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森田奈男樹、空手仕込みの蹴りで無傷の3連勝!「強い選手と戦って、ジョーダン・ピケオー選手に挑戦したい」

 5月1日(日)都内にて、昨日開催された「Krush.136」後楽園ホール大会の一夜明け会見が行なわれた。

 第5試合で藤村大輔とKrushスーパー・ウェルター級ワンマッチを戦った森田奈男樹は、2Rに空手仕込みの前蹴りを藤村の顔面に突き刺してダウンを奪うと、続けて後ろ回し蹴りをレバーに炸裂させて2度目のダウンを奪う。この一撃で藤村も試合続行が不可能となり、森田が2R0分46秒で鮮やかKO勝利を飾った。

 森田は昨年からKrushに参戦しこれで3戦3勝の無敗という戦績。ここ2戦は2KOとインパクトを残す戦いを続けている。元々は空手の選手だったが、ムエタイ主体のエイワスポーツジムでタイ人コーチから、そのベースの良さを活かした指導を受けて、現在のスタイルを確立。後ろ回し蹴りで藤村をKOした後も空手の残心を決めるなど、個性的なファイトスタイルも魅力だ。

 しかし、本人は生真面目で緊張しやすい性格のためか、マイクアピールもこの会見の冒頭もお礼に終始。見かねた中村拓己K-1プロデューサーが趣味を聞くと、「食べるのが好きですね。結構大食いだと思うのでそういうところで。すいません、ちょっと普通過ぎて」と恐縮しながら答える始末だった。

 だが、リング上のこととなると高い目標を持っている。目指しているのはKrushのチャンピオンだ。「自分の階級だとジョーダン・ピケオー選手がチャンピオンだと思うので、やらせていただける機会があれば、そこに向かって挑戦させていただけたらと思います」と、現在は新型コロナによる入国制限のため来日が途絶えているKrushスーパー・ウェルター級王者の名前をぶち上げていた。

森田奈男樹
「昨日は対戦してくださった藤村大輔選手、ありがとうございました。また、大会関係者の皆さまやセコンドに就いてくださった中川会長、皆さん、応援に来てくださったファンの皆さん、ありがとうございました。今回対戦してくださった藤村選手はベテランの選手だったので、緊張する試合だったんですけど、勝てて良かったです。

(蹴り技が冴えていたが、蹴りは狙っていた?)狙っていたというよりは得意だったので。どちらかと言うと狙っていたのはパンチで、パンチを使った戦いを組み立てていけたらと思ったんですけど、結果蹴りに頼ってしまったというか、蹴りで戦ってしまったという感じですね。(顔面の前蹴りと後ろ蹴りは得意技?)自分は空手をやっていたんですけど、その頃から使っていた技なので得意な技でした。

(Krushでは3連勝で無敗。これからどんな相手とやりたい?)Krushのチャンピオンを目指して戦っているので、強い相手とドンドンドンドンやっていって、自分の階級ではジョーダン・ピケオー選手がチャンピオンだと思うので、やらせていただける機会があれば、そこに向かって挑戦させていただけたらと思います。

(最初のダウンは内回し?)はい。内回し蹴りです。(キックボクシング系ではなかなか使う選手はいないが、あの技はキックの試合でも使えるという認識があった?)普段、ジムのマススパーリングだったり、そういう環境でもやっていた技だったので。その中で手応えもあったので試合で出せたらなと思っていました。(所属しているジムがムエタイ主体のジムで、コーチもタイ人だが?)自分でアレンジというのもあるんですけど、タイのトレーナーの方たちも自分のスタイルを失わないようにじゃないですけど、なるべく良さを活かしたミット打ちだったりをしていただいてます。

(後ろ回し蹴りが決まった後、残心を決めていたが足応えがあった?)そうですね。入った感じではよく決まったので、残心を決めさせていただいました。その残心も空手の良さでもあると思うので、そういうのもやっていけたらなと思っています。(今日の冒頭も試合後のマイクアピールもほぼお礼ばかりだったが、マイクアピールをもっと磨いていく予定は?)そうですね(笑)。ちょっと緊張するのでもっと上手くなれたらいいかなと思んですけど、すいません。もっと考えます。

(趣味や格闘技以外で好きなものは?)食べるのが好きですね。結構大食いだと思うのでそういうところで。すいません、ちょっと普通過ぎて。(大食いチャレンジとかは?)是非あれば、やっていただきたいです(笑)。(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日は応援してくださってありがとうございました。もっと練習して強くなってチャンピオンになれるように頑張るので、これからも応援よろしくお願いします。押忍!」
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