2020.02.21

 2月21日(金)東京・ウィラサクレックフェアテックスムエタイジム三ノ輪にて、2月24日(月・休)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.111」の[Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R]で軍司泰斗と対戦するスリヤンレック・オーボートー.ガムピー、[Krush女子アトム級/3分3R・延長1R]でMOEと対戦するパヤーフォン・アユタヤファイトジムが公開練習を行った。

 前回10月のKrush後楽園大会で高梨knuckle美穂の持つKrush女子アトム級王座に挑み、延長までもつれる接戦の末に敗れて涙を呑んだパヤーフォン。試合後に悔し涙を流した姿も印象的だったが「また日本に帰ってきて試合が出来ることになって嬉しい」とKrush再参戦を喜ぶ。

 前回の敗戦を踏まえ、パヤーフォンは「このルールで戦うにはパンチに注意することが必要だと分かりました」。アユタヤファイトジムには元ボクシング世界王者のアムナットもトレーナーとして在籍しており「アムナットは私のコーチもしてくれて、彼とはいつも練習しています。前回の試合よりパンチの技術は向上しています」とボクシングテクニックに磨きをかけている。

 公開練習として行った2分2Rのミット打ちでも積極的にパンチを繰り出し、ミドル、前蹴り、ヒザ蹴りと流れるようにムエタイのテクニックを披露。最後は左右のミドルキックを連打し「今は99%仕上がっている状態です」と笑顔を見せた。

 対戦相手のMOEについては「私より背が高いのでより注意が必要だと思います」とパヤーフォン。今回は日泰女子高生対決という形で注目を集め、MOEも「日本とタイの女子高生対決なんで、女子高生は凄い!ってところもアピールしたい」と話しているが、当のパヤーフォンは「普段は自分より年上の対戦相手とやることの方が多いのですが、特に同じ高校生として意識することは全くないです」と自然体。

 この試合に勝利すればKrush王座再挑戦も含め、K-1・Krushで戦うチャンスにもつながる。パヤーフォン自身も「今回はぜひともKO勝ちしてまた日本で試合がしたいです」とKO勝利でインパクトを残すと意気込み「私もタイのムエタイの芸術性をもっと世界中に広げ、世界の人に見てもらいたいと思っています。最終的にはK-1のチャンピオンになって、女子版のブアカーオのような存在になりたい」と野望を語った。

 そして昨年12月のK-1名古屋大会以来の日本登場となるスリヤンレック。名古屋では驚異的な打たれ強さと突進力で武居由樹を苦しめ、敗れてもなおビッグインパクトを残した。スリヤンレックは武居との一戦を振り返り「実は武居戦の1Rにパンチが目に入ってしまい、目が見えない状態になってしまった。その状態が3Rまで続いて、ずっと相手が見えにくいまま戦っていたんだ」。

 K-1とムエタイの違いについて「テンポの違いを感じて、K-1ルールの戦いはすごく動きが速いということが分かった」としつつ「今はもうK-1ルールに順応出来ると思うので、そうすれば自分の技術をK-1ルールの中で活かせると思う」とファイトスタイルをモデルチェンジ。公開練習ではパンチ主体のミットから強烈なミドルで炸裂音を響かせ「もう既に100%準備は整っている」と臨戦態勢だ。

 武居戦で見せた超攻撃的なファイトスタイルで、日本のファンから再来日を望む声も多かったスリヤンレック。「日本のファンが自分の試合を見たいと言ってくれているのは知っているし、すごく嬉しい。今回は100%の自分を見せたい」と今回の試合で本領発揮を目指す。

 対戦相手の軍司は「ド突き合って勝つ」と真っ向勝負を宣言しているが、スリヤンレックは「軍司は自分には敵わないだろう。タイミングが合えばKO出来ると思っている」と断言。「軍司はパンチも蹴りも技術的にはすごく良いものを持っている選手だと思う」と軍司の実力を認めつつ「武居は動きが速かったが、軍司は武居ほどスピードはない」と切り捨てた。

「KrushとK-1、両方のチャンピオンになりたい」と、K-1だけでなくKrushでのタイトル奪取にも意欲を示したスリヤンレック。最後に「日本のファンのみなさん、タイのファンのみなさん、応援よろしくお願いします。今回はぜひともタイに勝利を持ち帰りたいと思っています」とファンに勝利を約束した。スリヤンレックとパヤーフォンはKrushのリングにムエタイ旋風を起こすか?

 

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