2018.02.01

宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は宮田プロデューサーが「Krush.84」1.27(土)後楽園大会を振り返ります!

──今年最初のKrushはニューカマーも多い大会でしたが、大会全体を通してみてどうでしたか?

「お陰様で超満員札止めのスタートができて、内容的にもお客さんに満足してもらえる大会だったかなと思っています。まず本戦の第1試合は大川(一貴)君が復帰2戦目で、相手の玖村(将史)君は若い選手で初参戦でした。(同じジムの)松岡(力)君とはたまたま同じ日にKrushデビューだったんですけど、今大会の前半戦で存在感を出したのは玖村君と松岡君だったと思います。

 代表の久保賢司君が『K'FESTA.1』で武居(由樹)君と決まったり、久保優太君も去年の9月に(初代K-1ウェルター級王座決定トーナメントで)優勝したりと、去年からK-1ジム五反田チームキングスは凄く良い流れがありますよね。12月のK-1後楽園大会に出たRui君は負けちゃったんですけど、移籍してきた3選手がそれぞれ12月と1月にKrush・K-1に参戦して。松岡君も玖村君も二人並んで一夜明け会見をやりましたけど、階級も-67kgと-55kgで分かれていて、それぞれ独特の雰囲気を持ってますし、すぐに次の試合をしたいという要望もありました」

──奇しくも松岡選手は久保優太選手、玖村選手は賢司選手と同じ階級なんですね。

「ズバリ言って、そのとおりですね。玖村君が『目標は賢司さん』と言っていましたけど、彼は本気で打倒・久保賢司を考えていそうなキャラだし、ああいう事が言えるジムの空気感も含めて良いんじゃないかなと思います。賢司君も玖村君に対して『それでいいんじゃない?』みたいな感じでツイートしていて、やる・やらないは別として、俺のとこまで上がって来いというメッセージだと思います。試合・会見含めて良いインパクトを見せてくれましたね。

 あとは443選手が凄く良かったですね。(対戦相手の)C-ZUKA選手は今年に入って急遽のオファーを受けてもらったというのはありますけど、あの身長差にもかかわらず、それを寄せ付けない強さを443選手は見せましたよね。去年、443選手はKrush(※Krush女子-45kg王座決定トーナメントの初戦)で負けていて、今回に賭けるものがあったと思いますし、本人からもチャンピオンとやりたいという主張もありました。

 チャンピオンサイドとの調整は必要ですが、これは443選手で調整して面白いんじゃないですかね。女子-45kgの挑戦者はリストに入れている他の外国人選手なども考えていたんですけど、443選手が挑戦者になる可能性は非常に高くなったと思います」

──-65kg挑戦者決定トーナメントの出場権をかけた一戦では細越貴己選手が松下大紀選手に勝利しました。

「細越君はK-1ジムEBISUのボクシングトレーナーの通称バロさんが熱心に指導しています。ここ3試合はK-1 JAPAN GROUP以外で試合をしていたんですけど、今回は勝った方が-65kg挑戦者決定トーナメントに出られるということでチャンスに燃えていましたよね。ここから4連勝すればチャンピオンになれるというところで、頭角を現す兆しを見せたと思います。逆に松下君がどうにも……。お客さんが見ても分かる通り、デビュー当初の勢いに陰りが出てきてしまったんで。試合もファイターとして非常に残念な負けっぷりだったじゃないですか。だから自分の弱点というか短所というか、それを補わないと。下馬評では松下だろうと思われていても、ネームで勝てるほど甘くないなというのを見せつけられたと思います」

──結果はしょうがないにせよ、良くなっている兆しがないのが……ですね。

「今年の初めも黒星スタートになってどう盛り返していくか、ちょっとテーマが出来ましたね。松下君はファンも多くて、独特の雰囲気を持ってる選手なんで、タイトル戦線には絡めなくなりましたけど踏ん張りどころですね」

<2>に続く

 

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