2016.04.21

 4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」。いよいよ3日後に迫った決戦に向けて、前田憲作K-1プロデューサーに-60kg日本代表決定トーナメントの1回戦・4試合の見どころと勝敗のポイントを語ってもらった!

■山本真弘×大雅
ファイトスタイルが似ているもの同士の試合
どちらが先手を取って試合を組み立てるか?


「今までレジェンドとして高い壁だった真弘選手と若い世代で注目されている大雅選手の試合になったと思います。

 大雅選手は-60kgに階級を上げて試合を重ねるごとに-60kgに馴染んで、調子を上げているように感じます。2月のKrush後楽園大会でも平塚大士選手をKOして、トーナメントに向けて弾みをつけていますよね。

 逆に最近の真弘選手はなかなか結果を出せていませんが、このトーナメントで復活してほしいですよね。実力・実績は十分ですし、70戦近いキャリアは他の選手にはないもので、ワンデートーナメントの経験も抱負です。もう一度、強かった頃の真弘選手を見たいというファンの方も多いと思います。

 僕は真弘選手と大雅選手、基本的にはファイトスタイルが似ているもの同士の試合だと思っています。どちらもサウスポーでテクニシャン、フットワークを使って相手を翻弄する戦い方でディフェンスもいい。まさに同じスタイルの新旧対決と言ってもいい試合ですよね。

 試合展開としてはどちらも穴がないタイプなので接戦になるでしょう。だからこそどちらが先手を取って試合を組み立てるか? そこが大きなポイントになると思います。技術に差がなくて接戦になるような試合ほど、先に攻撃を効かせてペースを掴むことが重要で。そこが勝負の分かれ目になると思います」

■レオナ・ぺタスVS闘士
出入りを使ったパンチと爆発力が武器の闘士選手か?
それとも相手の良さを消しつつ強打を当てるレオナ選手か?


「闘士選手は鋭い出入りを使ったパンチを得意にしていて、昨年一年間で飛躍的に強くなった選手です。7月のK-1では卜部弘嵩選手をあと一歩のところまで追いつめて、12月のKrushでは山本真弘選手にKO勝ちしている。トーナメントを面白くする選手の一人だと思っています。やはり爆発力があって一発で倒せる選手はトーナメントをトントントン!と勝ち上がる可能性を持っているので、闘士選手の一発が上手くハマれば面白いですよね。

 対するレオナ選手も攻撃力がある選手なのですが、その一方で非常にディフェンスがよく、対戦相手を研究して戦っている印象があります。過去の試合映像を見てもしっかりと相手と長所・短所を理解し、対策を練って戦っているな、と。相手の良さを消しつつ、強打を当てていくスタイルなので、闘士選手とは違う意味でトーナメント向きですよね。

 2人は2014年にKrushで一度対戦していて、その時はレオナ選手が闘士選手のパンチにハイキックを合わせてKO勝ちしています。レオナ選手は今回も対策を練って来るでしょうし、闘士選手は前回の対戦を踏まえて、どんな準備をしてくるのか。そこに注目したいと思います」

■島野浩太朗×明戸仁志
一発KOで終わるか? 激しく打ち合って消耗戦になるか?
この試合の勝者がトーナメントの台風の目になるかもしれない


「これは山本真弘×大雅とは違う意味でファイトスタイルが似ているもの同士の対戦ですよね。島野選手も明戸選手もガツガツ行くタイプで、一発で試合をひっくり返す武器を持っている。しかも気持ちも強くて絶対に試合を諦めないので、最後まで勝敗が分からない選手です。

 仮にどちらかが先にダウンを奪ったとしても、それで有利になるとは限らないし、完全に相手をKOするか。もしくは試合終了のゴングが鳴るまで、どう勝敗が転ぶか分からない試合になるでしょう。

 ずばりこの試合は一発KOで終わるか? それとも激しく打ち合って消耗戦になるか? そのどちらかだと思いますね。ただし今回はワンデートーナメントの1回戦なので、準決勝以降のことを考えると消耗戦ではなく、一発で相手をKOする試合で勝ち上がった方が間違いなく有利だと思います。

 また島野選手・明戸選手どちらが勝ち上がるにせよ、対戦相手からするとこういうタイプは厄介だと思います。どれだけ攻撃を効かせても、なかなか倒れないし、逆に最後の最後まで危険な一発を返してくるので。勝ち方によると思いますが、この試合の勝者がトーナメントに台風の目になるかもしれません」

■卜部功也×皇治
皇治選手はテクニックも勝負強さもある
功也選手も必死に戦わなければ足元をすくわれるでしょう


「1回戦から出し惜しみなく組んだカードで、組み合わせが決まった時から注目を集めている試合だと思います。この試合は記者会見でのお互いの雰囲気がそのままリングに出る、意地と意地のぶつかり合いになると思いますね。

 トーナメント出場選手の中で功也選手が実力・実績では頭一つ抜けていると思います。でもだからといって日本代表決定トーナメントは楽に勝てるものではない。これだけのメンバーが集まったトーナメントなので、功也選手も必死に戦わなければ、足元をすくわれてしまうでしょう。

 逆に皇治選手は失うものは何もないし、功也選手を倒すためにガンガン行くと思います。試合前の発言で注目を集めていますが、-60kgトップクラスの実力を持っている選手ですし、テクニックも勝負強さもありますからね。

 1回戦から目が離せない試合になると思いますし、お互いの技術・気持ちがぶつかり合うK-1らしい試合を期待しています」

 

選手登録