2019.02.14

 中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「Krush.97」1.26(土)後楽園大会・一夜明け会見の総括コメントを公開します!

「そして3大タイトルマッチのトリプルメインイベント。まず最初の試合はバンタム級王座決定戦で、晃貴選手と萩原秀斗選手が対戦しました。試合そのものも延長までもつれた接戦でしたし、本当にどっちが勝ってもおかしくない展開だったと思うんですけど、やはり晃貴選手の馬力というか、持ち前のパワーが非常に目立った試合だったのかなと思います。

 萩原選手はKrush2戦目でのタイトル奪取はならなかったんですけど、逆にまだまだここからKrushで戦っていって、色んなファイターと対戦して欲しいと思いますし、またベルトを目指して欲しいと思います。バンタム級もこれでチャンピオンが決まって、晃貴選手もまだ凄く飛びぬけた存在というわけではないと思うんですけど、逆に色んな挑戦者と戦っていって、ベルトの価値だったり晃貴選手の存在感を見せていってほしいなと思います。

 トリプルメインイベントの第2試合、スーパー・ライト級王座決定戦の松下大紀選手と鈴木勇人選手の試合も、試合前に2人ともKO決着と言っていましたし、メンチ切りの場面も含めて、この2人にしかできない試合を見せてもらったんじゃないかなと思います。

 その中で鈴木選手は、格闘技歴が浅くてここまで来たというのは、中々今のK-1、Krushの中では珍しいキャリアの積み方をしている選手だと思います。でもやはり左の蹴りという、これも他の選手にはあまりない武器を持っているファイターなので、今後のチャンピオンとしての試合が楽しみです。スーパー・ライト級は比較的トップ選手の実力が安定している階級で、新しい選手が食い込んでいくのは難しい階級かなと思うんですけど、ここでタイトルを獲った鈴木選手にはこれから期待したいと思います。

 敗れた松下選手も、本当に松下選手にしかできない試合であったり雰囲気を持ってる選手だと思いますし、これまでも連敗から這い上がってきた選手だと思うので、またすぐ次の試合というのは、本人のダメージだったりもあるとは思うんですけど、ここからまた必ず強くなって戻ってきてくれると思います」

<4>に続く。