2016.09.03

 9月3日(土)東京・町田のK-1ジムDRAGONにて、9月19日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP IN JAPAN 2016~スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント~」(※-60kgから表記変更)1回戦でカリム・ベノーイと対戦する卜部功也が公開練習を行った。

 昨年11月の初防衛戦で兄・卜部弘嵩に敗れ、初代スーパー・フェザー級王座から陥落した功也。4月の日本代表決定トーナメントでも準優勝に終わり、今回は主催者推薦として世界最強決定トーナメントへ挑むことになる。

 短期間で2つの黒星を喫した功也は「あまりそこは意識していません。2敗してしまいましたが、やることはしっかりやっているので」と必要以上に重く受け止めてはいないが「それで結果が出ないということはシンプルに練習量が足りないということ。だから今まで以上に練習量を増やしました」と厳しい練習を己に課した。

 同じトーナメントに出場する弘嵩や同大会でスーパー・ライト級(-65kg)王者ゲーオに挑む山崎秀晃はタイでの武者修行を行っているが、功也は「僕はドラゴンの練習に自信と誇りがある。僕はドラゴンで強くなってきたので、一からドラゴンで基礎に戻ってトレーニングを積めば強くなると思っている」とチームドラゴンで練習を続けてきた。

 その中でも特に意識したのがフィジカルの向上と基礎技術の徹底。改めてベースの部分を強化・見直したことで全体的なレベルアップに手応えを感じ、公開練習でもスピードやキレだけでなく、攻撃の重さを感じさせるミット打ちを披露した。

「まずはしっかりフィジカルからやり直して、パワーをつけることを意識しました。また基本的なことですが、しっかりしたフォームでパンチと蹴りを打つこと。そこを基本に戻って直しました。

 フォームを直すと無駄がなくなるし、強いパンチや蹴りが出せる。今までよりも芯でパンチを撃てるようになって、パワーがついいてきたと思います。スパーでも攻撃を効かせたり、倒せるようになりました。ボクシングのトレーナーにもパンチが強くなったと言われていますし、小さな積み重ねですが成果は出ていると思います」

 1回戦で対戦するベノーイはヨーロッパ最強の呼び声も高い強豪で、2年前にフランスで対戦して敗れている相手でもある。

 過去に対戦した経験も踏まえて、功也は「身体も頑丈でテクニックもあるので、非常にやりにくい。正直に言って倒すのが難しい相手だと思います」とベノーイを分析。

 その上で「ここを突けば倒せるんじゃないか?という穴は見えている。あの時の自分とは違うし、必ず違う結果・形に終わる」と続け「試合時間が伸びると受けるダメージも変わってくるので、トーナメントはなるべく早く勝たないといけない。だからといって無理に倒しに行くのではなく、普段と変わらないスタンスで倒しに行きます」と自然体でKOを狙っていくとした。

 トーナメントの勝ち上がりやマークしている選手を聞くと「本当に予想ができない」と功也。過去に対戦している弘嵩、大雅、エルナンデスについても「一番勢いがあるのは大雅選手だけど、エルナンデスもどのくらい強くなっているのか不気味。兄もタイ修行の成果を一切僕に漏らさず、自分の世界に入っている」と警戒し「この8人は世界でベストの8人なので、試合当日の調子やコンディションで変わってくる」と改めて誰が勝ってもおかしくないトーナメントだとした。

 また3度目の兄弟対決の可能性についても「もしかしたら兄弟的にはそれが一番ベストかもしれないけど、僕はとにかく生き残ることに必死。きっと兄もそういう感覚だと思います。今回は兄弟対決が頭になくて、それ以上に厳しいトーナメントに生き残ることに集中したいと思います。とにかく僕は頂点に返り咲きたいという想いだけで、あとは自分との戦いです」と“生き残り”をテーマに掲げている。

 功也は厳しいトーナメントを生き残り、世界一の称号に返り咲くことが出来るか?

 

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