2017.11.09

宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は宮田プロデューサーの一夜明け会見での「Krush.82」11.5(日)後楽園大会・総括を公開します!

「昨日11月5日、後楽園ホールにおいて開催しました「Krsuh.82」はたくさんのお客様にご来場いただき、1800人超満員札止めで発表させていただきました。指定席もすべて完売となりました。大会の模様はAbemaTVさん、GAORAスポーツさん、ニコニコ生放送さんで生放送していただきました。その結果、AbemaTVさんでは1年以上、大会の生放送を行っていたいただいたのですが、大会後に過去最高の数字をマークしたという報告をいただきました。試合内容も非常によかった大会で、過去最高の方にご覧いただけたのは、うれしい報告でした。

 大会はプレリミナリーファイトから激しい戦いが繰り広げられました。その中で一番インパクトがあったのは第2試合でKO勝ちした瓦田脩二くんだったと思います。プロデビューもKO勝ちを飾ったんですけど、昨日も2RKOでしっかり勝利を飾りました。-63kgは層が厚いんですけど、次の試合はおそらく来年になると思いますが、ガンガン試合を組んで鍛えていきたい選手だなと思いました。

 第1試合では杉本仁選手とOD-KEN選手のヘビー級の試合を組んだのですが、彼らはまだ90kg前後しかない選手たちです。K-1の主力選手は100kg前後が多い中で、11月のK-1のトーナメントには惜しくも入らなかったのですが、2人とも20代でキャリア積みながら身体を大きくしていくところで、これから頭角を現してくると思います。その中で杉本くんがヘビー級では珍しい至近距離からのハイキックで完全なKOを飾りました。これで9戦8勝(6KO)となり、実力は確かだなと思いました。11月のK-1がどんな結果になるにせよ、来年の杉本くんはトップ戦線に食い込んでいくだろうと思いました。

 第2試合の稲石竜弥vs石田勝希ですが、稲石くんは本当に独特な選手で、ふざけているようで隙がない。非常に相手がやりづらい試合をする選手だなと思いました。ただやっぱり期待するのはKOです。あのスタイルでKOしてのけたら、本当に彼はすごい選手だと思います。あそこまで翻弄するものがあって、その向こうに鮮やかに相手を倒すことまでやってくれたら。今回から-63kgで試合をしてもらったのですが、後半で試合をしたゴンナパー・ウィラサクレックや瑠輝也は一撃必殺の武器があります。もちろん稲石くんの個性もありますが、次があるならあの中でKOする技を磨いて出てほしいと思いました。石田くんは今回が2度目のKrush参戦で、関西の選手なので参戦機会が少ないのですが、昨日できないことが来年に持ち越しかなと思いました。いい雰囲気がある選手なので、稲石くん同様またオファーをしたい。

 第3試合・第4試合はK-1 GYMSAGAMI-ONO KRESTと朝久道場の試合となり、朝久裕貴くんと桝本翔也くんの試合は、今回が三度目の対戦となりました。過去二度敗れている裕貴くんは『三度目は負けたくない!』ということで序盤のラッシュが目立ったのですが、その中で一発を持っている桝本くんにダウンを喫して。桝本くんもあそこから倒しに行ったのですがボディが効いていて、これまで二かいとは違う試合内容だったと思います。今回は桝本くんが勝ちましたが、裕貴くんも同じ相手に3連敗したからと言って現役が終わりじゃないし、また違う魅力が出る相手と試合を組みたいと思います。

 第4試合は-60kgに階級を上げた大岩龍矢くんと朝久泰央くんの試合でした。こちらの試合は1Rに大岩くんがダメージは浅かったのですが、ダウンを喫して後半の追い上げがバタバタしてしまったな、と。名古屋大会でいいKO勝ちをして期待がかかっていましたが、今回は泰央くんが勝った試合だったな、と。泰央くんも若い選手でお兄さんと一緒に参戦して、どちらかというと先にお兄さんの方が脚光を浴びていたけど、今回の勝利はお見事だったので、泰央くんの次の試合はすぐにでも考えたいと思います」

<2>に続く