2018.05.18

 5月18日(金)東京・ホテルメトロポリタンエドモントにて記者会見が行われ、7月22日(日)東京・後楽園ホール「Krush.90」の大会概要が発表された。

 昨年7月の「Krush.77」ではKrushと中国の格闘技イベント「GLORY OF HEROES」による日中対抗戦が行われたが、今年は中国の老舗格闘技イベント「武林風」との日中対抗戦が決定した。対抗戦にはKrushと武林風から日中のトップファイター7選手が出場。この日は第一弾対戦カードとして5試合の対戦カードが発表された。

 会見には宮田充プロデューサー、Krushと中国の交流をサポートし、今回の対抗戦をコーディネートしたCFP(チャイニーズ・ファイティング・プロモーション)の岩熊宏幸代表、そして武林風のウー・リーシン ファウンダーが出席し、それぞれ対抗戦に向けてコメントした。

宮田充プロデューサー
「昨年7月16日に開催して大きな盛り上がりを見せました日本vs中国の全面対抗戦を、今年も7月大会に開催することが決定しました。昨年は6対6の対抗戦だったんですけれど、今年は7対7で実施することにいたしました。今回の中国チームは全選手が武林風というイベントからの推薦選手となります。Krushでは2015・16年と武林風のリングにおきましてKrush選抜選手と武林風の対抗戦を行っております。また対抗戦以外でも多くの日本人のファイターが武林風の大会に出場しており、武林風のイベント名は日本のファンの皆さん、関係者の皆さんにも多く知られているところだと思います。

 中国では武林風は長きに渡り定期的に開催され、華南テレビというテレビ局で定期的に放送されていて、非常に高い視聴率を誇っている中国のメジャーイベントです。これまでCFPの岩熊代表を通じて数多くの日本人ファイターが武林風で試合を行い、今年は朝久裕貴が見事チャンピオンに輝いています。そうした交流の中、非常にお互い切磋琢磨して強い選手を磨きあっているという状況の中で、今回は7対7の対抗戦を行います。
 
 今回出場する中国人7名は全て初来日のファイターで、若いファイターが中心となっています。武林風は月に2回から3回のハイペースで試合を行っていまして、トップ選手たちでも多い選手は月に1回のペースで試合をしてキャリアを積んでいます。そういった意味でスター性も秘めた初来日の若い選手たち、選りすぐりのダイヤの原石とも言えるファイターたちが7名出場いたします。日本チームもそれに負けないような、こちらも激しい試合を見せるファイターを選抜しました。本日は5カードを発表させていただきます。真夏の日中全面対抗戦、ぜひご期待ください」

岩熊宏幸代表
「昨年に引き続きKrushさんと中国の対抗戦をコーディネイトさせていただきました。武林風について少し紹介させていただきます。武林風という団体は既に日本のファンの皆さんはご存知だと思いますが、2004年に創始されまして中国で最も古いプロのキックボクシングの団体です。

 武林風には3つの特徴がありまして、1つは中国で一番歴史が古い、2番目に一番規模が大きい、そして3番目に最も厚い選手層を誇っている、これが武林風の特徴だと思います。武林風なくして、今の他の中国のプロモーションはなかったと言っていいぐらいだと思います。隣にいらっしゃるウーさんが全てのアイデアマンで、散打という中国の国技がありますが、散打からいち早くK-1ルールに着目して、プロの選手を育成してイベントを毎月行ってきました。
 
 多いときでは毎週土曜日にライブで武林風を開催していました。今は武林風の規模が大きくなったので、大きな会場を借りて数千人の規模でやっていますが、毎週ライブでやることで選手のレベルも上がって層が厚くなっていきました。Krushの選手は特に早くから参戦していますが、ここ2年はお互いに交流戦ということで(中国で)対抗戦をやっております。今回初めて武林風のトップファイターがこぞって来日するということで、私も期待で高まっております」

ウー・リーシン ファウンダー
「今回は宮田プロデューサーーのお招きで皆さんの前でプレスリリースを出来ることを非常に光栄に思っています。私たちと宮田プロデューサー、CFPの岩熊代表とは長年の親友関係を結んでおりまして、ここ最近の交流も頻繁に行っております。武林風ではここ数年、日本の優秀なファイターを武林風のリングに上げて沢山活躍していただいております。武林風が今回のようにトップファイターを率いて日本で試合をするのは初めてになると思います。皆さんのご期待に添えるよう強い選手を揃えておりますので、ぜひ7月22日の『Krush.90』を皆さん会場にてご覧頂きたいと思います」

 対抗戦の出場予定選手として日本からは卜部弘嵩、佐々木大蔵、左右田泰臣、レオナ・ぺタス、山本直樹とK-1、Krushで活躍するトップファイターが集結。対する中国からもシュエ・シェンジェン(三輪裕樹に勝利)、ワン・ジーウェイ(泰斗、東本央貴、中村圭佑に勝利)、メン・グォドン、ジャオ・チョンヤン(ハビエル・エルナンデスに勝利)、ワン・ジュンユーといった精鋭たちが名を連ねた。(※対戦カード詳細は https://www.k-1.co.jp/krush/schedule/16467/

 質疑応答でリーシン氏は「日本人選手はテクニックが豊富で完成度が高いが、今回我々が準備している選手は武林風の中でも非常に実力が高い選手です」と選抜メンバーに絶対の自信を窺わせ「11月に武林風で中国、日本、タイ、韓国のトップファイターを一堂に会した非常に大きな大会を計画していて、ここにKrushの選手も沢山出場してほしい」とビッグマッチの開催プランを開かすと同時に日本人選手の参戦を呼びかけた。

ウー・リーシン ファウンダー
「日本人選手に関する自分の見方は、1つめはテクニックが豊富で、2つめは完成度が高いというとこです。日本人選手を武林風のリングで何度も見てきましたが、非常に意志が強くて良いファイターが揃っているというのが私の率直な印象です。中国人選手についてですが、今回の我々が準備している選手は武林風の中でも非常に実力の高い選手ですので、一度試合になれば皆さんの目を満足させるような良いファイトをすると思います。

(今後の日本と中国の交流で考えていることは?)皆さんもご存知のようにKrushとのコラボレーションは歴史が長いですが、今回初めて武林風のトップファイター7名を日本に送り込むということでまた新たな交流が始まるのかなと思っています。もちろん今まで同様に日本のトップファイターに中国に来て武林風で試合をしてもらいたいですし、武林風の選手をこれからもどんどん日本に送り込みたいと思っています。

 また今年の11月に武林風にとって非常に大きなイベントを計画しています。今の私の構想では中国、日本、タイ、韓国のトップファイターを一堂に会して大きな大会を、トーナメントになるのかは今は計画中ですが、非常に意義のある大会を催したいと思っています。ここにKrushの選手も沢山出場していただければと思っています。これを通してまた我々の新たな関係が続いていくのかなと期待しています」

 さらに3月に武林風のトーナメントで優勝し、6月のK-1で第2代フェザー級王座決定トーナメントに出場する朝久裕貴に質問が及ぶと、リーシン氏は「皆さんが知るよりも、中国では朝久裕貴選手は凄く人気の高い有名なファイターになっています。6月17日のK-1の試合でもぜひベルトを手にしてもらって、WLF武林風とK-1、2つのベルトを持ってまた中国での試合に参戦していただきたい」とエールを送った。

 昨年の対抗戦は4勝2敗で中国勢が勝ち越しを決めた。武林風が送り込むトップファイターを相手に日本勢の捲土重来なるか!?