「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木<インタビュー>山田真子「同じ階級の王座決定トーナメントもあるけど、対抗戦で世界の強豪と戦うことが楽しみ。ビシッと勝って『タイトルマッチやらせろ!』って言ってやります」
──山田選手が前回試合をしたのは昨年11月の「Krush.131」です。今回、約7カ月ぶりの試合になりますが、調整や準備はいかがですか?
「まあまあ、対策をトレーナーと練りながらいい感じにやっていますね。これから試合に向けて徐々に上げていこうかなって感じです(※取材日は5月10日)」
──試合間隔の開きは問題ないですか?
「そうですね。そこにどうのこうのとか、不安とかもないです」
──今回、「日本vs世界・3対3」のメンバーに選ばれたことについてはどのようなお気持ちですか?
「凄い嬉しかったですね、単純に。そういう経験ってなかなか出来んし、やってやろうっていう感じですかね」
──結構気合いが入りました?
「めっちゃ入りました。でも『あっ、同じ大会で(初代アトム級王座決定)トーナメントもやるんだ』って(笑)」
──改めてそこはどのように考えていらっしゃるんですか?
「最初の発表の時は『オイ!』って言ったっすけど、その気持ちは全然今もありますよ。ありますけど、今、自分が見ないかんところは自分の試合なんで。今の感じで調整していけば調子もいいし、自分の思い描いたようになるならベルトに近づけるんじゃないかって思えるんですよね。それも踏まえて、今回の大会はいろいろ楽しみですね」
──トーナメントは日本人3人とタイ人1人というメンバーで行なわれますが、山田選手は世界の選手との対抗戦です。その部分で差を見せたいという意識はありますか?
「私の試合を見て、『トーナメントに入っとったら分からんかったね。次、タイトルマッチは山田やろう』って思ってもらえるような試合をします」
──では、対戦相手のマリーヌ・ビゲイ選手に関してはどのような印象をお持ちですか?
「印象はサウスポーなのと蹴りが基本的に多いかなという感じで、他はあんまり印象に残る部分はなかったですね」
──カード発表記者会見では「問題なく勝てる」とおっしゃっていましたね。
「そうですね。対策も今はバッチリ出来ているし、それをしつつ相手の動画を何回も見返しているので、いいイメージが出来ているんですね。向こうも向こうで私の試合を見て対策とかをやってくると思うんですけど、それも踏まえての練習も出来ているんで楽しみですね」
──中村プロデューサーはビゲイ選手のことを「テクニカルな選手」と紹介していましたが、山田選手が映像で見た感じではどうですか?
「中村プロデューサーの言う通りテクニカルかなと思うんですけど、パンチで負けることはまずないですね。あのパンチは当たらないと思います、自分には」
──欧米人との対戦は初めてになりますけど、これをきっかけに対世界を目指していきたいですか?
「そうですね。こういう対抗戦で世界の強豪と戦うことが楽しみやし、海外の選手とはドンドンやっていきたいですね」
──改めて女子だけの大会が開催されることについてはどのようなお気持ちですか?
「女子も盛り上がってきたと思うし、自分の階級は層が厚いんで、これで女子の大会がドンドン盛り上がっていったら選手もさらに増えるだろうし、面白いんじゃないかなって思います」
──そういう盛り上がっているK-1女子を山田選手はどうしていきたいと考えていますか?
「でも、自分はK-1の女子を引っ張っていきたいとかそういうのは全くなくて、自分の色を出しながら楽しみつつ、目標であるベルトを獲ってっていう感じですかね」
──ベルトのお話も出ましたが、今後の目標として山田選手自身が見据えているのはやはりK-1のベルトですか?
「次の試合、本当にビシッと勝って言ってやります。『タイトルマッチやらせろ!』って(笑)」