2019.05.16

中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「K-1 KRUSH FIGHT.100」4.19(金)後楽園大会を総括します!

「第7試合のフェザー級の伊澤波人選手とTETSU選手の試合は、TETSU選手が前回の佐野天馬選手との試合に続いて、またキャリア上位の選手と戦うという試合で、逆に伊澤選手はタイトル挑戦に向けてここをきっちりクリアしたい。それぞれテーマの違う試合ではあったと思います。今回もTETSU選手が大物喰いというか、また番狂わせを起こす結果で、伊澤選手にとってはタイトル挑戦目前というところで足踏みする結果になったと思います。

 セミファイナルの牧平圭太選手と松岡力選手の試合も本当に実力者同士の試合でした。牧平選手は王座返り咲きを目指して、松岡選手の場合はK-1・KRUSH共にチャンピオンが同門なので、すぐタイトル挑戦という状況ではないと思うんですけど、本当に二人とも実力者同士と呼ぶにふさわしい試合を見せてくれたかなと思います。蹴り対決というところが注目されましたが、最終的には松岡選手のパンチの引き出しの多さが勝利につながったのかなと思います。

 そしてメインイベントのバンタム級タイトルマッチ。こちらはタイトルマッチ+K-1の出場権をかけた一戦というところで、非常に二人が熱い試合を見せてくれたと思います。晃貴選手は1月にタイトルを獲ってから3カ月での試合でしたが、3カ月でここまで強くなるのかと思うぐらい非常にレベルが上がったというか、チャンピオンらしい試合をしたと思います。

 ベルトをかけた試合を経験した選手の成長の度合いを改めて感じましたし、凄く強くなったと率直に感じました。逆に隼也選手も二度タイトルに挑戦して敗れはしたんですけど、やっぱりKRUSHでの戦い方だったりルールへの適応、またKRUSHへの想いというのを試合をする度に凄く感じているので、僕は敗れた隼也選手も凄く印象に残った、本当に良いタイトルマッチだったと思います。

 勝った晃貴選手はこれで6月30日のK-1両国国技館大会のスーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントの出場が決まりました。階級的には1階級上のトーナメントにチャレンジする形になりますが、現在のK-1スーパー・バンタム級チャンピオンの武居由樹選手も同じシチュエーションでトーナメントに出て優勝してますし、例えば軍司泰斗選手や3月の「K'FESTA.2」に出場した金子晃大選手も、みんなこのバンタム級のベルトを獲ってK-1に出て、本当に素晴らしい試合をしてきた選手達ばかりです。

 晃貴選手も同じK-1 KRUSH FIGHTのバンタム級チャンピオンとして、僕はK-1でもスーパー・バンタム級でも活躍出来るポテンシャルを持っていると思っていますので、この後のK-1での戦いについてもぜひ注目していってください」