2019.07.04

7月21日(日)東京・後楽園ホール「K-1 KRUSH FIGHT.103」の[日本vs中国・7対7全面対抗戦・大将戦/K-1 KRUSH FIGHTライト級/3分3R・延長1R]でジェン・ジュンフェンと対戦する卜部功也のインタビューを公開!

──記者会見でも触れていましたが、3月の防衛戦に敗れた後はプロとして格闘技をやるつもりはなかったそうですね

「なかったですね………(少し言葉を溜めて)なかった、です。あの日、負けたこともしっかり受け入れたし、若い選手に負けて時代が流れるというのもタイミング的には合っていると思ったし、試合が終わったあとに自分の中でそう感じていたんですよね。だからもう格闘技はやめよう、と。その一方でずっと応援してもらっている人たちに最後に良いところを見せたいという想いもあって。そういうなかで今回のオファーをいただきました。少しオファーが来るのは早いかなと思ったんですけど、どうせやるなら早くやった方が良いと思ったし、それこそ試合間隔が空くとブランクも長くなって、動きは絶対に悪くなっていく。だったらやると決めて、すぐパッとやった方が良いなという感じがして、このタイミングでオファーを受けました」

──では試合後に一度は格闘技から離れたようと思ったものの、オファーが来たことで再び気持ちに火が点いた、と。

「そうですね。あと日中対抗戦は兄(卜部弘嵩)が2年連続で大将戦をやっていて、対戦相手も過去に兄に勝っている相手ということで、このオファーに縁というか運命を感じました。この試合は自分の中で戦う意味があると思ったからこそ、またリングに立とうという気持ちになりましたね」

──実際に試合が決まって、本格的な練習を再開して心境に変化はありますか?

「段々と気持ちが上がってきました。試合用のミット打ちをやっていると身体も仕上がってくるし、あとはスパーリングですね。スパーリングをやるとスイッチが入るんです、殴られて『この野郎!』ってなるし(笑)」

──あまり闘争心を表に出さない功也選手ですが、殴られると感情的になりますか(笑)。

「戦っていると自然に闘争本能に火がつきますよ。やっぱりファイターはみんな負けず嫌いだし、絶対にベストな動きに戻そうと思ったし。ただ先のことはまだ分からないです。今は目の前の試合のことしか考えられなくて、その先のことは何も考えていません。むしろ今ここで自分がリングに立って何を感じるのか、何が変わるのか、どんなパフォーマンスを見せるのか、どんな結果を出すのか……それを自分自身でも期待しているし、楽しみにしています」

──対戦相手のジェン・ジュンフェンにはどんな印象を持っていますか?

「素直に試合を見てやりづらい相手だし、難しい相手だと思います。でも今回は相手に対してよりも、やるからにはベストで100%に仕上げるって感じですかね。そこだけは妥協したくないし、そこはもう自分のプライドです。プロである以上、受けた仕事は100%やるっていう。そこのモチベーションも高いですね。あとは日本側と中国側のプライドもあると思うし、試合展開も絶対に熱くなると思うんですよ。だから僕も必死になって勝ちに行くしかないし、日本チームに貢献したい気持ちもあります。やっぱり対抗戦は熱くなる感じがしますね」

──功也選手が進退についてコメントして、心配になった人もたくさんいると思います。改めてファンの皆さんにどんな試合を見せたいですか?

「やっぱり卜部功也らしい試合をしたいです。最近は自分の中にあるものと外との声が上手くハマっていないところがあって、もうちょっと自分のこだわりを守ってもいいのかなと思っています。僕も盛り上がる試合や倒しに行く試合を意識したこともありますが、僕の根底にあるものは強くなりたいとか、技を極めたいとか、そういう気持ちなんですよ。今回はその初心に戻って、自分らしい試合をしたいし、それが出来ればお客さんも共感してくれて、自然と受け入れてくれるのかなって思います。だから僕はもう自分自身ととことん向き合って、自分の理想を突き詰めて、当日に最高のパフォーマンスを見せたい。今のK-1には倒しに行くファイターやアグレッシブなファイターなど色んな選手がいます。だからもうそこは他の選手たちに任せて、僕はリラックスして自然体で、何か技術を追い求めるような試合ができたら良いかなって思ってます」