2022.02.15

 都内・K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフにて、2月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.134」の[Krush女子アトム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・優と対戦する王者・菅原美優が公開練習を行なった。

 公開練習では2分1Rのミット打ちを披露した菅原。2度目の防衛戦を5日後に控えて「まあまあです」というコンディションながら、パンチ、キック、ヒザ蹴りなどをまんべんなく披露してみせた。菅原の前回の試合は昨年11月「Krush.131」でのMIOを挑戦者に迎えたKrush女子アトム級の初防衛戦だった。MIOには5月K-1横浜武道館大会でのスーパーファイトで敗れており、菅原にとってはリベンジを兼ねた一戦だった。

 当初は8月に組まれていたこのカードが菅原の欠場により11月に流れたこともあり、「メンタル的にしんどかった」という中での初防衛戦。しかし、バックハンドブローでダウンを奪って、リベンジにもベルトの防衛にも成功。「自信がついて、試合で出せる実力のパーセンテージが上がったのかなって。今までは自信のなさでマイナスから入っていく試合が多かったので、そこを自信を持って勝負に行けるようになったのが大きいかなと思います」とメンタル面での成長がMIOからの勝利の要因となったようだ。

 また、技術面でもパンチの技術が向上。「ボクシングスパーにも参加させてもらって。今回はコロナの影響であまり出来なかった部分はあるんですけど、その中で手応えもちゃんとありましたし、男の子を相手でもちゃんと打てるようになってきたので、そこは身になっているというか成長を実感している部分ではあります」と、現在もさらに磨きをかけているという。MIO戦で見せたバックハンドブローも、「あの試合後からスパーとかでもめっちゃ入るんですよね。本当に狙って出してるわけでもないですけど、あの試合を機に感覚を掴んだところは少しあるかもしれないです。技が増えたなと思っています」と、新たな得意技になりつつある。

 そして、精神面でも技術面でも大きく成長した中で迎える、優を挑戦者に迎えての2度目の防衛戦。前の試合から中3カ月というスパンでの防衛戦となるが、「試合が終わって一息つく間もなく次の試合が決まってあんま時間がなかったので、短期間で出来ることを詰めた感じですね」と、出来る限りの準備を進めてきた。

 優とは、2020年の7月に菅原がベルトを獲得した第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメントの準決勝で対戦している。「パワーはあるなっていう印象です」と、優について語った菅原。「ジムを移籍されて、戦い方もかなり変わったなっていうふうに思ってて、今回やる上で作戦を立てようとした時にちょっと分からない部分があるので、それほど練ったりはしてないです。変化は凄くある選手だなと思います」と、この1年半の期間における優の変化も感じ取っている。

 だが、「今回の試合も自分の中ではリベンジマッチなんですよ」と、菅原にはベルトの防衛と同時に違うテーマもある。前回は勝利したものの、バッティングが多い試合となってしまったことが菅原の中に「気持ちのいい試合ではなかった」と悔いとして残っており、「そこを含めて今回はしっかり勝ちたいですね。ベルトどうこうのプレッシャーよりもしっかり勝ちにいきたいです」と、きっちりと決着をつけたいという想いがある。「前やった時から1年半ぐらい空いているので、その成長をしっかり見せたいなと思っています」と、チャンピオンになったその実力を、優にもファンにも見せつける腹積もりだ。

 また、「アトム級の選手も増えてきて、かなり盛り上がってきていると思うので、K-1に階級を作ってもらったりとか、そういうことをしてもらえるように、勝負の1年になるかなと思います。そこを自分が先頭でやっていけたらなと思います」と、K-1・Krushの中心選手になるという自覚も芽生えた。それはやはりMIOを倒したことが大きい。「自分の中で昔から知っているMIOさんという存在を超えたというのが自信になったし、格闘技界を引っ張ってきた方なので、MIOさんに勝ったからにはそういう存在にならないとなっていう気持ちが芽生えましたね」。2022年のスタートを防衛という形で切り、K-1 JAPAN GROUPを牽引する選手になることを目指す。

 

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