2021.08.04

 大阪・ALL-WINジムにて、8月21日(土)東京・後楽園ホール「Krush.128」の[第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R]で璃明武と対戦する吉岡ビギンが公開練習を行った。

 3月のKrush後楽園大会で行われたバンタム級タイトルマッチでは王者でありながら計量オーバーで王座剥奪となった吉岡。今回は階級をスーパー・バンタム級にあげて再起を狙うとともに、2階級制覇のかかる第7代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント参戦を果たす。

 階級アップについて「2.5kg(規定体重が)上がるだけ減量が楽になるので、バンタム級時代よりポテンシャルも上がる(。階級を上げて)筋肉量もそうですし、バンタム級時代にはなかった爆発力、スピード、パワーで戦っていきたい」と話す吉岡。

 スーパー・バンタム級での戦いについて聞くと「選手層が厚く、一人ひとりチャンピオンとしての素質を持っている選手が多い。スーパー・バンタム級で勝っていくことは生半可なことじゃないと思っています」と、強豪ひしめく階級だと位置づけている。

 トーナメント発表会見で他の選手と並んだ時にも分かる通り、身長163cmの吉岡にとってスーパー・バンタム級の選手たちは自分よりも背が大きい選手たちばかり。身長差・リーチ差のある相手と戦うことになるが、吉岡にとって身長差は問題ないと言う。

「バンタム級でも自分は背が小さかったですが、それでもベルトを獲れました。キックボクシングをやる身長の小さい子もいると思うし、そういう子たちに小さくてもこうやってベルトは獲れるんだぞというのを見せたいと思っています」

 これまでパンチ主体の公開練習が多かった吉岡だが、この日はミドルキックも織り交ぜたコンビネーションを披露。パンチと変わらない派手なミット音をジムに響かせた。今回、蹴り技を見せたのは「璃明武選手は足技が凄い選手で、僕も足技が得意なので足技で行こうと思った」からだ。

 もちろん最大の武器であるフィジカルの強さを活かした強力なパンチを忘れたわけではない。「蹴りを使いつつ、どちらかといえばパンチで倒したいですね。バンタム級時代はパンチャーだと言われていたので、蹴りも使って技の引き出しを増やす。スーパー・バンタム級にあげてよかった、正解だったというところを見せたい」と、あらゆる面でスーパー・バンタム級が適正階級であることを試合で見せるつもりだ。


 1回戦で対戦する璃明武は空手のバックボーンを持ち、プロ戦績8戦中わずか1敗の強豪。後ろ回し蹴りで相手を失神させたこともある殺傷能力の高い選手で、周囲はこの一戦を優勝候補による対決とも挙げている。

 吉岡自身「事実上の決勝戦と言われているので、そこを勝てば優勝は見えると思っている。1回戦で璃明武選手を倒せば優勝できる」と、璃明武との試合がトーナメント最大の肝であると抜かりはない。吉岡にとってはバンタム級に続き、今回が2回目のトーナメント参戦となるが、ずばり今回のテーマは“破壊”だ。

「バンタム級は倒せない階級みたいなことを言われていましたし、スーパー・バンタム級でもそういことを一時期言われていたと思います。でも武居由樹選手のおかげでスーパー・バンタム級でも倒す選手が出てきましたし、スーパー。バンタム級は選手層が厚い・有名な階級でもあるので、そこでトップになるとういうのは価値のある選手になるということ。今回のトーナメントではKrushらしく“壊す”試合をしてチャンピオンになりたいと思います」

“ビギン”の名のとおり、新たなチャレンジへ決意を固めた吉岡。このトーナメントでバンタム級以上の迫力を見せつけることはできるか?

 

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