2019.09.19

 中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「K-1 KRUSH FIGHT.104」8.31(土)後楽園大会を総括します!

「第6試合の金子選手と林選手の試合は、金子選手が「K'FESTA」での勝利を経て怪我があっての再起戦というところで。林選手は6月のK-1両国大会のリザーブファイトでKO勝ちして今回の試合だったんですけども、本当にどちらも凄くレベルの高いところを見せた試合だったかなと思います。下馬評では金子選手の方がおそらく有利と見ていた方が多かったと思うのですが、林選手もまた前回の6月大会からさらに強くなったところを見せてくれて、良い試合だったなと改めて思いました。スーパー・バンタム級はどんどん選手も出てきてレベルも上がってきているので本当に面白い階級になってきたなと感じております。

 女子-52kg契約のヨセフィン・ノットソン選手と壽美選手の試合なんですけど、やはりこちらはヨセフィン選手が日本でもKANA選手と1勝1敗という形で結果を残してますし、本当に女子のこの階級の中でもトップ選手だなというのを感じさせる試合でした。壽美選手にとってはまだキャリアが浅い中でこういった海外のトップ選手とやるといった機会は中々なかったと思うんですけど、逆に良い経験を積めたと思うので、ここからまた浮上してきてほしいなと思っています。

 ダブルメインイベント第1試合、初代クルーザー級王座決定トーナメントの決勝戦はK-Jee選手とRUI選手の試合で、RUI選手が序盤の1Rはけっこう良いペースで攻めてたのかなと思ったのですが、やっぱりそこを上手く修正して最後はKOしたK-Jee選手の良い意味での力技というか、そこはやはりチャンピオンになるに相応しい選手だったかなと思います。クルーザー級のトーナメントは今年の1月からスタートして全7試合行ったうち、判定決着は1つでそれ以外は全てKO決着になりました。

 今までKRUSHの中でも重量級は軽量級に比べると盛り上がりがなかった階級だったかなと思うんですけど、やはりこのトーナメントをやったことで重量級のクルーザー級も盛り上がってきなと感じております。8月のK-1大阪大会でも愛鷹選手がシナ・カリミアンもKOしてますし、クルーザー級は今盛り上がってる熱い階級だなと改めて感じました。その中でK-Jee選手がチャンピオンになって、ここからどう戦っていくかというのも見ものですし、RUI選手も愛鷹選手にトーナメントではKO勝ちしてますから、ここからトップ選手達がどう絡んでいくのかというのも楽しみになりました。

 そしてダブルメインイベント第2試合、スーパー・ライト級タイトルマッチの鈴木選手と左右田選手の試合。こちらはチャンピオンの鈴木選手の防衛戦だったんですけど、トップ選手の左右田選手に挑むという図式もあった試合で、延長までもつれて一進一退の攻防が続いた試合だったと思います。

 その中でも鈴木選手がああやって左右田選手に競り勝ったというところでは、本当に鈴木選手もチャンピオンらしい風格が出てきたなというふうに感じましたし、これで鈴木選手は間違いなくスーパー・ライト級のトップ選手の仲間入りをしたと思いました」

 

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