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「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜<インタビュー>神保克哉「あの転校生のことはずっとムカついていたし、周りからも『どっちが強いの?』と見られていると思う。バチバチに行って殴り倒します」

 9月11日(日)に横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」の[-75kg契約/3分3R・延長1R]で松倉信太郎と対戦する神保克哉のインタビューを公開!

──前回の試合は5月「Krush.137」での植村真弥選手との試合でしたが、振り返ってみていかがでしたか?

「普通に気持ち良くKO出来たんで、次に繋がったかなみたいな感じはありましたね」

──2020年11月のBigbangでの試合を含めると6連勝中ですが、その要因はどんなところにあると思われますか?

「75kgで俺は絶対に負けない。その想いが強いからですね」

──75kgという階級を作るために負けられないという気持ちが連勝に繋がっているということですか?

「はい。それに75kgの主役でいたいですからね。だから絶対負けられないって気持ちで戦ってきて、ずっと負けてないんで、次の試合も絶対に負けられないです」

──では、その問題の次の対戦相手の松倉信太郎選手ですけど。

「転校生、その一言っす。記者会見でも何を言いたいのか、よく分からなかったし。そもそもあんな義理も恩もない奴には負けたくないっす。K-1を離れて、他団体でベルトを獲って、またK-1に戻ってきて……みたいな。なんか俺は他の団体に恩もないのかなっていう感じがしたんすよ。で、会見で『なんでお前がK-1のことを語ってんの?』みたいに言われたけど、俺はずっとK-1で戦い続けて、負けてないわけだし、あんなことを言われる筋合いはないっすよ」

──今、お話を聞いてみると、松倉選手に対する感情は、簡単に団体を渡り歩いているところが気に入らない感じなんですかね?

「義理も恩もなくて、いろんな所でいい顔するみたな。そんな感じにしか見えないっす、俺には。逆に俺はずっと義理人情で生きてきたし、単純に言ったら浮気者みたいな感じですよね」

──なるほど。ということは、また美味しいところを狙いに来たみたいに感じてしまったということですか?

「いいタイミングで急に戻ってきたんでね。俺が『K-1に75kgを作ってほしい』って発言し続けて、それに対して『面白そうだから戻ってきた』って言うんだったら、凄く良く分かるんですよ。逆にその方がリスペクトを感じる。でもアイツはそういうこと関係なく『俺が75kgを作ります』みたいな感じで、俺の発言を『それは関係ない・どうでもいい』みたいな言い方をするじゃないですけ。俺はそれがムカつくし、そのやり方が横取りだって言ってるわけですよ」

──75kgの階級の主役は譲りたくないですか?

「俺が作る作る言ってきたわけだから、単純に横取りはされたくないっすね。俺が発言してるのは俺の責任で言ってることだし、なんでそれを横取りしょうとしているのかも分かんないし、単純にムカつきましたね」

──ということは、早い段階から松倉選手とは試合をしたかった気持ちがありましたか?

「ずっとムカついてたのもあったし、端から見たら『どっちが強いの?』って思うじゃないですか。それは俺もどっちが強いのか決めたいっていうのもあったし、向こうも他団体で75kgでは負けてないんですよね。俺もK-1で負けてないし、これは絶対に盛り上がりますよ。まあ俺のほうが強いと思うんですけど」

──松倉選手は「まだ75kgは盛り上がりに欠ける」という言い方をしていました。それに関してはいかがですか?

「これから盛り上がんだよっていう話です。なんか自分が来たから盛り上がるって勘違いしてましたよね。きれいごとばっかり並べて、本当に都合のいい奴だなっていうふうにしか思ってないです。きれいごとが多すぎますね」

──選手としてはどう見ますか?

「今まで戦ってきた中で一番骨のある奴だと思っているし、格闘技とも一番向き合っていると思うんで、選手としてはいい選手だなと思っていますよ。行動が気に入らないだけです」

──松倉選手の4月「K'FESTA.5」代々木第一体育館大会でのK-1復帰戦はかなりお膳立てされたわけじゃないですか? それをリングサイドで見ていたと思うんですけど、いかがでしたか?

「普通っすね。めちゃくちゃ強いっていうわけでもないし、めちゃくちゃ弱いっていうわけでもないし、普通っすね。言うほどでもねえし、普通でした」

──あと松倉選手は他団体で実際に75kgのベルトを作ったという実績もあります。それに関してはどう思われますか?

「何も言いようがないです。他団体でやってきたことは他団体のとだし、俺はK-1でしかやってないから」

──あくまでK-1の75kgの話だということですね。

「そうっすね。ここはK-1なんで。それだけっす」

──ちなみに今まで戦ってきた選手でここまで感情を揺さぶられた選手はいますか?

「いなかったかもしれないっすね。まだ75kgという階級が出来てないし、それを俺が作ってやるっていう気持ちの方が強いのかもしれないっすね。それがあるから余計に色々言われて感情的になったのかもしれないっす」

──ということは、今回の試合は神保選手にとってナチュラルな階級で、ナチュラルな感情で戦えるということですね。

「もう最高じゃないですか。“本物の俺”が出ますよ(笑)。あと、俺が青コーナーなのも凄え気に入らないんすけど、なんなんすかね、あれは? K-1でずっとやってきたのは俺なわけじゃないですか。向こうはK-1に来て、75kgでは1戦しかやってない。俺は5~6戦やってるのになんで俺が青コーナーなのかなって。ずっと気になってますね。中村(拓己)P、ちゃんとしろよって感じです」

──そういう意味ではK-1の運営に対して不満もあるわけですね。

「どっちにもムカついてますよね。俺が青コーナーっておかしくないですか? あいつはよそもんじゃないですか? そこも不満に思いましたね。だからなおさら感情的になったのかなって」

──この階級で、自分が引っ張っていくという意思の強そうな選手は他にいないですよね。その現状に関してはどのように思われますか?

「だから、俺が今回試合して、もっと盛り上げてやろうって思ってます。ここで1回盛り上げれば、絶対に75kgは注目されると思うんすよ。その意味でも今回の試合は凄く意味のある試合だと思ってます」

──75kgという階級を作る上で、トーナメントをやるという考え方もあったと思いますが、ここで日本人の頂上対決的な試合をする意味はあると思いますか?

「盛り上がるんだったらなんでもやりますよ。まぁ、あの転校生のことはずっとムカついてたし、早くぶっ飛ばしたかったんで、早く決まって良かったです」

──あと中村プロデューサーは会見で「新階級を作る覚悟を見せてほしい」とおっしゃっていました。その言葉はどう捉えますか?

「覚悟というか、単純に『あいつとは気合いが違うわ、ボケ!』っていう感じです」

──では、最後にどんな試合を見せいたと思っていますか?

「もうバチバチいったろうかなと思ってますね。殴り倒したいっすね。殴りたいっす。どう倒したいかっていうよりはムカついてるんで、殴りたいっす」
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