大会情報

  • 日程 2018年01月27日(土)
  • 会場 後楽園ホール
  • 観衆

    1,850人(超満員札止め)

  • 開催日時概要

    16:45開場/17:25プレリミナリーファイト開始/18:00本戦開始
    ※17:00~「格闘代理戦争」決勝戦

    大会概要

    対戦カード

    AbemaTV「格闘代理戦争」トーナメント・決勝戦/3分3R


    松村 英明 Matsumura Hideaki

    AbemaTV「格闘代理戦争」トーナメント・決勝戦/3分3R

    • ●
    • KO
    • ×

    中嶋 志津麻 Nakashima Shizuma

    プレリミナリーファイト第1試合◎Krush -63kg Fight/3分3R


    瓦田 脩二 Kawarada Syuji

    プレリミナリーファイト第1試合◎Krush -63kg Fight/3分3R

    • ●
    • 判定
      • 3-0
        30:28/30:29/30:27
    • ×

    山下 和希 Yamashita Kazuki

     1R、オーソドックスの瓦田はサウスポーの山下に右ストレートで先手を取る。その後も瓦田は右インロー、さらに右ストレート、ハイキックと先手で攻める。リングを大きく左に回り、しゃがみ込むような動きも見せ、山下を翻弄する瓦田。瓦田は右のパンチか蹴りで距離を詰め、ボディへのヒザも効果的に打ち込む。山下はラウンド後半追って出て、左のミドルを飛ばしていく。瓦田は右インローと左ローでうまく山下の前進をストップしている。

     2R、瓦田はリングを回るフットワークを止めず、接近戦でのヒザ蹴りを多用。しかし山下も接近戦でボディフックを返して応戦。瓦田はボディへのヒザで飛び込み、その後で右ストレートを繋ぐ。瓦田にヒザを打たれた後で強打のフックを振るう山下だが、瓦田にかわされ当たらない。

     3R、ボディにヒザを入れ、その後は左回りする瓦田に対し、山下は距離を詰めて追っていく。しかし瓦田はその左回りの間に右ストレートを伸ばしてヒットを上げ、山下に追わせない。山下も左ミドルを打ち込むが、瓦田は右ストレートを打ち込みその後の攻撃を分断する。左ミドルを当て、そこから左右フックを振って接近戦の打ち合いに持ち込まんとする山下だが、瓦田は左回りの足を止めず、思い通りに進めさせない。

     判定は30-28、30-29、30-27の3-0で瓦田。これで戦績を3戦3勝とした。

    プレリミナリーファイト第2試合◎Krush -53kg Fight/3分3R


    小只 直弥 Otada Naoya

    プレリミナリーファイト第2試合◎Krush -53kg Fight/3分3R

    • ●
    • ノーコンテスト
      • ドクターストップ
    • ×

    晃貴 Koki

     1R、サウスポーの小只にオーソドックスの晃貴。前蹴り・ミドルを飛ばす小只に晃貴は右ローを返すが、これが小只の下腹部に誤爆。小只は前のめりに倒れ苦悶の表情を浮かべる。ニュートラルコーナーでの休憩を促される小只だが、ローブローを受けた場所でうずくまり動くことができない。ここでゴングが鳴らされ、小只が回復できないため、試合はノーコンテストの裁定となった。

    第1試合◎Krush -55kg Fight/3分3R・延長1R


    大川 一貴 Okawa Kazuki

    第1試合◎Krush -55kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分11秒
    • ×

    玖村 将史 Kumura Masashi

     大川は7月の後楽園大会で約3年8カ月ぶりにリング復帰し、石塚宏人から判定勝利。対する玖村はかつてNJKFでバンタム級4位まで浮上した18歳の新鋭ファイターで(試合時は19歳)、今回の試合より「K-1ジム五反田チームキングス」に移籍してKrush初参戦を果たす。

     1R、玖村はサウスポーの大川に右ミドル、右前蹴りと入れ、大川の蹴りをかわして右ロー、右ストレートも当てていく。大川が左ストレートを振るって打ち合いに来るが、そこで右ストレートから返しの左フックでとらえてダウンを奪取。立ち上がった大川に右ハイを決めて2度目のダウンを与えると、大川は左ストレート、右フックでダウンを奪い返しに来るが、最後は玖村が右ストレートから左フックで大川を腰砕けに倒し、初回KOでKrushデビュー戦を飾った。

    ■玖村将史選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)練習してきたことができたのでよかったです。(対戦相手の印象は?)最初に来たときに『コレはいけるな』と思って、ドンドン自分のペースでいけました。(今後の目標は?)この階級のトップ選手と一戦でも早くやりたいので、ドンドンKOしていきます」

    第2試合◎Krush 女子-45kg Fight/3分3R・延長1R


    C-ZUKA Shizuka

    第2試合◎Krush 女子-45kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 1R 2分8秒
    • ×

    443 Yoshimi

     C-ZUKAは身長12㎝差の443に対し、リーチ差を活かして左右のストレートと前蹴り・ミドルを打ち込んでいく。しかし443もこれをかいくぐり、左右のフック、よく伸びる右ストレートでC-ZUKAをとらえる。リーチでは劣る443だが、右ストレートをクリーンヒットさせ、C-ZUKAをフラつかせてスタンディングダウンを奪取。

     ダウンを奪った443はさらに前へ出て、再び右クロスをヒット。C-ZUKAはダメージから失速が隠せない。ミドル・前蹴りを放って443を遠ざけんとしたC-ZUKAだが、443が力を込めた右スイングフックを振るうとC-ZUKAはバタリと倒れ、ここでレフェリーが試合をストップした。

    ■443選手の試合後のコメント
    「(試合の感想は?)相手がリーチのある選手だったんですけど、ウチのジムに同じ身長の選手がいるので、怖さはあんまりなかったかなと思います。あと、練習していたことが出せたのでよかったなと思います。(対戦相手の印象は?)身長が高い選手だったので、右フックを重点的に練習してきました。それが上手く当たったんだと思います(今後の目標は?)女子の-45kgは松下(えみ)選手がベルトを持っているので、それを狙っていきたいです。よろしくお願いします」

    第3試合◎Krush -67kg Fight/3分3R・延長1R


    松岡 力 Matsuoka Riki

    第3試合◎Krush -67kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 1分16秒
    • ×

    渡邊 俊樹 Watanabe Toshiki

     これまで他団体で活躍してきた松岡力がK-1ジム五反田チームキングスの所属としてKrushに初参戦。KHAOSやK-1プレリミナリーファイトで戦ってきた優弥道場の渡邊俊樹と対戦することになった。

     1R、充実した上半身でパワーを感じさせる渡邊だが、松岡は右ローを入れて先制。その後も思い切った右ストレート、左アッパー、そして奥足への左ローと渡邊を攻める。松岡は渡邊の強打をブロックし、スピードとキレのある右ローを効かせていく。パンチの間合いに持ち込みたい渡邊だが、松岡は前蹴りでそれを許さず、さらに右ローを加える。

     2R、渡邊は圧力を増してパンチで襲うが、松岡は右ローを打ち下ろしの形で打ち込みダウンを奪取。松岡は右ストレート、右アッパーと上体にパンチを集め、そこからの右ローでダウンを追加。さらに前蹴りから顔面にヒザを打ち込み、3度目のダウンを奪ってKrushデビューをKOで飾った。

    松岡のマイク
    「僕はKrushに来て始めて試合で、緊張して動き硬かったんですけど倒してよかったです。言うこと忘れちゃいました(苦笑)。またお願いします」

    ■松岡力選手の試合後のコメント
    「今日はやりにくい相手じゃなかったんで、余裕を持って戦うことが出来ました。ちょっと緊張して動きが固かったんですけど、自分の力を出せばKO出来ると思っていましたし、次につながる試合だったと思います。(今後の目標は?)このレベルの選手とは何回やっても一緒なので、次はもうちょっと強い選手やタイトルマッチを組んでもらいたいです」

    第4試合◎Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R


    松下 大紀 Matsushita Daiki

    第4試合◎Krush -65kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        26:30/26:30/26:29
    • ×

    細越 貴己 Hosogoe Takaki

     8月のKrush後楽園大会で松本篤人に敗れた松下大紀が5カ月ぶりに復帰。K-1 JAPAN GROUPのリングは3月のKHAOS旗揚げ戦以来となる細越貴己と対戦する。この試合の勝者は3月大会からスタートする挑戦者決定トーナメントへの出場権を得る。

     1R、両者はまず右ローを当て合う。そこから松下は前に出て鋭角な左ヒザをボディに突き刺す。一瞬下がった細越だが、左右ストレート・前蹴りで前に出返してくる。そして右ストレートと右フックを打ち分け、そこからボディフック、ボディへの前蹴りと松下を攻める。松下も右ストレートと右ローで反撃し、両者一進一退の攻防となる。

     2R、細越は右ローと左フック、右ストレートで攻撃を上下に散らすが、松下も右ストレートで反撃。だが細越は被弾で一旦止まっても再び前に出て右のパンチをストレート・フックと打ち分け、左右ボディフックを走らせる。この攻撃を散らしていく中で細越は重い音を立てて左ボディフックを打ち込んで効かせ、さらにヒザの連打で松下をダウンさせる。立ち上がった松下だがボディが効いており、ガードがボディに集まる。細越はここを逃がさずに追っていき、ボディフックとヒザでダウンを迫るが松下は何とか耐え切りこのラウンドを終える。

     3R、松下は左右のストレート、左フックに右クロスと強打を振ってダウンの挽回に向かうが、細越はブロックと打たれ強さを活かしてここを切り抜け、ボディへのヒザ、左フック、右ストレートと松下を攻め立てる。松下は体が前に折れ曲がり、レフェリーはスタンディングダウンを宣告する。

     手の出ない松下に対し、細越はジャブ、前蹴り、左アッパー、左ボディフックとなおも攻撃を散らす。松下も手を返すが、ボディに攻撃をもらうとガードが固まってしまう。細越が松下をコーナーに詰めて攻撃を集め、細越は3度目のダウンこそ奪えなかったが攻勢で試合を終えた。判定は30-26、30-26、30-26の3-0で細越。下馬評を覆して勝利を得た。

    ■細越貴己選手の試合後のコメント
    「今回の試合は自分が勝ったら番狂わせみたいに書かれていて、それに腹が立って『見とけよ!』と思って練習しました。松下選手は本当に好きで尊敬できる選手なので、一番燃えて練習ができました。試合中も気合いが入っていて『絶対に倒れない』と自分に言い聞かせて根性だけで戦いました。(松下の印象は?)右のパンチが強かったです。僕が2回ダウンを奪って勝ちましたけど、僕も松下選手の右をもらって半分くらい記憶が飛んでました(苦笑)。(今後の目標は?)とりあえず自分はこの一戦のことしか考えていませんでした。今日勝って次は3月の挑戦者決定トーナメントに出ることになりますが、自分もベルトを獲りに行きたいです。もともと自分は弱くて、それを変えたくて格闘技を始めました。格闘技でスターになりたいとか、そういう気持ちはないです。僕のように弱い人たちに『自分たちでも出来るんだ』と思ってもらえるような試合をしたいです」

    第5試合◎Krush -55kg Fight/3分3R・延長1R


    森坂 陸 Morisaka Riku

    第5試合◎Krush -55kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        29:30/29:30/28:30
    • ×

    亀本 勇翔 Kamemoto Yusho

     森坂はKrushデビュー戦となった10月の後楽園大会で小倉尚也に勝利。一方の亀本は同じ大会で約1年10カ月ぶりのKrush参戦を果たすも大岩翔大に判定負けを喫している。

     1R、髪を青と黄色に染めた森坂はサウスポーの亀本に対し右ミドル、右前蹴りを飛ばしていく。亀本もこれに前蹴り・左ミドルで対抗。森坂に対し体の大きさを感じさせる亀本は森坂をコーナーに詰め、左ストレートを当てる。森坂はバックブローを放つが、亀本はこれは見切って当てさせない。亀本がプレッシャーを発して森坂に詰め寄り初回を終える。

     2R、森坂は右ミドル、ジャンプしての右ストレート、見分けのつきにくい右ミドル&右ハイと攻めるが、亀本はこれを見切って当てさせず、逆に左ミドル・左ボディを打ち込み森坂を失速させる。森坂のジャンプしての右ストレートを受けても亀本は下がらず、すぐに左ミドル、左ストレートと攻撃を返す。左ミドル・左インローを当て、森坂を前に来させない亀本。

     3R、森坂は前に出ていかんとするが、亀本はこれを前蹴り・左ミドルでストップし、さらに2段蹴り式の跳び蹴りを見舞って森坂にヒット。アゴが跳ね上がる森坂だが下がらない。森坂はなお前に出るが、亀本は巧みなポジショニングと左ミドルで森坂の攻撃を分断し、さらに左ストレートも打ち込む。判定は30-29、30-29、30-28の3-0で亀本。勝利が決すると亀本は思いがこみ上げたか目頭を押さえた。

    ■試合後の亀本勇翔選手のコメント
    「(試合の感想は?)まず、昨日の計量でパスするのに遅れてしまって申し訳ありませんでした。去年の10月にあった試合からの大事な復帰戦で。本当に2018年、仕切り直しの一戦だったので、負けられないというプレッシャーが凄くあって。勝ててホッとしてます(対戦相手の印象は?)最近、上がってきている若手有望株の選手だったので、実力は認めていて強い選手だとわかっていたので。そういう勢いのある選手に勝てたのは自信になりました(今後の目標は?)格闘家としての目標は、昔からK-1の世界王者になることなんですけど、その前にKrushのベルトがほしいと思っているので。一日も早く、Krushのタイトルマッチにたどり着けるように日々がんばります」

    第6試合◎Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R


    闘士 Toshi

    第6試合◎Krush -60kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        26:30/26:30/26:30
    • ×

    大岩 龍矢 Oiwa Tatsuya

     Krushらしいファイティングスピリット溢れる試合を展開する闘士と、KREST随一のパワーを誇る大岩による、ともに3月のK-1出場を目指す同士による一戦。

     1R、圧力を発し大岩が闘士をロープに詰める。そして右クロスを打ち込み闘士をフラつかせる。大岩のプレッシャーから逃れたい闘士だが、大岩は圧力を落とさず右ロー、左ミドルと打ち込んでいく。さらに追い掛けた大岩は右ボディフックから右ストレートを打ち込み闘士をダウンさせる。立ち上がった闘士に大岩は再度のダウンを迫るも、ここは闘士がしのいで終了。

     2R、大岩はやはりリング中央から前に出てプレッシャーを発していく。そして右ローを闘士に連続ヒット。闘士は出鼻をくじかれた形になる。右フックを振り前に出んとした闘士だが、大岩の蹴りがローブローに。だが、闘士は短いインターバルですぐ再開に応じる。跳びヒザを放つ闘士だが、大岩はよく見えており当てさせない。大岩は前蹴りを打ち込みながら闘士を追う。左フックをカウンターを狙って振るう闘士だが、大岩は当てさせない。

     3R、大岩は闘士の前足(左足)に右ロー・左ロー。この足のダメージとプレッシャーを与えることで闘士を前に出させない。闘士は右ストレートを伸ばすが、大岩はこれをグローブでブロック。ワンツースリーと切り込んで出ても、大岩はバックステップでかわし打ち合いに応じない。闘士がパンチで来ると逆に大岩は距離を作ってミドルを打ち込む。そして右ストレート、右スイングフック、前蹴りと闘志を襲って試合を終える。判定は30-26、30-26、30-26で大岩。攻撃にバリエーションを増した新スタイルで勝利を収めた。

    ■試合後の大岩龍矢選手のコメント
    「(試合の感想は?)まあ、なんとか勝てたんですけど、めっちゃ課題が残った試合って感じですね(対戦相手の印象は?)気持ちの強い選手だったですね。(今後の目標は?)-60kgのベルトを取ることと(3月の)K-1の枠があれば出場を目指したいです」

    セミファイナル(第7試合)◎Krush -70kg Fight/3分3R・延長1R


    中島 弘貴 Nakajima Hiroki

    セミファイナル(第7試合)◎Krush -70kg Fight/3分3R・延長1R

    • ●
    • 判定
      • 0-3
        29:30/29:30/28:29
    • ×

    神保 克哉 Jinbo Katsuya

     21歳、若さ溢れる神保は元王者の中島に対し「オヤジ狩り」を宣言。これに対しK-1王者チンギス・アラゾフに敗れ復帰戦となる29歳の中島は、結果と試合内容で黙らせることができるのか。

     1R、開始から打ち気で左フック・右ストレートとパンチを振るっていく神保に中島は右ローを打ち込み右ストレートを伸ばす。蹴りとパンチを織り交ぜる中島に対し、神保はパンチ主体で、左ジャブで中島の顔を突く。中島は神保のパンチをブロックして右ローを蹴りためる。

     2R、中島はやはり右ローで行く。神保も鋭い踏み込みのワンツーで出て、右ストレートで中島をとらえる。しかしさらに右ストレートを繰り出すと、中島はこれに合わせた右ストレートのカウンターをヒット。中島は左インロー・右ローと足攻めを多用。神保は左右ストレートを伸ばすが、足が効いてやや踏み込みが浅くなっているか。それでも左ボディフックで中島をとらえる。中島が前に来たところで神保はさらに中島のお株を奪う跳びヒザを見せる。

     3R、中島は右ローを入れながら前に出る。神保は押されながらも左右フックを振るってこれに応戦し、ここでも再び跳びヒザ蹴り。さらに左ボディフックも中島にめり込ませる。神保も中島を押していく。そして跳びヒザから右ストレートとトリッキーなコンビネーションでも中島をとらえる。中島も得意の跳びヒザを繰り出すが、神保は下がらない。中島は神保をプッシングして右ローキック。だが、神保も跳びヒザから左右パンチを繋いで終える。

     判定は30-29、30-29、29-28の3-0で神保。元王者の中島を降し、存在をアピールした。

    ■試合後の神保克哉選手のコメント
    「(試合の感想は?)もともと、3Rかけて戦う戦略だったんですけど、その戦略がハマッてよかったです。(対戦相手の印象は?)思ったよりも強くなかったなって印象です。まだまだ俺はいけるんで、もっと上を目指していきます。(今後の目標は?)とにかくベルトが早くほしいので、絡んでいきたいですね。まず、海外でもどこでも、どんどん試合をして。とりあえず経験を積んで、のちにベルト巻きます」

    メインイベント(第8試合)◎Krush -70kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R


    ジョーダン・ピケオー Jordann Pikeur

    メインイベント(第8試合)◎Krush -70kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R

    • ●
    • KO
      • 2R 2分20秒
    • ×

    山内 佑太郎 Yamauchi Yutaro

     キャリア18年、40歳にして最強王者に挑む山内。対するピケオーは「40歳で俺に挑むなんてバカげている。これは試合じゃなくスパーリングだ」と余裕のムードを漂わせる。番狂わせの戴冠か、あるいは順当な防衛か。

     1R、山内はロープ際に下がり前蹴りを飛ばしローキック。ピケオーはこれに対し、鋭い左フックを振るっていく。しかし山内は顔面前蹴りを放つとこれでピケオーの顔を綺麗にとらえ、ピケオーはグラリと体勢を崩してダウンを宣告される。憮然とした表情のピケオーはのっしのっしと前に出て山内をコーナーに詰めてパンチを集める。

     しかし山内もカウンターの右ストレートをヒット。ピケオーは右ストレート、左フック、右アッパー、左右フックと山内を攻め立てる。山内はロープを背に前蹴りを飛ばし、さらに右ストレートのカウンターでもピケオーをとらえる。だが、ピケオーの右ストレートを被弾し、山内もダウンを喫する。山内がこのダウンから立ち上がったところでゴングとなる。

     2R、ピケオーは再び圧力を発して山内をロープ・コーナーへと追い詰める。そして打ち下ろしの右ストレート、左アッパーとピケオーは伸びやかで殺傷力ある攻撃をまとめる。コーナーから出られない山内。右アッパーを突き上げられたところでレフェリーはスタンディングダウンを宣告する。

     山内はバックブローを放つもブロックされ、再びコーナーに追い詰められる。そしてショートのアッパーを打ち込まれるとレフェリーが試合をストップし、これとほぼ同時に山内もマットに崩れ落ちた。

    ピケオーのマイク
    「山内はとても強い選手で、まさかダウンを奪われるとは思っていなかった。だけど、またチャンピオンになったので、すぐにでも日本で試合をしたい。また応援よろしく!」

    ■ジョーダン・ピケオーの試合後のコメント
    「前回の試合から8カ月間空いて、年末に右手を手術してから最初の試合だったので、勘を取り戻そうと思いながら戦っていた。1Rは少し右手が痛んで気にしながら戦っていたけど、最後は勝つことができてよかったと思う。(山内の印象は?)正直、山内が1R持つことはないと思っていたよ。でも山内は距離を取る作戦で戦ってきて、なかなか良い攻撃を当てられなくて手こずってしまった。まぁ一発いいパンチが入ってから、山内は距離を取れなくなって、それからは戦いやすかったね。

    (ダウンを奪われたの前蹴りは?)あれはフラッシュダウンだ。ちょうど自分が構えをスイッチしたタイミングで顎に前蹴りが当たって倒れただけ。倒れてから立ち上がるのまでのんびりしていたらダウンカウントが始まって『まさか!』と思ったよ(苦笑)。実はセコンドから『最初はゆっくりいけ』と言われていたんだけど、そのままじゃいけないと思って、あのダウンでスイッチが入って一気に攻め込むことにした。(今後の目標は?)Krushのチャンピオンとして防衛することはもちろん、もし可能ならK-1に出てスーパー・ウェルター級(-70kg)とウェルター級(-67.5kg)の両方のトーナメントに出たい。いずれにしても今年はK-1チャンピオンになりたいね」

    ■試合後の山内佑太郎選手のコメント
    「(試合の感想は?)想像以上に強くて、完敗だなって。(対戦相手の印象は?)いままで50戦やってきたので、圧力やパワーのある選手といっぱいやってきたと思うんですけど、僕のイメージは経験してきたものしかないですが、それを上回るパワー、圧力、スタミナでしたね。(今後の目標は?)う~ん……。今日に気持ちをかけていたので、こういう負け方をしてしまい、いまはどうとは決められないですね。

    (序盤に詰められた時点で想像以上だった?)そうですね。相手の攻撃をいくつか受けて、タイミングを自分の身体で測りながらカウンター当てたりとか、そこから道を開くっていうのが僕の中であるんですけど。今日はピケオー選手の攻撃を受けて、あれだけ連打されたら普通だったらスピードやキレが落ちてくるタイミングが、経験上は必ずあるはずなんですけど、それがなくて。いつまでたっても勢いもパワーも止まらないので、それがちょっと。僕のほうが疲れてしまって、いいのをもらって倒れてしまったという感じですね。想像以上でした。

    (その中で序盤、ダウンが取れたというのは?)1Rは向こうも固いというか、動きにスキがあったので『カウンターを当てられる』と実感して。ただ、たらればなんですけど、1Rの時点でもう一回カウンターを合わせればよかったのにって。なんか余裕というか、様子を見てしまって。2R以降で、スキを見て確実にカウンターを当てようって。そう思ってたら、2Rになってギアが上がってきて、さっき言ったようにラッシュが止まらず、疲れてしまったというか。ディフェンスしながら、ダメージを受けてしまったという感じですね。

    (ダウンを奪ったときはコーナーに誘った?)誘ったというか、流れ的に。言っちゃうと、コーナー背負うと相手は攻める気になるし、その時点でスキができるので。だから、コーナー背負って戦うのはそんなに嫌いじゃないんですけど。1Rはそういう僕のイメージどおりで。あれは狙ったというよりは、出したのが当たったという感じなんですけど。1Rはちょっとイメージどおりにいきましたけど、2Rが思っていたのとは違いましたね。オデコでパンチを受けると、だいたい相手は拳を痛めることがあるんですけど、ピケオー選手の場合はオデコで受けたら、そのままコッチがダメージを受けて意識が飛んじゃったので」