感を感じられると思っている。みなさんが期待するような面白い試合に出来ると思うので、ぜひ楽しみに待っていてください」とファンにメッセージを送ったブアフフ。史上初K-1&ISKAのダブルタイトルマッチで新たな歴史を創ることが出来るか?