2018.04.30

 5月17日(木)に東京・後楽園ホールで開催される「Krush.88」の[Krushスーパー・ライト級(65kg)/3分3R・延長1R]で松下大紀と対戦する寺崎直樹のインタビューを公開!

──今大会で約2年ぶりの復帰戦が決まりました。復帰を決めたきっかけは何だったのですか?

「そもそもですけど、最初はK-1の試合(2016年3月)が終わってもういいやと思ったんですけど、自分の中で納得いってないというか不甲斐ないというか。少し怪我もあったので(現役を続けるかどうか)どうしようかなと悩んでいました。でもそこで辞める決断をして、公式に発表できなかったということは、自分の中でどこかまだ未練があったんだと思います。そういう気持ちでいる中で、チームメイトの寺戸(伸近)くんが試合したり、なべきち(渡辺武)が試合をしたり。月に一度『夢先生』(※様々なアスリートが学校を回って生徒たちに講演するプロジェクト)で必ずどこかの学校に行って講演をして…。それを繰り返していくうちに、いつの間にか、もう1回試合をやろうと思いました」

──例えば講演で生徒さんから『いつ試合をするんですか?』と聞かれることも多かったですか?

「ありましたね。それで半年前ぐらいから『春頃もう1回試合をやろうと思っている』と話をしていて、そうやって自分で発言することで『ああ…やっぱりやらなきゃな』という感じになっていました。だからそう考えるとやっぱり(きっかけは)『夢先生』なんですかね」

──練習そのもは続けていたのですか?

「自分のための練習はそんなになくて、仲間のサポートだったり、子供に教えたりしながらですね」

──今は試合をするための練習をしている最中だと思いますし、減量もあると思います。どのように調整しているのですか?

「普通通りにやっていれば(体重は)落ちると思うし、多少は年齢的なものは感じてますけど、何とかなるかなって感じですね」

――改めて今の寺崎選手はどんなことを目標にしているのですか?

「自分自身の目標としたら、やっぱりまだ(選手として)納得いかない部分があったり、まだ出来るよって部分もあったり。あとは会見でも言ったんですけど、本当に子供に背中を押されているような感じで、子供たちに自分の試合を見せなきゃなって想いですかね」

──寺崎選手は2014年にKrushのタイトルを獲っていますが、その時はもうお子さんは生まれていたんですか?

「そうですね。でも当時はまだ長男しかいなくて、年齢も2歳だったんですよ。だから家にある写真を見て僕がチャンピオンだったことは分かるんですけど、本人の記憶の中にはないんです。『お父さん試合で勝ったの?』って言うくらいなんで(笑)。そういう意味でも、今は上の子が5歳になって下の子が3歳になって、彼らの記憶に自分がプロのファイターだったことを少しは残したいという想いもありますね」

──復帰戦の相手が松下大紀選手に決まりました。記者会見では「自分も勝てない時期があったけど、それでも格闘技を続けていたらチャンピオンになれた」という言葉もあり、今連敗中と松下選手を見ていて感じるものがあるのかなと思いました。

「彼自身もデビュー当初は凄く調子が良かったと思うんですよ。最近の負けが込んでいる試合も見てたんですけど、どうしても選手にはスランプはあるもので。でもそこで諦めてしまったら終わりだと思うんですよ。僕はそこで諦めずにチャンピオンになることが出来て、彼ももし続けてそういう気があるのであれば、『続けていれば必ず良いことがある』というのを戦いながら伝えたいですね。まぁ、そんなこと言っとておきながら僕がぶっ倒されちゃうかもしれないですけど(苦笑)。僕は格闘技という戦うスポーツは野蛮に見えるかもしれないですけど、それでも子供たちや人の心には何か残るようなスポーツだと思ってるんで、それを自分で体現したいですね」

──試合である以上、松下選手はKOするつもりでくるだろうし、寺崎選手もKOするために戦うと思います。改めて寺崎選手はどんな試合にしたいですか?

「僕も試合に出るからには勝ちたいですし、その勝った姿を見せて子供たちに何かを感じて欲しいと思います。自分は2年のブランクがあるし、年齢(38歳)もあるので、正直厳しい戦いになるとは思いますが頑張りたいですね」

──それでは最後にファンにみなさんにメッセージをいただけますか?

「僕が復帰することを喜んでくれる方もいますし、僕を応援してくれる方々には、また『寺崎、良い試合したな』というようなものを見せたいです。その人たちのためにも試合当日まで、自分自身をより高めて頑張るので、ぜひ応援してもらいたいですね」

 

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