2019.05.13

 5月13日(月)大阪・西成の大成会館にて、5月18日(土)に東京・後楽園ホールで開催される「K-1 KRUSH FIGHT.101」の[K-1 KRUSH FIGHTウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・木村“フィリップ”ミノルと対戦する挑戦者・近藤魁成が公開練習を行った。

 K-1甲子園二連覇を達成し、プロキャリア4戦目で木村というビッグネームのチャレンジャーに大抜擢された近藤。公開練習では2分1Rでパンチのみのミット打ちを行い「減量は今日から軽く調整という感じで感覚は良い感じですね」と順調に仕上がっている。

 3月の瑠久戦がウェルター級での初陣となったが「2.5kg違うと減量も全然違って、パワーもスピードも落とさずに試合に挑めたかなって思います」と手応えは十分。17歳ということもあって身体はまだ成長途上で「身長もちょっとなんですけど、まだ伸びてますね。なのでウェルター級を獲った後は70kgでやりたいです」と将来的にはスーパー・ウェルター級との二階級制覇も見据えている。

 その3月の「K'FESTA.2」ではプロ無敗の瑠久相手に圧巻のKO勝利でファンを唸らせ、あの試合結果・内容がタイトルマッチに抜擢される一因にもなった。以前のインタビューで“距離を感じる能力”が伸びたと語っていた近藤は「距離は大事なんで、その能力を上げるためのトレーニングをずっとやってきて、今回の試合も距離が特に重要かなと思います。そこを伸ばすことによって自分の体格やリーチも活きてくると思うし、前回の試合でも活かせられると思います」とその重要性を語る。

 順風満帆にスターへの道を突き進んでいるように見える近藤だが、昨年6月のK-1さいたま大会では鈴木勇人に苦戦を強いられるなど、プロの厳しさを教えられる結果になった。「減量やコンディションの整え方など、試合に向けての姿勢がどうあるべきかを学んだ時間でした。トップの選手と直接触れて感じたこともあったし、それが今年に入って活きてきたのかなと思います」とプロで味わった悔しさが糧になり更なる覚醒を促した。

 記者会見では木村のことを「ずっと憧れの選手だった」と語っていた近藤だが、現在は「仮に憧れの存在でも、試合をする以上は倒さないといけない。木村選手を超えてやろうという気持ちです」とキッパリ。普段はあまり相手を研究しない近藤だが、今回は木村の動きを研究し尽くしている。すでにKOのイメージも作り上げ「試合を見てもらえれば『近藤ヤバイんちゃう?』って思ってもらえるんじゃないかなと思います」と前回以上に底知れない強さを見せると断言した。

 近藤は幼少の頃に難病を患い、Krushの初代王座トーナメントを見たことがきっかけでこのリングを目指し、難病を克服した。その経緯もあって「K-1のベルトも凄いと思うんですけど、僕はKRUSHを獲ってからじゃないとK-1には行けないと思ってました。僕の中ではKRUSHのベルトを獲ってスタートという感じです」とKRUSHのベルトに対する思い入れも強い。

 また近藤が戦うウェルター級は選手層が厚くなり、K-1・KRUSHでも大きな盛り上がりを見せている階級だ。近藤はそのウェルター級でトップに立つことに闘志を燃やす。

「やっぱりやるからには一番盛り上がってる階級でベルトを獲った方が良い。あとは身体的にもベストな階級で、一番強い人が集まってる階級で一番になりたい。K-1でチャンピオンになったら世界で一番だと思うし、そのK-1の中で一番目立ってる階級で一番になりたいです。(そのための重要な一歩だが)挑戦者なんで別に失うものないんで。1Rで倒そうかなと思ってます」。

「1RKOが今回の課題」と宣言していた木村を逆に1Rで倒すと宣言する近藤は「今までで一番良い状態で試合を迎えられそうなんで、試合当日みなさんをビックリさせられるように頑張ります。応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。近藤はこのビッグマッチで下馬評を引っ繰り返し、新たな時代の幕を開けることが出来るか?