2018.11.13

 11月21日(水)東京・後楽園ホール「Krush.95」の[Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]で里見柚己と対戦する山本真弘のインタビューを公開!

──Krush10周年記念大会への出場が決まりました。記者会見でもお話されていましたが、この大会には「怪我をしていても出たい」と思っていたそうですね。

「はい。僕は10年前のKrush旗揚げ戦にも出ているし、あの時に出ていた選手も数少なくなっているので」
──ちなみに10年前の旗揚げ戦にはどんな思い出がありますか?

「あの時、僕はセミファイナルで試合をして、メインイベントが山本元気vs桜井洋平だったんですよね。正直、あの時は『なんで俺がセミなんだよ!』と思っていました(苦笑)」

──当時、山本選手はK-1ルールのKrushというイベントがスタートしたことをどう思っていましたか?

「当時は全日本キックでキックルール(ヒジ打ち・首相撲あり)の試合をやっていて、全日本キックがK-1ルールの大会を始めることになって。自分はその大会のオファーがあったから出る…という感じで、自然の流れで見ていましたね」

──その後に全日本キックは消滅。山本選手も「Krushライト級GP2009」優勝を機に一時Krushを離れて、2014年から再びKrushで戦うようになりました。この10年間はどんな10年でしたか?

「さっきの話じゃないですけど、自然の流れに身を任せて戦っていて、Krushに戻る時だけは強引に自分から流れを引き寄せたという感じですね」

──Krushに戻る決意をした一番の理由はなんだったのですか?

「自分のキャリアの最後として(Krushに出たい)、ですね。あとは自分がデビューした時から宮田さん(充プロデューサー)とやってきたんで、そこ(Krush)に宮田さんがいたというのも理由です」

──Krush旗揚げ当初は、10年後も格闘技をやっていると思っていましたか?

「どこかで大怪我をして『もうダメだ』と言われない限りは、ずっとやっていると思ってました。今もそれは変わらないですね。だから今回の試合も特別な試合ではあるんですけど、これから続く格闘技人生の中の試合の一つ。僕の格闘技に対する考えは10年前も今も変わらないです」

──10年前は勝利を重ねて“60kg最強”と呼ばれていた山本選手ですが、今はK-1・Krushで3連敗と勝ち星から見放されている状況です。今の状況をどう捉えていますか?

「振り返ってみると、10年前はずっと自分が勝っていて、対戦相手が負けていた。今はそれが逆になって、自分が勝っていないという状況なんだなというだけですね。現役である以上は試合をしてナンボなんで、そこで何をやっていくかだと思います」

──ではある意味、連勝していても連敗していても気持ちは同じですか?

「そうですね。連勝していた時も運が良かったじゃないですけど、自分の中では毎試合勝つか負けるかは分からないもので、たまたまその時は勝てていたって感じですね」

──格闘技に対する情熱は衰えることなく続いていると。

「そうですね。僕、格闘技が好きなんで。逆に言えば、今の選手たちは早熟で駆け上がっているんで、格闘技に対して僕みたいな情熱を持っている選手は少ないんじゃないかなと思います。だから今の選手は若くして燃え尽きちゃうんじゃないですかね。自分の歳ぐらいまでやる人は、これからは少ないと思います。若い選手と熱量の違いは感じます」

──対戦カード発表会見でも「当時のKrushの方がギラギラしていた選手が多かった」と発言していました。

「今の方が技術のレベルは高いと思います。でも当時は当時なりの、技術がない分、気持ちで補う感じがあったと思います」

――格闘技で勝つためにはそういった気持ちが必要ですか?

「必要といえば必要ですし、必要ないところはないで良いと思うし。半分半分ですね」

──今大会では里見選手と対戦することになりました。記者会見で顔を合わせて感じるものはありましたか?

「最初、歳が全然分からなかったんですけど、20歳って聞いてビックリしました…そのくらいです(笑)。色んな見方をされる試合をだとは思いますが、僕がやることは同じです。自分の悪いところを修正して、それを次の試合で出せるようにする。僕はやることをやって、応援してくれる方には変わらずに見て楽しんでもらえたらなと思います」

──ちなみに20周年大会出場も考えていますか?

「10年後は45歳ですよね…なくはないんじゃないですかね(笑)」