2019.02.04

 3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K'FESTA.2~」の[【DIVINER Presents】 K-1 WORLD GPウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・久保優太と対戦する挑戦者・城戸康裕のインタビューを公開!

──城戸選手にとって念願のタイトルマッチが決定しました。

「本当に時間かかり過ぎですよ!」

――最初にタイトル挑戦をアピールしたには去年3月の「K'FESTA.1」でイッサム・チャディッドに勝ったあとでしたよね?

「はい。ただ正直3月の『K'FESTA.1』で1回勝っただけで、6月に(タイトルマッチを)やるのは他の選手に悪いなっていうのもあって、最終的にマサロ・グランダーとスーパーファイトで対戦することになったんですけど、それはしょうがないと思っていました。で、6月にマサロに勝ったんで、次はタイトルマッチで決定だろう、と。それで試合スケジュールを調整して11月に挑戦することになったんですけど、なんとチャンピオンの久保くんが交通事故で試合ができなくなるという(苦笑)」

――結果的に11月のタイトルマッチは見送られて、スーパーファイトでジョナサン・トゥフと対戦することになりました。あの時は城戸選手も試合前に左足が蜂窩織炎になるというアクシデントの中、タフなトゥフから判定勝利をもぎとりました。

「あの時はここで負けたら今までやってきたことがすべて台なしになると思って、むちゃくちゃプレッシャーがありましたよ。それでなんとか勝つことが出来て、こうして無事にタイトルマッチが決まってよかったです」

──城戸選手も久保選手もプロキャリアが長いファイターですが、以前は階級も違っていましたし、対戦相手として見ることもなかったと思います。

「俺が2008年に『K-1 WORLD MAX』で日本チャンピオン(-70kg)になった時に、久保くんは(同門の)駿太とフェザー級(-57.15kg)でやってるんですよ。それだけ階級差があったんで、当時は戦うことになるなんて一切思ってなかったです」

――ではどちらかと言うと同じ「K-1 WORLD MAX」で同じ時代を戦ってきた仲間というイメージですか?

「そうですね。それこそ10年前の久保くんは20歳ぐらいで若い世代の象徴だったけど、今となってはこっち側の人間(ベテラン)じゃないですか。今は若い子たちが物凄い頑張っていて、武居(由樹)くんみたいに20代前半でにスーパーチャンピオンみたいになる選手もいる。こっちは36歳(城戸)と31歳(久保)ですよ? 自分でも良く頑張ってるなと思いますけど(笑)」

──若い選手の活躍が目立つK-1で30代の2人がベルトを争うというのも興味深いです。

「この階級でガツガツやってる先輩はほとんどいないですし、むしろ後輩ですら引退していきますからね。でも個人的に身体は全く衰えてないし、まだまだ全然やれますね」

――城戸選手がK-1でタイトルマッチとしてベルトに挑むのは今回が初めてなんですよね?

「トーナメントの決勝まで勝ち残ったことはありましたけど、ワンマッチ形式のタイトルマッチは初めてですね」

──城戸選手にとってK-1のベルトやK-1チャンピオンという称号はどういうものですか?

「僕は昔から言ってるんですけど、世界一になりたいわけじゃないんです。世界一になったと証明できるものが欲しいだけで。で、それが何かを考えたらK-1のベルトなんですよね」

――なるほど。

「あとはやっぱりベルトを持ってないとバラエティーに行きにくい(笑)。例えばオリンピックでもメダルを獲ってないとバラエティーには呼ばれないじゃないですか。日本人やアジア人が活躍できない競技だったら銀メダルや銅メダルでもテレビに出れますけど、柔道やレスリングだったら金メダルを獲らないと呼ばれないですよね? そこはバラエティーマニアとしては百も承知です」

──このままベルトを巻けないと“ちょっと面白い格闘家”で終わってしまう、と。

「いや、ホントに。このままだったら『城戸って面白いヤツいたなぁ』ぐらいで終わりですよ。僕が目指してるのはそこじゃないし、『アスリートの中で面白いヤツは誰だ?』となった時に『城戸だ!』と言われるようになることだから。そのためにはK-1チャンピオンという肩書は必要ですよね。僕はどれだけ若くてすげえ強いヤツが出てきても、別に何とも思わないです。ただめちゃくちゃ面白いヤツが出てきたら焦りまくりますね(笑)」

──ベルトを獲ってどうしたいかは人それぞれにあって当然です。と同時に誰もが簡単に挑戦して獲れるものでもありません。

「ベルトを持ってると、これはマジで言ってるんですけど、笑いが増えると思うんですよ。『こいつ、チャンピオンなのに何やってんの?』みたいな感じで。客観的に見ても俺がベルトを持っていたら面白いと思うんだよなぁ」

──K-1のベルトを獲ることで最後のピースが埋まるといった感じでしょうか?

「本当そんな感じです。もし神様が僕にもっと笑いを与えたいと思っているなら、K-1のベルトを獲らせてくれると思います」