2019.06.11

 6月11日(火)東京・K-1ジム目黒にて、6月21日(金)東京・後楽園ホールで開催される「K-1 KRUSH FIGHT.102」の[K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者ジョーダン・ピケオーと対戦する挑戦者・神保克哉が公開練習を行った。

 昨年12月に平塚洋二郎をKOし、今年3月の「Krush.99」では藤村大輔との実力者対決を制してピケオーへの挑戦に辿り着いた神保。公開練習ではあまり手の内を見せずにパンチのみのミット打ちを行い「早く試合がしたい。ピケオーがどんなもんか、早く試したいですね」と既に臨戦態勢だ。

 神保にとってはずっとアピールしてきたピケオーとのタイトルマッチだが「別にタイトルマッチだから、いつもと違う練習するとかじゃなく、いつも通りやってきたんで問題ない」と自然体を強調。最近はウェルター級でも猛威をふるうピケオーだが「体重が軽くなったぐらいじゃないっすか? 戦い方とかにも別に興味はないっすね。(ウェルター級の選手と違って)フィジカルも全然負けないと思ってますし、研究もバッチリできている」と怯む気持ちは微塵もない。

“対日本人無敗”とはいえ過去にはマラット・グレゴリアン、チンギス・アラゾフという歴代K-1王者にKO負けを喫しているピケオー。神保は「決して倒れない人間じゃない」と語り「ひたすらイメージトレーニングして、ピケオーが倒れる瞬間しかイメージできていない」と常にKOの瞬間を頭に思い描いている。
 特攻服で入場するなど破天荒な風貌の神保だが、試合ではクレバーな戦い方やしっかりと試合を組み立てる能力も持ち合わせている。「そこは隠された才能なんすかね?」と意外(?)な一面を認めつつ「今回は倒す練習しかしていない。特攻するイメージ」とあくまで“特攻”にこだわる。

 もちろんその“特攻”は「玉砕覚悟で行くんじゃなくて、倒しに行く瞬間は考えながら行く」ことで「特攻できる瞬間は試合中に何通りも出てくると思う。そこを自分で見つけて特攻しようって感じです」と闇雲に突っ込むのではなくチャンスを見定めるという意味だ。

 また日本を代表して外国人選手と戦うということも神保にとって最高に燃えるシチュエーションだ。

「違う国の選手と戦うとなると、やっぱり日本人として負けられないなって気持ちが強く出てくる。そこは大和魂を背負って戦いたいっす。元々俺はそういう愛国心はすげえあるんで。だからオランダの強豪のピケオーと戦えるのは最高っすね。ピケオーに全然負ける気がしないです。下馬評がピケオー有利でもそんなの関係ないんで、全然気にしてないっすね。それぐらい今回の試合は自信があります」。

 以前の会見で「海外のヤバそうなところでも試合がしてみたい」と語っていた神保は「ピケオーに勝った後でもそういうところで試合がしてみたいし、逆に行きたいですね。ヤバイとこですげえ戦いたいです。こっそりオファーくれればこっそり行くんで(笑)」と、危険な場所での“決闘”に未だに興味があるという。

 K-1スーパー・ウェルター級のベルトはアラゾフの負傷による返上で現在は空位。神保は「ベルトはどのベルトでも欲しい」とK-1のベルト獲得にも意欲を見せ「ベルトを獲って世界に行くのが一番のモチベーションっすね。ピケオーに勝った後は世界に旅に出ます」と壮大な世界制覇のプランを語った。

「試合中にチャンスは何度もあるか、それとも一回きりだと思っているか?」と問われると「チャンスは一杯あると思いますよ。やってみないと分からないですけど、頭の中で何通りも出てくるんで、それを自分で見つけて行くだけ。何で倒すかにも特にこだわりはないっす。どれでも倒す準備はできているんで」と豪語する。

 最後に「6月21日は自分がベルトを巻いてると思うんで楽しみに待っていてください」とファンにメッセージを送った神保。宣言通りのチャンスを逃さない特攻でピケオーを粉砕し、日本人として初めてピケオーに勝利することができるか?