2022.03.29

 3月29日(火)都内にて、6月25日(土)国立代々木競技場第二体育館で開催されるK-1初の女子大会「K-1 WORLD GP 2022~RING OF VENUS~」の第一弾カード発表記者会見が行われた。

 この日、K-1初代女子アトム級王座決定トーナメントの開催に続いて発表されたのは、「日本vs世界・3対3」の対抗戦だ。コロナ禍に入る前は「K’FESTA」等でも開催されていたこの形式の試合だが、外国人の入国緩和を受けて、この女子大会で久々に実現することになった。

 この日本選抜に選ばれたのは、K-1女子の第一人者であるKANA、女子ミニマム級を牽引する高梨knuckle美穂、そして女子ボクシングでもチャンピオンになった実績の持ち主である山田真子の3人だ。対戦相手の世界選抜は現在選考中とのことだが、K-1女子3階級の精鋭が世界の強豪を迎え撃つ形となる。

 この3人のメンバーの中でも注目はやはり現K-1女子フライ級王者のKANA。先日の2.27K-1東京体育館大会でRANに勝利して、長期欠場からの復帰を飾ったばかりだが、K-1女子を一人で切り開いてきたアイコンとしてこの世界選抜との対抗戦に乗り出す。会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーの話によれば、当初は2.27K-1東京体育館大会で行なう予定だった壽美との女子フライ級タイトルマッチを、今大会で計画していたという。しかし、頭部の負傷で欠場した壽美のコンディションが整わずに断念。そこで対抗戦出場となった。

 KANAも「自分はリベンジをしたかったんですけど、やっぱりお互い万全じゃないと戦う意味はないと思う」と理解を示す。そして、「久しぶりに世界の選手と試合が出来るのはめちゃくちゃ楽しみで、凄え強い選手を呼んできて試合をしたいなと思っています」と気持ちを切り替えていた。また、「世界の強豪と渡り合えるのは自分しかいないので当然かなと思います」と、この世界選抜との対抗戦自体にも異存はない。

 しかし、やはりK-1の女子を引っ張ってきた人間として、メインイベントは譲れないという気持ちが強い。最近のK-1ではトーナメントの決勝がメインになるケースが多いが、そこは譲れないといったところだ。そのためKANAは会見中に中村プロデューサーに、「初の女子大会ということもあって、女子のベルトただ一つだけなんで、このベルトを懸けて防衛戦をしたいというお願いをしたいです。お願いします。タイトルマッチでメインイベントでやりたいです」と直訴したのだ。

 このKANAの突然の直訴に、最初は「今すぐ判断するのは難しいのでこれから考える」と困惑していた中村プロデューサーだったが、再度お願いをされると、「元々タイトルマッチで計画していたというのもありますし、今こういうリクエストというか、本当にKANA選手の熱意がK-1の女子を動かしてきたというのもあるので、相手を含めてというのになるんですけど……タイトルマッチやります」と、KANAの試合をタイトルマッチにすると約束した。

 この返事を聞いたKANAは、「ありがとうございます」と喜びの表情。そして、「本当に初の女子の大会でこのベルトを懸けて戦うので、いろんなプレッシャーを背負ってこの女子大会を大成功させたいと思います」と、自分の試合のみならず大会自体の成功も中村プロデューサーとファンに約束していた。

 ミニマム級を代表して出陣するのは未だプロ無敗、10戦10勝の戦績を誇る高梨。Krush女子アトム級王者時代の2019年10月「Krush.113」のメインイベントで、今回のアトム級王座決定トーナメントにも出場するパヤーフォン・アユタヤファイトジムと、Krush女子アトム級タイトルマッチを戦って以来の国際戦だ。

「今はなんか緊張とワクワクしてアドレナリンが凄い出てて、なんかよく分かんない感じです。でも、KOで倒す自信はあるので凄い楽しみです」と、大舞台での刺激的な試合に興奮を隠しきれない様子。モチベーションの高い高梨は、「さっきアトム級のトーナメントのパヤーフォン選手を見ちゃったんで、余計にアドレナリンが出ちゃってるんで、去年『K’FESTA.4』でやる予定だったタイ人とやりたいなって思います」と、昨年緊急事態宣言の発出に伴って試合が流れてしまったペッシーニン・ソー.プアントーンを相手に指名。「私は剛腕クイーンコングってところを見せたいです」と、キャッチフレーズ通りの破壊力溢れるパンチで、初のK-1女子大会でKO劇を披露することに燃えている。

 アトム級からはトーナメント出場は逃したものの、同階級の中でもトップクラスの戦績とキャリアを誇る山田が選抜された。久々に世界の強豪との試合に山田は「外国人とやれる機会ってそうないと思うんで、まあいい経験かなって思います。とりあえず絶対勝ちます」と勝利宣言。

 希望の対戦相手を聞かれると「どこの国でも一緒やけん、とりあえず強い人とやりたいです」とやる気満々。「外国人選手とは久々やけど、とりあえず一番いい試合が出来るように、素人の人が見ても白黒ハッキリ分かるような試合をします」と、誰が見ても分かりやすい、KOで終わる試合をすることを予告していた。

KANA
「まず壽美選手の件に関してはこの大会でベルトを懸けて、自分はリベンジをしたかったんですけど、やっぱりお互い万全じゃないと戦う意味はないと思うんで、それで久しぶりに世界の選手と試合が出来るのはめちゃくちゃ楽しみで、凄え強い選手を呼んできて試合をしたいなと思っています。

(日本vs世界のメンバーに選ばれた心境は?)世界の強豪と渡り合えるのは自分しかいないので当然かなと思います。(どこの国の選手とやりたい?)国にこだわりはないですけど、やっぱりKO率が高い選手とやってみたいなというのはありますね。(女子だけの大会で何を見せたい?)自分は本当にKOだけです。

(最近のK-1はトーナメントの決勝がメインになることが多いが、初の女子大会のメインは譲りたくない?)それに対してなんですけど、自分は一つ中村さんにお願いがあります。初の女子大会ということもあって、女子のベルトただ一つだけなんで、このベルトを懸けて防衛戦をしたいというお願いをしたいです。お願いします。タイトルマッチでメインイベントでやりたいです。

(中村プロデューサーが『タイトルマッチにするかどうかは今すぐ判断するのは難しいのでこれから考える』とコメントすると)ちょっとよろしくお願いします、タイトルマッチでお願いします。(中村Pが考えた末に『タイトルマッチやります』と承諾すると)ありがとうございます。本当に初の女子の大会でこのベルトを懸けて戦うので、いろんなプレッシャーを背負ってこの女子大会を大成功させたいと思います。

(順番は分からないが、おそらく決勝とタイトルマッチが並ぶと思うが、後輩の菅原に言いたいことは?)メインは自分に譲ってもらって、美優ちゃんがセミでベルトを巻いて、自分もメインでベルトを巻いて、シルバーウルフの二人でベルトを巻ければ最高かなと思います。(ファンの皆さんへのメッセージは?)いつも応援ありがとうございます。本当に女子アトム級のトーナメントも文句なしの選手で開催し、この日本vs世界も文句なしの3人だと思うんで、日本vs世界は全勝で終わらせます。初の女子大会、一人ひとり全力で戦って盛り上げていくので、必ず大成功させます。女子大会の応援をよろしくお願いします」

高梨knuckle美穂
「今はなんか緊張とワクワクしてアドレナリンが凄い出てて、なんかよく分かんない感じです(笑)。でも、KOで倒す自信はあるので凄い楽しみです。(日本vs世界のメンバーに選ばれた心境は?)強い相手とやれると思っているんで純粋に凄く楽しみですね。(どこの国の選手とやりたい?)さっきアトム級のトーナメントのパヤーフォン選手を見ちゃったんで、余計にアドレナリンが出ちゃってるんで、去年『K’FESTA.4』でやる予定だったタイ人(ペッシーニン)とやりたいなって思います。(女子だけの大会で何を見せたい?)私は剛腕クイーンコングってところを見せたいです。(ファンの皆さんへのメッセージは?)KOで必ず倒します。応援よろしくお願いします」

山田真子
「こんにちは、山田真子です。素晴らしい先輩二人とこうやって対抗戦出来るんで、とりあえず勝つのは勝ちます、(日本vs世界のメンバーに選ばれた心境は?)外国人とやれる機会ってそうないと思うんで、まあいい経験かなって思います。とりあえず絶対勝ちます。(どこの国の選手とやりたい?)どこの国でも一緒やけん、とりあえず強い人とやりたいです。(女子だけの大会で何を見せたい?)素人でも見てハッキリ分かるような試合をしたいです。(ファンの皆さんへのメッセージは?)外国人選手とは久々やけど、とりあえず一番いい試合が出来るように、素人の人が見ても白黒ハッキリ分かるような試合をします」

 

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