2019.05.19

 5月19日(日)東京・新宿区のGSPメディアセンターで記者会見が行われ、6月21日(金)東京・後楽園ホール「K-1 KRUSH FIGHT.102」にて、第5代Krushスーパー・ライト級王者の中澤純の引退セレモニーを行なうことが発表された。

 中澤は2013年1月にKrush初参戦。ゴツゴツとしたパンチとローキックを武器に頭角を表し、2017年4月「Krush.75」の第5代Krush -65kg王座決定トーナメント決勝戦で小宮由紀博を下し、同級王座を獲得。その後、K-1にも参戦し、これまでファンの記憶に残る熱闘を繰り広げてきた。

 会見で「Krushのチャンピオンになれた瞬間というのは、この先なかなか越えられないくらいの感動体験だった」と振り返った中澤。昨年11月のK-1での佐々木大蔵に判定負けを喫したのが、現役最後の試合となった。

中澤純
「今回、久々に記者会見という形でマイクを持つので緊張してます。久々にファイティングポーズを構えた気がしますね。僕は2013年からKrushに参戦させていただいて、そこからKrushのレベルの高さ、いろんな選手の強さがありながら、僕も改善してチャンピオンになるために努力しました。

 僕の人生の中でKrushのチャンピオンになれた瞬間というのは、この先なかなか越えられないくらいの感動体験だったんじゃないかなと思っています。そのくらいKrushという舞台は思い入れがありました。今回、Krushで引退セレモニーをやっていただけることをうれしく思います。

(引退に至った経緯は?)去年11月、K-1のトーナメントに参戦した際に、反対ブロックでゲーオ・ウィラサクレック選手が大和哲也選手を1Rで倒して、ノーダメージで勝ち上がって、僕は準決勝で佐々木大蔵選手の飛びヒザを食らって、ダウンしました。

 そのときに一瞬『ここで勝っても反対ブロックでゲーオが無傷で待ってるんだな…』と思ってしまったんです。いままで、僕は試合をやるときに死んでもいいという覚悟というか、骨が折れても相手を倒しにいこうという気持ちで戦ってきたんですけど、試合中に人生で初めて、ここで佐々木選手に勝ったとしても決勝でやられるなと思ってしまいました。それが10歳で格闘技を始めてから、いままでなかったというか。ないように強く見せていたのかわからないですけど、試合中にそう思ったのは初めてでした。そのときに辞めようと思いましたね。

(今後については?)いま、自分で会社経営を行なっておりまして、キックボクシングなど仕事で頑張ってます。実際、チキンになってしまった理由のひとつが、会社を経営するようになって、守るものができたゆえに自分が病院送りになってしまったらダメだなと思ってしまったという部分、恐怖心がどこかで生まれてしまったんじゃないのかなと思っています。ただ、いまは会社経営一本だけなんで。もちろん、好きなキックボクシングの練習はやってます。充実してがんばってます。

(ファンへのメッセージ)。Krushで5~6年試合をさせてもらったんですけど、勝ったり負けたりでなかなかスーパーチャンピオンの器ではなかったですが、どんなときでも応援してくれたファンがいたので、その人たちにありがとうございましたと言いたいです。ありがとうございました」