2020.02.25

 2月25日(火)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて「Krush.111」の一夜明け会見が行われた。

 昨日のメインイベントでは鈴木勇人とのリマッチを制し、第8代Krushスーパー・ライト級王座に就いた佐々木大蔵。一夜明け会見では「昔は試合をしていても早く終わってほしいと思っていたけど、今は3分3R、延長も含めたら、その時間、1分1秒がすごく楽しい」と“試合を楽しむ”ことが勝利につながったと話し、さらには“ムエタイの神”と呼ばれるセンチャイへの想いや自身の格闘技観を熱弁。

「65㎏はすごく層が厚くて、層が厚い階級だからこそ、チャンピオンベルトがいろんな選手のところに行くんじゃなくて、僕がしっかり僕のところで防衛を続けて、どんどんどんどん価値を上げていきたい」と新王者としての意気込みも語った。

「昨晩は会場でもAbemaTVでもご覧いただき、ありがとうございました。そして会場にお越しいただき、ありがとうございます。昨日の試合を振り返って“よかったな”っていう感じですかね、一言で言うと。ありがとうございました。

(前回と違う作品・試合を見せることができた?)そうですね、会場も横浜アリーナと後楽園ホールでは全然違いますし、お互いのコンディションだったりも全然違いますし、前回一度対戦したことによってさらにお互い力が入る部分もあったと思います。周りからそういう見られ方もする中での試合だったと思うので、前回とはまた違う姿を見せられたんじゃないかと思います。

(試合ではセンチャイキック=手をマットについての側転蹴りもを見せていたが?)僕は本当に人に興味がないんですけど、最初にセンチャイの動画を見た時、いやぁスゴいなと思って。技とかじゃないですよね。試合をしていく気持ちの部分が見えるというか、そういう部分がすごく惹かれて、実際にタイへ行った時にもセンチャイと一緒に練習できればいいなと思っていました。その時はルンピニースタジアムで会うことぐらいしかできなかったのですが、会った時にオーラというか、普通の人といえば普通の人の感じなんですけど、足も太いし、自分より全然背も小っちゃいんですけど、なんかすごくオーラを感じましたね。

(センチャイはムエタイをアートだと考えているが、自分に通じるものはある?)そう言われると、そこに魅力を感じていたんだなと思います。アート…いい表現ですね(笑)。それ使っていこうかな。ほんとに僕はキックボクシング、この競技が大好きで、練習していても“練習”っていう感じじゃないんですよね。すごく楽しくて常に追い求めているというか、いつ極められるかという感じで日々を送っています。その上で力を与えられる試合を見せていくことがプロとしてのあり方だと思うので、そこで自己満だけではなく1人でも多くの方に力を届けられたら、そんな幸せなことはないなと思います。

(タイで人生観が変わったようだが?)またタイに行きたいなと思うんですけど、本当にタイでの生活というのがすごく濃い生活だったんですけど、めちゃくちゃシンドさもあったので、またすぐに行きたいかと言われると『はい』とは言えないんですけど(笑)。センチャイさんに是非手を合わさせてもらいたいですし、個人的にもDMも送っているんですけどなかなか返ってこなくて(笑)、そこまでしている感じです。

(Krush王者としてはどんな存在であり続けたい?)リング上でもお話しさせていただいたんですけど、65㎏という階級はすごく層が厚くて、層が厚い階級だからこそ、チャンピオンベルトがいろんな選手のところに行くんじゃなくて、僕がしっかり僕のところで防衛を続けて、どんどんどんどん価値を上げていきたいですね。僕が引っ張っていきたいですね、このチャンピオンベルトを。そういう戦いを見せていきたいです。

(K-1の門番と言われることには?)僕はあんまり門番とか、人の言われることは気にならなくて。いい意味で結構ネジが外れているので何とも思わないですけど、いろんな見方っていうのがあると思うので、僕はどんどん自分の道を極めて、アートを見せていきたいです。

(息子とは試合前に一緒に寝た?)一昨日は一緒に寝なかったんです! 息子がちょっと風邪気味だったので。だから今日は一緒に寝てきました。試合が終わって寂しかったのか、『パパ、パパ』って。帰りの車でも隣に座ると言って、嬉しいですよね。本当に今僕の原動力になっています。

(前回の試合よりも今回の試合は差をつけたと思うが?)そう言われると嬉しいんですけど、やっている最中は夢中だったので余裕だなとも思わなかったです。1回拳を交えて勝利したっていうだけでも、それは1つの強みだと思うんですよね、相手からしたら。やっぱり負けたっていう印象がどこかしらには絶対残るので。そういった部分がすごく大きかったんじゃないですかね。

(ダウンを獲ってドヤ顔を見せていたが?)多分楽しかったんでしょう(笑)。成績が43~44戦になってきて、最初の頃は何が何だか分からない状態で“早く試合終われ”と思いながらやっていたんです。その頃はほんとに必死でやっていたんですけど、今も必死ではあるんですけど、今は3分3R、延長も含めたら、その時間、1分1秒というか、すごく楽しいんですよね。だから僕にとっては夢中になれるものがキックボクシング、K-1・Krushですね。(地味強と言われることについては?)ありがたいことです。地味強で貫いていきますよ、僕は。地道で、地味に行きます(笑)。

 昨日もそして今日もお越しいただきありがとうございます。そして昨日はAbemaTVでもたくさんご視聴いただきありがとうございます。本当に一人ひとりの力、応援だったり、みんな選手はそうだと思うんですけど、1人では何もできないので。そして勝ったり負けたりの繰り返しで、一般的に言われると失敗かもしれないですが、僕はそういう部分もたくさん経験してきて今があると思っています。だから失敗を恐れずにじゃないですけど、負けを恐れず、昨日戦った鈴木選手もそうですけど“負けたら終わり”じゃなくて“諦めたら終わり”です。人生諦めずに貫いたら、その見返りが絶対あるんだっていうのをみなさんにどんどんどんどん僕が表現していきたいです。

“こいつでもやれるんだから俺にできるだろ”っていう、そういう力を送っていきたいし、それを与えていけたらなと思っています。今後ともチャンピオン・佐々木大蔵というよりは、佐々木大蔵に力をもらったと言ってもらえるような試合をどんどんリングで表現していくので、ぜひこれからもよろしくお願いします。ありがとうございました」

 

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