2017.08.31

 宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は特別編として「Krush.79 ~in NAGOYA~」の佐藤嘉洋・大会実行委員長による一夜明け会見での総括インタビュー<後編>をお届けします!

>>前編はこちら

「大和哲也選手は僕が引退して以降、名古屋在住のトップファイターとして名古屋の格闘技を引っ張ってもらっている選手です。対戦相手のエルソン・パトリック選手はKrush初参戦の相手でしたが、非常にスリリングな試合になりました。

 僕は大和選手がコメントで『会長からダメ出しをくらった』という話を聞いて、本当に素晴らしいと思いました。僕も現役時代は勝った時ほど会長に怒られて、調子に乗らないようにブレーキをかけっれていました。見ている側は『スリリングな試合で勝っておめでとう』と声をかけるでしょうが、そこで育ての親からダメ出し食らったのはすばらしい師弟関係だと思います。

 今後も大和選手には継続してK-1・Krushで活躍したもらいたいですし、どんな形になるかは分かりませんが、もし来年名古屋でビッグイベントが実現したら、その雄姿を見せてもらいたいです。

 そして野杁正明選手ですが、僕は野杁選手が中学生の頃から知っていて、ずっと天才だなと思って見ていました。トリプルメインイベントの第1試合でKANA選手、第2試合で大和哲也選手がものすごいKO勝ちを見せて、本当にプレッシャーがかかるところでの試合ですが、よくあんな倒し方をしたなあと思います。

 解説でもお話した通り、野杁選手は360度どこからでも相手をKOできる男だと思います。嘘偽りなく言うと、もし僕が現役だとしても、あんな倒し方はできません(苦笑)。

 また僕は対戦相手のディエゴ・フレイタスの評価も高くて、野杁相手に頭をくっつけ合う距離で攻防していたのはすごいなと思いました。初来日の外国人選手はルールを理解しておらず、頭をつけるような距離になると組みつく選手が多いですが、フレイタス選手は一度も組むことはなかったです。むしろ野杁選手相手に真っ向からひるまずに戦い続けていました。僕はあの試合を見てフレイタスは強いなぁ~と思っていていました。

 野杁選手は技のバリエーションが多いので、あれだけ劇的なKO勝利になりましたが、もし野杁選手以外が相手だったらフレイタス選手はもっといい勝負をすると思います。今回3人の外国人選手が出ましたが、僕はフレイタスの評価がすごく高く、結果は野杁選手のすごいKOでしたが、相手もよかったかなと思っています」

 

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