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軍司泰斗、K-1王者として世界最強決定トーナメントを制覇「これでやっと本物のK-1チャンピオンになれたと思っています」

 8月12日(金)福岡県内のホテルで、昨日開催された「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K-1フェザー級世界最強決定トーナメント~」福岡国際センター大会の一夜明け会見が行なわれた。

 軍司泰斗は現K-1フェザー級王者として、世界最強決定トーナメントに出場。1回戦のファク・スアレス戦こそ判定決着となったが、続く準決勝の玖村修平戦、決勝の斗麗戦では持ち味の連打を武器にKOで試合を終わらせ、見事に優勝を果たした。

 会見に登壇した軍司は「やっと本物のチャンピオンになることができた」と安堵の様子。斗麗との決勝戦は4月「K'FESTA.5」の再戦だったが「あの時は延長判定までいっちゃって、僕の中ではまた延長判定までいったら僕の負けだと思っていた」と、トーナメントの中でも特に“倒す”覚悟を示した一戦となった。

「世界最強を証明したい」と今後の展望を話す軍司は強豪外国人選手の招聘を希望。K-1の倒し合う競技性を体現し、将来を担う子供たちに影響を与えていきたいと語った。

軍司泰斗
「試合前からずっと1Rで3回KOで勝つって言っていて、1回戦はダメだったんですけど、準決勝、決勝とKOできてレベルの差を見せつけたかなとは思っています。全部含めてやっと本物のチャンピオンになれたと僕の中では思いました。(トーナメントを振り返っての心境)3試合は初めてでしたし、すごい痛いし疲れるし、試合の間も集中しないといけないところもあったので、きつかったですね。(1回戦のダメージは大きかった?)やる前は2Rで倒しに行こうと思ってたんですけど、始まって速攻で左フックをもらっちゃって、あれのダメージがすごいあって、そこから調子狂っちゃったっていう感じで1回戦目はダメ、倒しきれなかった部分は反省だと思います。

(ボクシングテクニックについて)ずっと言っている基礎の練習だったりボクシングトレーナーにも見てもらっていて。すごいそれで成長してるかなって昨日の試合で感じられましたね。(パンチの質も上がった?)パワーはもともとあるほうだと思ってたので、それが思い切り打つだけじゃ倒れない部分も今まであって。どんどん力を抜いて気持ちを楽にして戦えば倒せるんだなというのを昨日の試合で思いました。

(決勝戦を振り返って)決勝に上がってくるなら斗麗選手かワン・ジュングァン選手のどちらかかなとは思ってたので、その中で斗麗選手が上がってきてくれて。斗麗選手とは4月にやって、あれから4カ月ぐらいですか。この短期間で再戦するいうことで、僕にとってはいい機会だと思っていました。4月に延長判定までいっちゃって、僕の中ではまた延長判定までいったら僕の負けだと思っていました。決勝で再戦になって、そこでまた延長判定になって勝っても意味がないと思ってたので倒しに行こうかと1Rからずっと思っていて、それで倒せてよかったと思います。

(軍司選手にとってのK-1とは)K-1=KO、倒す競技だと思っていたので、そういった中で昨日の試合で体現できたというのはすごく思います。(今後について)昨日の試合、準決勝、決勝が僕らしい試合かなと。やっとその感覚を取り戻せたなと思ってるので、それを今後も続けて倒しに行こうかなと思っています。それで絶対王者っていうものを続けていって誰にも負けないで勝ち続けていきたいと思います。

(どんな選手と戦いたい?)日本人選手はほとんどやったことがあるので外国人選手、さらにK-1 JAPAN GROUPに来ていない外国人選手だったりいっぱいいると思うんですけど、その中でもすごい強い選手とやって世界最強をどんどん証明していきたいなって思いますね。

(軍司選手やK-1に憧れるような選手も出てくると思うが?)僕も小さい頃から格闘技を見ていて、プロになってやりたいと思ったのは子供の頃からだったんで。そういった影響も、僕が見てた頃は魔裟斗さんだったり、いろんな選手がいたんですけど、その中で僕もそういった試合をして子供たちに影響を与えていきたいなというのは思いますね。(ファンへメッセージ)やっと昨日のトーナメントで本物チャンピオンになれたと思ってるので、これからもこのベルトを持って更なる高みを目指していこうと思うので応援よろしくお願いします」
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