2020.03.19

 3月28日(土)東京・後楽園ホール「Krush.112」の[Krushクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者K-Jeeと対戦する挑戦者・加藤久輝のインタビューを公開!

──まず前回のK-Jee選手との試合を振り返ってみていかがでしたか?

「9カ月ぶりのK-1の舞台で、ちょっと色々身体が馴染んできたなと自分でも思ったし、試合を見た人もみんな同じ評価をしてくれるんで。今はK-1ファイターになってますね」

──新しい技が出るようになったというよりも、元々総合格闘技で出していた技が出せるようになってきたという印象でした。

「そうですね。ずっとK-1グローブが大きくて邪魔だなというの頭にあって(苦笑)。それがやっと最近邪魔だと思わずに、本来の自分の変わった軌道のパンチが出せてるなと思います」

──練習でもK-1仕様の動きには手応えもあったのですか?

「はい。K-1参戦の1年目はキックの練習をしても、自分の中で出来るものとリングの上では大分違いがあったんですよ。仮にジムで完璧にK-1用の動きをこなしていても2~3割しか出せてなかったのが、前回はある程度出せたかなと思います」

──K-1用の練習はMEIBUKAIでの練習が基本ですよね?

「他の打撃系のジムには行ってないですね。元々どこに行っても、特に愛知だとスパーリングパートナーがいないんで。ぶっつけ本番で、あとは自分で考えながら工夫するって感じですね」

――MEIBUKAIでは加藤選手のもともと持っている動きを上手く活かすような練習をしているのですか?

「はい。従来なら0から全部やり直そうってなるんですけど、僕みたいに30代後半の選手が最初から動きを直したら逆に弱くなると思うんで。僕もその辺は長所を伸ばすことを意識して、フォームは根本的に直さなかったですね」

──試合内容を振り返ると加藤選手の圧勝だったと思います。実際に戦ってみていかがでしたか?

「もともと僕はK-Jee選手は強い印象があったんですけど、前回は上手く完封して、結局向こうが何も出来ない状態に追い込めたかなと思います。ただそれでK-Jee選手が弱いとは思っていないです。ちょっとした戦略を変えれば接戦になる可能性もあるし、特に今回はリベンジということで向こうの方が相当モチベーションが高い。今回は前回よりは厳しい戦いになると思います」

──再戦に向けたイメージ・考えていることはありますか?

「ありますね。正直前回は自分の実力を証明出来たと思うんですけど、逆に今回は3カ月という短いスパンでK-Jeeがどのぐらい反省して、どのぐらい修正能力があるかが問われると思います。K-Jee選手はプライドも高いので相当修正してきてると思うんですけど、僕はさらにその裏を考えてます」

──今回はKrushのタイトルマッチとなります。前回の試合後の会見でも「もし向こうが望むんだったらベルトをかけてやってもいい」というコメントがありました。

「そうですね。結局モチベーションの部分もあるんですよね。もっと若い時なら常に毎日練習が出来るだろうけど、今は何かメリットがないと。なのでモチベーションの意味でもベルトは良い刺激ですよね」

──加藤選手は入場曲もダースベーダーで、ジャケットにもダースベーダーの刺繍を入れています。外敵としてK-1とかKrushを荒らしてやろうという気持ちはありますか?

「ありますね。どう見ても自分はよそ者じゃないですか。総合を30歳から始めて、35歳に急にK-1に転向して。もう全てにおいて自分は敵地にいる感じですよね。K-1はファミリーみたいなものを感じるけど、僕はファミリーの一員じゃなくて、K-1を潰すつもりなんで(笑)」

──加藤選手も立派なK-1ファミリーですよ(笑)!

「まあそれは冗談ですけど(笑)、このままダークフォースで行こうと思ってます。僕らはお金を貰ってるプロなので、入場やプロモーション、全てが仕事。誰かが言ってたんですけど、試合自体は仕事の50%。残りの50%はインタビューに応じたり大きな発言をしたりカッコイイ入場をするとか。そういう意味ではその意識を持っていつも盛り上げようと思ってます」

──外敵の自分がKrushのベルトを巻いて、K-1・Krushをかきまわしていきたいですか?

「それはありますね。今回はチャンピオンがK-1で僕に屈辱的な負け方をして、挑戦者の僕にリベンジを挑んでくるという試合じゃないですか。その図式も見ていて面白いし。まあ僕がいつも通り彼の良さを潰して勝ちますけどね」

──ここでK-Jee選手に勝ってベルトを獲れば、2020年の展開が大きく変わると思います。今年はどんな1年にしたいですか?

「Krushの選手もみんな言うと思うんですけど、やはり一番上の目的はK-1のベルトですよね。ちょうど大会1週間前の『K'FESTA』でタイトルマッチがあるので、そこで防衛成功になるのか、それとも新王者誕生になるのか。その結果でまた次戦が見えてくると思います。その辺でもまた色々変わってくるので、とりあえず僕が出来ることとしてはしっかりKrushのベルトを獲ることですね」

──そう考えるとクルーザー級もかなり盛り上がってきましたね。

「そうですね。去年のK-1・Krushの試合で、みんな『クルーザー級は面白いな!』と感じていると思います。やっぱり重量級の試合は最後までどちらが倒れるか分からないぐらい逆転があるし、そういう意味ではみんなで良い仕事をしてますよね」

──それでは最後にファンのみなさんにメッセージをいただけますか?

「3月でクルーザー級という階級が大きく変わっちゃうと思うし、そこでクルーザー級で誰が一番強いかが見えてくると思います。これから面白いマッチアップが一杯出来そうなので『K'FESTA』もKrushもぜひ見てほしいと思ってます」