2018.08.18

K-1・Krush・KHAOSで繰り広げられる激闘の数々から気になる選手をピックアップし、K-1 JAPAN GROUPサイトでしか読むことが出来ない独占インタビューを公開。今回は「Krush.91」8.5後楽園大会でKrushウェルター級王者になった木村"フィリップ"ミノルが登場!

――いざ試合が始まると塚越選手はいきなり突っ込んできましたが、あれで木村選手は勝ちを確信したそうですね。

「試合映像を見返しても分かるんですけど、塚越選手は試合のゴングが鳴る前から呼吸が荒いんですよ。で、いきなり前に出てきたから鼓動もあがったと思います。塚越選手はかなりパンチを振り回してましたけど、僕はちゃんとブロッキングできていたんで、塚越選手のパンチは見えていましたね」

――短い時間の攻防でしたが、木村選手がかなり冷静で、塚越選手が焦っていることが分かります。

「技術的なことで言うと、この時の塚越選手みたいに試合が始まったばかりのタイミングであれだけ手数を出すのはご法度なんですよ。特に効いた攻撃がないのに、あんなに攻撃を出しちゃうのは手の内を見せちゃうことになるから。僕は練習でも相手の気負いとかを感じ取るタイプで、塚越選手はそれが分かりやすかったですね」

――そして前に出てくる塚越選手に下がりながら左フックを合わせて最初のダウンを奪います。

「これは僕の得意なパターンの一つですね。で、2回目のダウンは試合前の水抜きの時に(玖村)修平と話していた左フックで、ジャブに合わせた左フックなんですけど、あれは僕の中ではベーシックなカウンターです。当たりやすいというか」

――同じ左フックでもパターンが違うものだったんですね。

「最後も形は左フックでしたけど、ああなったらしっかり当てなくてもいいんですよ。2回ダウンを取って(ダメージで)足に来ているから、相手のバランスさえ崩しちゃえば試合は終わりなんで。僕が3ノックダウンで勝つ時はそういうパターンが多くて。実は最初のダウンとか2度目のダウンとかが一番効いていると思います」

――こうしてお話を聞いていても、木村選手の完勝と言えるKO劇でしたが、試合前も後も塚越選手の強さを認めるコメントは変わらなかったですよね。

「一度、シルバーウルフに出稽古に行ったことがあって、そこで塚越選手とスパーリングしてるんですよ。実はその時は僕が塚越選手に押されちゃって…若干、苦手意識もあったんですよ。ただ14オンスのデカいグローブだったんで、スパーリングと試合は別だと思って戦いました」

――そして試合後には公約通りに“フィリップ”ポーズのまま、宮田充プロデューサーにベルトを巻かれました。

「さすがにベルトを巻かれた時は僕もうれしくなっちゃったんですけど、宮田さんから『ポーズを崩しちゃだめだよ』って言われて、なんとか感情を抑えてましたす(笑)。でもいざベルトを巻くと不思議な気持ちもあったし、ようやくベルトを巻いたという気持ちになりました。でもこれがゴールではなし、一本ベルトを巻くと、もっとベルトが欲しくなるなって。そういうところを自分も目指したいし、きっとこれからチームキングスがどんどんベルトを獲っていくと思います。期待していてください!」