2019.05.09

中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「K-1 KRUSH FIGHT.100」4.19(金)後楽園大会を総括します!

「第3試合のバンタム級の一戦は萩原秀斗選手と蒼士選手の試合で、萩原選手は1月に晃貴選手と王座決定戦を争っていて、蒼士選手はその晃貴選手に勝ったことがあります。そういった実力者同士の試合だったと思います。その中で勝利した蒼士選手は、また次のチャンスも出てくると思いますし、萩原選手はまだKRUSHに来て試合数も多くはないと思うので、今はどんどん試合の経験を積んでいってほしいなと思っています。

 第4試合の鷹大選手と三輪裕樹選手の試合は、前日計量で三輪選手が体重オーバーをしてグローブハンデと減点を課した上で試合を行いました。鷹大選手にとっては気持ち的にも非常に集中するのが難しい状況だったと思うのですが、結果的にはパンチで見事なKO勝利を収めて、しっかり結果を出してくれたと思います。KO勝ちではありましたが、鷹大選手としてもちょっとモヤモヤした中での試合だったと思いますし、おそらく特にダメージもないと思うので、鷹大選手の次の試合だったり新しいチャンスというのは早い段階で考えて行きたいと思っています。

 第5試合の椿原龍矢選手と龍斗選手の試合は、椿原選手がスーパー・バンタム級王座決定トーナメントで敗れてからの再起戦で、龍斗選手は本戦初登場でトップ選手とやるチャンスを掴んだという試合です。お互いに実力が拮抗したというか、中々競った試合の中で椿原選手が勝利という結果になりました。ちょっとエキサイティングな試合にはならなかった部分もありますけど、この結果を踏まえて二人も次の試合に向けてまた頑張って欲しいと思います。

 第6試合の山際和希選手と大泉翔選手の試合でした。元プロボクサーの大泉選手がKRUSH初参戦で山際選手と対戦するというのは、蹴りありでの実績・キャリアの差がある試合だったと思いますが、大泉選手は戦い方やキャラクターも含めて非常に皆さんの記憶に残る試合をしたかなと思います。

 KRUSHデビュー戦で山際選手というのは厳しい試合だったと思いますが、これからまたこのルールでの戦い方というのを覚えて行ってもらって、良い意味で今の破天荒さを忘れずに、また大泉選手には試合を続けて行って欲しいなと思います。逆に山際選手は久しぶりのKRUSHで中々の曲者が相手だったと思いますが、最終的にきっちり倒したというところでは一年振りの成長というのを見せてくれたのかなと思います」