2019.02.02

 3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K'FESTA.2~」の[K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・村越優汰と対戦する挑戦者・卜部弘嵩のインタビューを公開!

──前回の芦澤戦はフェザー級(-57.5kg)のリミットまで落とした最初の試合でしたが、実際に動いた感覚はいかがでしたか?

「すごく調子が良くて、体が軽かったですね。こんなに身体が軽いのは久々だなというぐらい軽かったです」

──試合までの準備や練習でも調子の良さは感じていましたか?

「そうですね。最近では無駄なものを排除して、良いものを取り入れるというか。もとから自分が持っていた基礎のところを大事にしてやっていたら、本当に調子が戻ってきて。それも良かったんじゃないかなと思います」

──自分はまだまだ動ける・いい動きが出来るということを再発見しましたか?

「はい。うちのジムは若い選手が多いですけど、そういう若い選手とやっても自分の調子の良さを感じます」

──そういった手応えがある中で芦澤選手にKO勝ちをして、弘嵩選手の中でもタイトル挑戦は意識していたと思います。実際にオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?

「いよいよ来たなという感じでしたし、周りの期待に応えられるような試合を見せなきゃいけないと思いました」

──村越選手のトーナメントでの戦いぶりを見て、どんな感想を持ちましたか?

「トーナメントは本当に苦しいものです。実際に僕も優勝できなかったし、その辛さはよく分かってます。(村越は)その苦しいトーナメントで優勝しているわけですから、かなり根性もあるでしょうし、メンタルもテクニックも全てにおいてトップクラスの選手だと思います」

──トーナメントの辛さを知ってるからこそ、どんな形でも優勝する人間の強さが分かる、と。

「分かります。そして“持っている”男だな、と。トーナメントで優勝する選手は、実力だけじゃなくて運も強くないといけない。格闘家にとってはそういう運も大事で、村越くんはそれを持っている。ベルトは獲るヤツが獲るし、獲れないヤツはいくら強くても獲れない。ベルトを獲ることができた人間しかK-1の歴史に名を刻めないわけで、村越くんはそれができた選手ということだと思います」

──11月のスーパーファイトで村越選手は惜しくも敗れていますが、その結果に関係なく、強い王者に挑むという気持ちですか?

「もちろんそうです。僕もかなり気合いが入ってますよ。前回は初めてフェザー級に落として、ちょっと慎重になり過ぎた部分がありました。今回の場合は僕も自信に満ち溢れてるんで、思いっきり行きたいですね」

──本当に紆余曲折があって、もう1度K-1のチャンピオンに返り咲くチャンスが巡ってきました。今はK-1のベルトに対してどんな想いがありますか?

「K-1のベルトは過去にも巻いてますし、獲った後の景色も僕は知っています。でも僕が目指しているのはその後のことで、僕がベルトを獲って功也が防衛すれば、兄弟で同時にK-1世界王者ということになる。こんなチャンスは中々ないと思いますし、そこに武尊もいますから。武尊は僕ら卜部兄弟の弟分なので、3人で一緒にK-1のベルトを巻くことができたら最高です。頭の中にその景色が浮かびますね」

──確かに3人が同時にK-1のベルトを巻くチャンスはそう何度もないと思います。

「僕の年齢やキャリアを見ても、今回がラストチャンス。こんなチャンスは僕たちの人生で、もう二度とないと思います」

――弟の功也選手とは兄弟対決でベルトを争ったこともありますし、兄弟対決を経て色々と2人の立場や状況も変わってきたと思います。今は純粋に功也選手のことをどんなお弟さんだと思われていますか?

「子供の頃から一緒に格闘技をやってきましたし、お互いのことはよく分かってます。それで僕は子供の頃から全く性格が変わってないぐらい、頑固者でやってきましたから。それを理解できるのはやっぱり功也しかいないし……他の人の言うことはあまり聞かなかったですけど、功也が言っていることはちょっとだけ聞こうかなと思ってるぐらい、お互いに信頼しあってるんで。今回のタイトルマッチにつなげられたのも、功也の『階級を下げて見たら?』という一言のおかげでもあるし、功也も含めてみんな僕がK-1王者に返り咲くことを待っていると思うんですよね。だからこそ3月10日は必ずチャンピオンになって、最高の一日にしたいです。

 あとは僕もやっぱり結婚しましたし、奥さんが初めて見に来た試合は、僕がタイトルマッチでベルトを獲られた試合なんですよ。だから奥さんは僕がチャンピオンベルトを巻いてる姿を一度も見ていないんです。僕もたくさん悔しい思いをしてきましたけど、奥さんも一緒に悔しい思いをしてくれていたと思うし、絶対にベルトを獲って、奥さんにベルトを見せたいです」