2018.03.23

 3月23日(金)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、5月17日(木)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.88」の第2弾対戦カードが発表された。

 スーパー・ライト級のワンマッチで元王者・寺崎直樹と松下大紀の試合が決まった。寺崎は2016年3月のK-1以来、実に2年2カ月となる復帰戦。松下も昨年は全敗と苦しみ、1月の「Krush.84」でも細越貴己に敗れて4連敗。長いトンネルを脱すべく、復活を期してこの一戦に臨む。

 会見冒頭では寺崎が「夢先生(※様々なアスリートが学校を回って生徒たちに講演するプロジェクト)やキックボクシングの指導をしてきた子供たちに言葉だけじゃなく背中で伝えたかった」と復帰の理由を明かし、対戦相手の松下にも「松下選手も連敗中で思うところがあると思うが、僕もチャンピオンになる前に6戦して1回も勝てない時期があった。それを乗り越えて諦めない気持ちでずっとやり続けたらチャンピオンになれた」とエールを送る。

 これを聞いた松下は「寺崎さんに『諦めるな』という言葉をもらってぐっときた。元々のスタイルでガンガン前にいって倒しにいきます」と心に響いた様子で拳での返答を約束した。

寺崎直樹
「こうして会見に出るのも2年2カ月振りぐらいなんですけど、今回復帰するにあたって色々思うところはありました。まず2年前にK-1で負けてしまって、自分の中ではやり尽くしたかなって感じがあったんです。でもその後に仕事だったり色んなことも環境が変わって…でもやっぱり大きかったのは夢先生(※様々なアスリートが学校を回って生徒たちに講演するプロジェクト)ですかね。

 試合を休んでいるときも相変わらずずっと夢先生の依頼を頂いていて、全国の小中学校、今まで合わせると1500人ぐらいの生徒に会いました。その子たちに夢を語っているんですけど、自分がこの子たちに何を見せられるか?ということを意識するようになりました。それと同時に今、自分はキックボクシングを教えるクラスをやってまして、そこでも子供たちに色んなものを教えているんですけど、先生として子供たちに言葉だけじゃなく背中で何かを伝えたいな、と。もう一度(現役を)出来る間は試合をやろうと決意して戻ることにしました。

 今、松下選手も連敗中で思うところがあると思うんですけど、僕もチャンピオンになる前に6戦して1回も勝てない時期がありました。その時期を乗り越えて、諦めない気持ちでずっとやり続けたらチャンピオンになることが出来ました。だから自分も今は連敗中ですけど、松下選手も必ず続けていれば良いことあると思うので、そういう思いでぶつかってきて欲しいですし、僕も残り少ない格闘技人生の中で何が出来るかというのを、子供たちや自分自身にも問いかけていきたいと思います。

(2年間のブランクの状況は?)自分自身の練習は全然やってなかったですけど、Booch Beatの仲間たちが試合が決まる度にスパーリングなどはずっと続けていました。試合勘という意味では離れてしまいましたが、格闘技にはずっと触れ合っていました。今回復帰するにあたって3月ぐらいに試合をやろうかなと思って、年末ぐらいから準備はしてるんで問題ないかなと思います。

(それぞれテーマのある試合だと思うが、どんな戦いを見せたい?)僕も戦い方自体が器用な方ではないので前進前進になると思うんですけど、そういう姿を夢先生で会った子供達や自分の生徒、そして息子2人に見せたいですね。(ファンへのメッセージは?)久々の試合なんで、残りの格闘技人生で何試合出来るか分からないですけど、まだ出来る体に感謝して、皆さんに何かを伝えられるように精一杯頑張ります」

松下大紀
「まず僕が連敗中なのにも関わらず寺崎選手という素晴らしい選手と組んでくれた宮田プロデューサー、関係者の皆さん、本当にありがとうございます。意気込みとしては、とにかくまず1勝を死ぬ気で取りに行きます。

(連敗の中で取り組んでいることは?)元々は前進前進で前にいくスタイルでやってて、距離を使ったり色々試合で試してるんですけど、中々上手くいかずに連敗しています。次はまた前に出る試合をしたいです。今、寺崎さんに『諦めるな』という言葉をもらってグッときました。だからこそガンガン前にいって倒しにいこうかなと思ってます。

(それぞれテーマのある試合だと思うが、どんな戦いを見せたい?)贅沢は言わずにまず勝ちを。気持ちを前に出して、気持ちの見える試合をしたいと思います。ファンのみなさんがもっと応援したいと思ってくれるような試合をしたいと思ってます。(ファンへのメッセージは?)次の試合は平日ですけど、しっかり盛り上げるんでよろしくお願いします」

 2年2カ月振りの復帰戦と4連敗からの脱出、様々な想いが入り混じる一戦を制するのは果たしてどちらか?

 

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