2020.12.01

 大阪・K-1ジム心斎橋にて、12月19日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.120」の[第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R]で吉岡ビギンと対戦する黒田斗真が公開練習を行った。

 黒田はオーソドックス、サウスポーにスイッチしながら鋭い左右のストレートを披露。トーナメント1回戦の多久田和馬戦では鋭いローキック、前蹴りも印象的だったが、この日はパンチのコンビネーションを見せる形となった。

 多久田戦はプロになって初めてサウスポーを相手にした試合だったという黒田。「試合で対面した感じではやりにくさを感じたんですけど、練習からしっかりサウスポー対策をしていたので、それがしっかり試合でハマったかと思います」と振り返る。またサウスポー対策ももちろんのこと「7月に晃貴選手に負けて、あの試合以降は体力をつける、スタミナをつけることを意識して練習して来ました。あの負けがあったから今回しっかり勝つことができた」と晃貴戦の敗戦をきっかけにスタミナ強化に取り組んだことも勝利に繋がったと分析した。

 準決勝の相手は優勝候補に挙げられる吉岡に決まり、黒田は「パワーがありそう」と吉岡の印象を語る。実はアマチュア時代、黒田は吉岡に判定負けを喫した因縁がある。

「小学4年生ぐらいの時にやったんですけど、その時は階級が軽量級と重量級とに分かれていて、僕が軽量級、ビギン選手が重量級だったんですね。それで僕の相手が軽量級にはいなくて、ビギン選手と組まれた形だったと思います。試合内容はそこまであまり覚えていないですが…結果は判定負けでした」

 Krush参戦当初から吉岡を「意識していた」と話す黒田にとっては「やりたい選手の一人だったので今回当たってよかったと思います」と、念願の一戦が王座決定トーナメント準決勝で実現することとなった。

 黒田は吉岡のパワー、そして吉岡自身が「バンタム級の木村"フィリップ"ミノル」を自称するフィジカルを武器にした圧力を警戒。そのうえで「周りの人は吉岡選手が優勝候補と言っていますが、僕はトーナメントを優勝して当たり前だと思っているので、誰と当たっても優勝できると思っています」と一切臆する様子はない。反対側のブロックでは橋本実生と萩原秀斗による準決勝が行われるが「KOだったら橋本選手、判定まで行ったら萩原選手かと思っています」と、勝ち上がりを予想した。

「一度格闘技から離れていたんですけど、4年前ぐらいにまた格闘技をやり直して、バンタム級のKrushのベルトを求めて、ここまでやって来たのでしっかり獲りたい」とKrush王座について話した黒田。また黒田には周囲の恩返しのためにベルトを巻きたいという想いもある。

「僕が格闘技をやり直したとき、それまで僕がどん底に落ちていたところから支えてくれたのが先生であり、家族や仲間であり…。その頃からずっと支えてくれて、身近にいてくれた人たちのために、僕が一番大好きな格闘技で一番を取って恩返ししたいと思っています」

 黒田に理想のチャンピオン像を聞くと「今はベルトを獲ることに集中したい」と、今は目の前の一戦へ集中している。最後に「必ず優勝します」と力強く誓った黒田は、優勝候補の吉岡を撃破し念願のベルトを獲得できるか?

 

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