2018.08.30

 宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は特別編として佐藤嘉洋・大会実行委員長の「Krush.92」8.18(土)名古屋大会・一夜明け会見の総括コメントを公開します!

「第1試合で勝利した倉崎昌史選手は最後は熱くなった部分があったかもしれないけど、序盤はいつもよりパンチとキックを冷静に使って戦っていて成長した部分もありました。もともとどんな格上でもひるまずにガンガン行くタイプなので、冷静さを兼ね備えたらもう一段階上にいける選手になれると思います。

 第2試合は対戦相手の山脇魁斗選手もすごく良い選手で技術レベルに差はそんなになかったのですが、玖村修平選手には身体の強さや地力を感じた試合でした。少しずつ差がついて最後は明確な差がついたな、と。この技術レベルと身体の強さがあれば、一気にトップ戦線に入っていく逸材だと思いました。またうちのジムの女性会員さんもたくさん会場に来ていたのですが、一番人気は玖村選手でした。これからも女性ファンをたくさん獲得してほしいと思います(笑)。

 第3試合の川崎真一朗vs泰斗は事前に裏メインとして注目していた試合で、記者会見で2人の言葉を聞いて、リングに上がった時もリングサイドから見てましたけど、やっぱり2人の気合いの入り方が違っていました。試合単発で見たらあまり感じるものがない人もいたかもしれないですけど、諸々の記者会見を含めて見れば、僕は昨日のMVPは川崎選手にあげたいぐらいです。

 昨日の試合はJリーグで言えばJ1・J2の降格決定戦のような試合。本当に生きるか死ぬかのところで、人間同士の勝負を見せてくれたと思います。勝つか負けるか、本当に勝負の残酷さを感じた試合で、生き残ったのは川崎選手で、死んだのは泰斗選手。そういう感じでもの凄く心に響いた試合でした。

 第4試合は大岩龍矢選手が山本真弘選手をKOしました。サウスポーにはインローが有効なのですが、致命傷になることは珍しい。でも大岩選手は思い切りインローを蹴って、3発くらいで明確なダメージを与えていました。山本選手のスピードがだいぶ落ちている中でも入ってくるタイミングはよくて、大岩選手はそこにカウンターでインローを効かせていたのはさすがだなと思いました。24時間首から重い鎖をぶら下げているので、それで体幹も鍛えられているのだなと思います(笑)」

<3>に続く